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March 26, 2005

あれから10年----ソフトバンクも成熟したとつくづく思う。-2

さっそく記事を引用して論じてくださったところ(「世の中不思議で面白い」さん)がありまして、直接記事内にコメントしようと思ったんですが、文字数オーバーになってしまったので、ここでご勘弁。

>うお!フジサンケイさん!放送やコンテンツは未知な領域だとい断言する運用会社にいきなり180億円預けるんですか!!
>「両社からノウハウなど経営資源を提供してもらう必要がある。資本関係を持つのは、関係を密にするための手段。ファンド設立のついでに貸し株の話が出たのではない」

私が「骨太」と表現したのは、貸し株を正当化するために並行して(これはもちろん内容はかなり怪しい)投資組合を合わせ業にすることによって、法廷闘争になった時に裁判所の目を欺くための手をちゃんと打っているということです。もちろん、実際に闘争になった時に、どう判断されるかはまた別の問題ですが、少なくとも意識はしている。

通常なら貸し株を頼まれる=引き受けるだけのフレームであってもおかしくないのです。それを「嘘で無い程度に」ソフトバンクグループの利益、孫正義の顔色への配慮、フジサンケイグループのIT事業への取り組みの姿勢の「演出」、そうしたいろんなものを合わせ業で投資ファンドの設立という形で持ってきた。その手練に対してあえて「大人の」「骨太の」とコメントしているわけです。ここは、事業の中身について精読するしてもおそらく意味はないでしょう。要は恩を売った訳です。フジサンケイに。

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あれから10年----ソフトバンクも成熟したとつくづく思う。

フジテレビの実質的な筆頭株主になって話題を集めているソフトバンクインベストメント(SBI)であるが、SBIは、ITバブル真っ盛りの折、インターネット関連では最大規模のファンドを組み、世の中を驚かせた。ソフトバンクの資産総額が10兆円といわれていた時代である。ヤフー株も一時1億円を超えていた。そのソフトバンクの投資の先頭に立っていたのが、かの北尾氏である。当時は、あの光通信の重田氏(当時ソフトバンクの取締役でもあった)と犬猿の仲であり、その延長で孫氏とも不仲がささやかれた。

ITバブルははじけ、重田氏の光通信が今では地道なファックスや事務機関連の事業者として生き延びているのは知られているとおり。光通信の投資した会社は俗に「ヒカリもの」と呼ばれ、光通信の携帯電話飛ばしが発覚すると、見る見る「ヒカリもの」は権威を失った。
堀江氏の当時「オンザエッジ」(現ライブドア)も、その頃は「ヒカリもの」だったのである。いつの間にか、破綻したライブドアを買収してその社名を冠とした。

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March 23, 2005

「空爆の日に会いましょう」-----不条理に紡ぐ空爆と夢の記録

SS-1379

アフガン空爆の日には、必ず男の家を泊まり歩く。それも、ボーイフレンドというわけでもなく、旧友とも限らず。時には友達のまた友達で、その日紹介を受けた、初対面同様の男の家もあり。しかも(なぜか)セックスはなし。することといえば、その家で見た夢を必ず記録すること。

作者・小林エリカが、9.11以後のアフガン空襲が始まった2001年に133日間にわたって行った風変わりな「反戦」プロジェクトの記録。一体、こんな行為に何の意味があるのか、真面目なのか、不真面目なのか。クエスチョンだらけで誰もが読み出すに決まっていると思うが、次第にこの不可思議な「苦行」に引き込まれていく。

会ったばかりの男のところにも「セックスはなしですよ」って言って泊まりに行っちゃうんだよ。毎日。すごいでしょ。

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March 17, 2005

ニッポン放送敗北を受けて----しっかりしろフジサンケイ

まだ新株予約権の適法性を争う高裁、最高裁の判断が残るとは言え、ことニッポン放送に関しては、議決権の半分をライブドアが取得した見込みで、ライブドア傘下に入ることが決定的になりつつある。
後は関心は、20数パーセント持っているニッポン放送のフジテレビ株の買い増しという、「本丸への攻撃」にどう対抗するかというところに関心は移ってきた。

もちろん、リーマンにとてつもない「高利の」借金をして買い進んでいる堀江氏の、企業体力を考えれば、破れかぶれとも言える攻撃に関して、どこまでライブドア側の「兵糧」が持つかはわからないが、こと「本丸の陥落」だけは見たくないので(昔フジテレビと2年も裁判で争ったこのBigBanが言っているんだぞ。しっかりしてくれ。フジサンケイ)
ちょっと一層気合を入れてやってくれよ。日枝さん。

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March 16, 2005

僕の傷の周りのこと

僕は、僕の古い傷の周りを、ちょうど庭園を見回る庭師のように
毎日何度も、何度も見回る。

そしてやはり庭師のように、傷なるものの枝ぶりや
発育状況やら、害虫やらに気を配る。

そして多少とも気分のいい日には、傷の傍らに腰を下ろし
遠く青い空を、一人で眺める。
静謐な暮らしに憧れながら。

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March 15, 2005

どのテレビ局ならライブドアにとられてもいいか(冗談)---端っこならいい

硬い話題が続いたのと、公私共に日常が苦しいので、少しおちゃらけさせて下さい。

今回のフジサンケイグループへのライブドアの「野望」に関しては、当サイトでははっきりとアンチライブドアの立場に立っているわけだけれど、じゃあ、そのターゲットとなるテレビ局が、フジテレビではなかったら?ということを考えてみました。ぱらり。(鉄拳風)

#実は昨日の夕方、あるテレビ局の系列と同じグループに属する、中堅広告代理店の友人(いまやあれで、そこのマーケの部長だってさ。僕もまともに就職しておけばよかった。)とネタとして盛り上がった話題。

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March 12, 2005

東京の地下と父のことを考えた---「地下鉄(メトロ)に乗って」

metro

浅田次郎はあまり読まない作家なのだけれど、ネットである方が紹介しておられたので興味を持ち、前から気にしていたのだ。それで図書館で借りて読んでみた。

事業に大成功し大富豪となって君臨しているが、人間として尊敬できない自分の父に反発する主人公が、東京の地下鉄空間の中で時空の狭間に落ち、時間をさかのぼって戦中~戦後をエネルギッシュに生きる若き日の父の姿に向かい合うという物語である。

SFの構成としては、稚拙な感じなのだけれど、「今は許せない」父の生きてきた軌跡に向かい合う主人公には自分を重ねて思うものがあった。

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March 11, 2005

「非人道的」とはどういうことなのか。批判の限界(4)---東京大空襲60年

kusyu
【関連記事】
「非人道的」とはどういうことなのか。批判の限界(1)
「非人道的」とはどういうことなのか。批判の限界(2)
「非人道的」とはどういうことなのか。批判の限界(3)

3月10日は東京大空襲から60年である。

小さい頃から、東京大空襲の記憶は祖母に聞いて育った。その頃、我が家は浅草にあったのであるが、祖母と幼かった父とは、祖母の郷里である三重県に疎開していて、浅草には祖父が残っていた。
寡黙にして、あまり口数の多くない祖父であったが、この空襲に浅草で遭遇した。祖母は、東京に戻り、あまりの惨状に祖父の死を確信したそうだが、奇跡的に祖父は空襲の中生き延びた。

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March 10, 2005

柔らかな言葉

夕暮れの街を、いつものように歩いていたら、柔らかな言葉が、急に恋しくなった。
というのも、おそらく、いつも硬い砂のような言葉ばかり、食べているからだろう。
こんなに柔らかな言葉が恋しくなるなんて、もしかしたら、
どこか体の奥で勇気が失われているのではないか。

そう疑って、深く、深く。

自分の心臓の鼓動に耳を澄ます。

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たった一人の一から-----受け継ぐ偉大なるブログの遺伝子

ここのところ、いろいろなことがあったせいか、時間がずいぶんと密度が高いような気がする。まあ、誰の人生でもきっとそんなに平穏無事などということはなくて、沢山のことが起きているのだろうから、特に自分だけがと思ってはいけないけれどね。そのせいか、なかなか眠れない。これはいつものことだが。

ブログでも、何でもそうだけれど、プロであれ、アマチュアであれ、言論を張るのであれば「たった一人の一」より始めたいといつも思ってきた。
人種、家族、会社、職業、学歴、派閥・・そうした属性から逃れることは、僕もあなたももちろんできないのだけれど、せめてものを申すのであれば、その属性を全部払ったところで、大仰に言うと「たった一人で宇宙に立つ」つもりで全ての束縛から自由にもの申したいと、子供の頃から思ってきたのだ。

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March 08, 2005

コメント削除の件

今朝方、つまり3月8日の早朝に書き込みのあったある方の2件のコメントを、申し訳ありませんが削除させていただきました。書き込みをされた方にはおわかりになると思います。コメントを削除するというのは、よほどのことがないとしたくありませんし、何とか残す考え方はないのか、削除するまでにしばらく考えました。コメントも何度も読み直しました。
ですが、コメントをされた記事は、極めて私の個人的な事情に関するものであること、またコメントのトーンが、先入観に基づき、結果として、私と私が大切に考えているもう1人の関係者の人格を著しく傷つける内容であると最終的に判断し、削除した次第です。

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March 06, 2005

この者メディアに石打つ前に-----「近景の批判」と「遠景の批判」

最近、僕が癖のように使う言葉がある。
それは「遠景の批判」あるいは「近景の批判」という言葉である。

おそらく僕は「遠景の批判」という言葉を、事象に対して、どこか人ごとのような、
無責任な、遠くから見て勝手なことを言っている・・・というほどの意味で用い、
「近景の批判」という言葉を、対象から逃げず、しっかりとリスクテイクして、
渦中にいる者として発言している・・・というほどの意味で用いている。
(実際に渦中にいるかどうかは問題ではない)

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March 04, 2005

堀江ライブドアへの批判は一元的ではない。-----億通りのモジュール

堀江氏に対して相当批判的なロジックを張っている私ですが、彼を糾弾する全ての者に対して共感しているわけではありません。

彼の挑戦的で攻撃的な姿勢全体に対する嫌悪感を持つ人もいる。
ファッションや風貌を因として、本気で拒絶をする人がいる。時間外取引の合法性のボーダーを疑い批判する者もいる。そしてカネカネ言えばいいというものではないというモラル(?)の観点から批判する者もいる。

FAIRNESSさんがおっしゃるように

>ライブドアの意図や手法に、ある種の嫌悪感を持つとするならば「経済至上主義」、つまり政府の経済政策に対する嫌悪感の現れでもあると言えるのだと思う。(私自身も本心では堀江社長の既存勢力にチャレンジする姿勢には共感しても、プラグマティズム的手法に対する嫌悪感が強い)

という観点から嫌悪の念を持つ方もいる。

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ロバートキャパ最期の日---運命の場所へ

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キャパ・イン・カラーを見に行ったのをきっかけに、あらためてこの写真家の一生について考えるようになった。
今日読み終わったのが「ロバートキャパ最期の日」(横木 安良夫 )。

キャパの「最期の場所」を探す写真家の旅。
残された乏しい手がかりと、コンタクトプリントを手がかりに、あくまでも、キャパの「最期の場所」にこだわり続け、探し続ける。

そのプロセスで、キャパの後半生が鮮やかによみがえってくる。

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March 03, 2005

権威と常識の顔をかぶったオトナの、底の知れない非常識の不気味2--堤義明逮捕

だいぶ前であるが、以前

「権威と常識の顔をかぶったオトナの、底の知れない非常識の不気味--堤義明と渡辺恒雄」

というエントリーをアップし、堤義明という人物の底の知れない非常識の不気味について書いた。その堤氏がとうとう本日証取法違反容疑で逮捕された。
思えば、名義記載の偽装が明らかになった時点での堤氏の記者会見ほど、不気味であったものはない。

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