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April 23, 2005

日本の戦争謝罪----歴代首相の発言

ちょっとぶんだばさんのところで、盛り上がってしまったというか話題になったので、こちらにリンクをあげておく。

日本の戦争謝罪発言一覧 (Wikipedia)

実に日本もこうしてみると、言葉を変え、表現を変え、謝りに謝っているものであると、あらためて感心するというか、ある種の感動すら覚える。
僕の意見は、いかなる圧力をかけられようと、謝罪や反省の言葉は、この歴代首相の言葉ですでに尽くされていると考えており、これらを超えた、新たな謝罪の言葉など想像もできないし、考えられないということである。

個人賠償や靖国の参拝問題は、謝罪というところとはまたちょっと違うところでの問題だと思う。

今回のバンドンでの小泉発言は、村山発言をほぼ踏襲したものであり、従来の枠を出ているものではない。忘れているかもしれないが、繰り返しておきましょうかということである。また中国や韓国に対して個別に謝罪したわけでもない。そういう意味で、そうヒートする性質のものではないと、これらの記録も見ながら考える。
言及すらすべきではなかったという意見もあるが、僕は日中首脳会談を前にしてのぎりぎりの国際社会へ向けての外交戦略として支持する。

追い込まれるべきは中国の側であるからこそだ。

この発言を見て、立場により思うところはいろいろあろうが、さし当たって中韓の人たちには、戦争への謝罪と反省がこれらの言葉によっても足りないというのであれば、どこがどのように足りないのか、具体的な指摘を求めたいと思う。(あれば、だ)
そうでないと延々と今回のようなことが繰り返されることになる。

そして、これらの歴代の首相発言(右寄りから左寄りまで様々なキャラである)そのもの、つまり謝罪発言そのものをもしも自虐的と呼ぶのであれば、これらの発言の総括と見直しをしなければならない。少なくとも、公の首相が発言した内容である。その場合には、やはりしっかりとした歴史認識が我々にも求められると思う。

【4/24加筆】
玄倉川の岸辺さんが、また見事に小泉スピーチへの、反対・賛同ブログのオピニオンを整理してくださった。そのエネルギーと冷静な知性に感謝!

参考記事
「日本の戦争謝罪2----過剰な国家意識を超えて」
「ナショナリズムも合理的かつ未来志向で願いたい。--靖国神社参拝問題に関して」

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Comments

いつも拝見しております。
首相のスピーチですが、全文が外務省のサイトに掲載されていました。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/enzetsu/17/ekoi_0422.html

全文を読む限りでは、過去の50年の日本の外交をなぞっているだけとも受け取れます。
実際、謝罪外交だったのですから間違いではないでしょう。
今回、おわびを表明したことで「中国の言い分を認めたことになる」という意見もあるようですが、今更そんな心配したって……と思います。
なぜなら、世界では南京の虐殺も慰安婦問題も既に「事実」として認識されています。海外メディア(英と米しか見ていませんが)では「事実」として報道していました。
海外の論調は「中国が他国のことを言える立場ではないが、日本も過去の戦争犯罪を否定するべきではない」というものが多数を占めていましたから。
これをくつがえすのは一朝一夕では無理でしょう。
幕末のころに結んだ不平等条約をその後明治政府が撤廃したときのように、粘り強く時間をかけて解決していくしかないと思います。
「神社に祀る」という日本独自の風習にしても、きちんと説明する必要があります。
日本では菅原道真を祀った藤原氏のように、追い落とした政敵の祟りを恐れ、それを鎮めるために天満宮を建立した例もあります。讃えるためだけの場ではないということを、広く知ってもらうことが大切だと思います。
知ってもらおうと思ってBBCのサイトの投稿フォームから送信してみたら、さくっと無視されましたが……。
50年後も100年後も、何も知らないわたしたちの子孫が「日本人」という理由だけで「謝罪しろ」と言われないためにも、歪曲して伝わったことは正していく必要がある──今回のことでそう感じました。

こんばんは。
正確な発言へのリンクありがとうございました。
全体的に、コメントに同感です。

>なぜなら、世界では南京の虐殺も慰安婦問題も既に「事実」として認識されています。海外メディア(英と米しか見ていませんが)では「事実」として報道していました。
>海外の論調は「中国が他国のことを言える立場ではないが、日本も過去の戦争犯罪を否定するべきではない」というものが多数を占めていましたから。
これをくつがえすのは一朝一夕では無理でしょう。

今回の反日デモ等にあって、海外の論調が気になりましたが、やはりおっしゃるようにこれらをめぐる国内の最近の動向と無関係に歴史的な事実として認識されていると思われる報道が目立ちました。おっしゃるとおりだと思います。
その是非はともかく、私達のとっている立ち位置は、ayuriさんの言われるとおりの場所であり、私達はそれをくつがえすにしても、認めるにしても、そこから出発しなければどうしようもありません。

小泉氏については全く支持していませんが、今回の発言をとって、また弱腰外交だとか、また謝罪を重ねたとか、騒ぐのはちょっと樹を見て森を見ぬことになるのではないかと思います。そこの部分に注目すればするほど、逆にこの話題=謝罪の問題が蒸し返される結果にもなるのではないかと思うのです。

誤解を恐れずに言うなら、戦争謝罪の問題は、どういう意味でも日本としては「終わった問題」です。その姿勢を貫いたほうが私は良いと思います。ですから、過去に行った謝罪の一端を忘れた(笑)困った国があるのであれば、こうだったでしょ?っと。リマインダーですね。
それはしてもいい。

ただ、必ず相手の譲歩なり理解なりを引き出す必要のある方向での活用に限られますね。そうしないと、何だか知らないがいつも謝っている「不可思議な」国となる。

そうしたアプリケーションの意味でも今回は不適切な発言とはいえないと思いますが、それにしても今報道されているところを見る限り、日中首脳会談の明確な成果が良く見えませんね・・これについてはちょっと落胆しています。

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