SNS

My Photo

BooksBooks

無料ブログはココログ

« 終わらせるというよりも、もう終わっているのでしょう。 | Main | 今とは違うどこか別の世界の空----ベネット彗星のことなど。 »

June 21, 2005

エノラ・ゲイ参拝問題-------靖国と原爆投下を結ぶそれほど細くもない線

enola

米国大統領が、太平洋戦争終結の日に、エノラ・ゲイを展示した資料館に詣でることを始めたとしてもおかしくはない。なにしろブッシュのことである。小泉首相と同程度に彼には何でも起こりうる。

そうした場合、私達は米国大統領の、このような言葉を信じられるだろうか。あるいは許せるのだろうか。

エノラ・ゲイは平和の象徴だ。だからエノラ・ゲイに頭を垂れるとき、私はいつも世界の平和を祈念している。」

「米国の大多数の市民はエノラ・ゲイに尊敬の念を抱いている。なぜならこれがあの忌まわしい戦争を終わらせ、多くの米国の将兵の命を救ったからだ。」

「日本国民の命?たぶん救ったはずだ。死者はたったの13万人(ヒロシマ)ですんだのだから。エノラ・ゲイのおかげで。なぜって、今でも日本国民は生存しているではないか。」

「大事なのは過去ではない。未来なのだ。歴史に学ぶのはいいが、それに拘泥すべきではない。・・・・私?もちろん来年の今日も、ここでエノラ・ゲイに頭を垂れることだろう。」

「これは日本国民の心情をいささかも踏みにじるものではない。私はそれを確信している。なぜならば、私がそれを確信しているからだ

「エノラ・ゲイを他へ移せ?何のために?エノラ・ゲイはまさにここにあってこそのエノラ・ゲイなのだ。だめだったらだめだ!

日本国民は内政干渉をやめよ!私はこれからも適切に判断した末に、結局エノラ・ゲイに祈念するであろう。

「何を?もちろん世界平和をだ。二度とこのエノラ・ゲイが飛び立つような野蛮な国家をこの世に作り出さないために、だ。」

罪を憎んで、武器を憎まず。孔子も言っているだろう。(小声で秘書に)孔子は日本人だろ?


『参考記事』
ナショナリズムも合理的かつ未来志向で願いたい。--靖国神社参拝問題に関して
「非人道的」とはどういうことなのか

« 終わらせるというよりも、もう終わっているのでしょう。 | Main | 今とは違うどこか別の世界の空----ベネット彗星のことなど。 »

Comments

こんにちは。

なるほど。
おもしろいです。

中韓がどういう感覚でいるかというのが、もしかしたら少しわかったかもしれません。言ってみれば、靖国を我々にとってのエノラ・ゲイのように思っているということなんでしょう。その辺が日本国民と少し認識が違うのかもしれません。例えばA級戦犯を含めなければ、エノラ・ゲイ度が下がるのか変わらないのかというのもありますね。

ところで、アメリカ国民からすれば、エノラ・ゲイには多分何の恨みもないでしょうが、日本国民にとっての靖国は必ずしもそうではないというのが微妙なところではあります。「内政干渉」という言葉の半分は、自分たちの中で態度を決め切れないことへの苛立ちの意味もありそうですから。

とりあえず、アメリカ大統領が、たとえ口先だけでも「エノラ・ゲイが飛び立つような野蛮な国家」と反省するかの言葉を言ったらすごいですね(笑)

いつもROMしていましたTakeといいます。

ブッシュがそういう行動を起こした時に果たして日本政府はどういう反応を示すでしょうか?
なにしろ1964年12月4日にエノラ・ゲイのパイロットであるカーチス.E.ルメー氏に勲一等旭日大綬章を贈った国ですからね。
しかも、年2回の授与式に来日させたのではなく、氏が基地に来た日にわざわざ授与したのだから・・・。

今晩は。

>日本国民にとっての靖国は必ずしもそうではないというのが微妙なところではあります。「内政干渉」という言葉の半分は、自分たちの中で態度を決め切れないことへの苛立ちの意味もありそうですから。

戦後の総括ができていないんですね。肝心の私達の間で。といってもはっきりいって、何で私達の世代が戦後の総括なんぞというもので悩まなければならないのかと思いますが、できていないものはできていない。

だから、みんなそれぞれに勝手なことを言っているわけですね。(僕も含め)

この記事は、電波ぎりぎりだけれど(笑)読んでいただいてよかった。

始めまして。

>なにしろ1964年12月4日にエノラ・ゲイのパイロットであるカーチス.E.ルメー氏に勲一等旭日大綬章を贈った国ですからね。

カーチス.E.ルメーのことは、ここでは「非人道的とはどういうことなのか」で東京大空襲の項で触れたことがありました。実はこの記事は最初、エノラ・ゲイではなく、ルメイで書き始めたんですよ。

ですが、個人を対象にすることには違和感があってやめました。そういう経緯があります。

エノラ・ゲイに乗ってたのはポール・ティベッツじゃかったけか。
あと、別にアメリカの大統領が8月6日にエノラ・ゲイ参拝してもいいんじゃね。
戦争に関する思いは各国で違うんだから。
中国だっていたるところに抗日なんたら記念館作って反日教育してるけど日本人は何もいわないでしょ。
なら日本の首相が靖国参拝しても言うべきじゃないよね。

はじめまして。

ルメイは東京大空襲の時の総司令官。
エノラゲイのパイロットは、おっしゃるとおりポール・ティベッツ。そもそも「エノラ・ゲイ」は彼の母親の名前でしたね。

>別にアメリカの大統領が8月6日にエノラ・ゲイ参拝してもいいんじゃね。

「別にいいじゃん」さんにとっては、文字通り「別にいい」んでしょうけれども、被爆者にとっては、身を切られるようなことになると思います。要は、世界の出来事はすべて「別にいい」と思う人と、思わない人とで成り立っているわけです。

政治はそのバランスの判断をするのが最低限のミッション。

政治を行う側が「別にいいじゃん」と言い出したら、それはあなたの「別にいいじゃん」とは意味が違います。それはもうはや政治ですらないと思います。

日本も抗日記念館にはどんどんモノを申したほうがいいと思いますよ。

『靖国神社参拝を支持する人の三つの立場』

①靖国は平和の象徴であり、過去を反省し恒久平和を祈念する目的で参拝する。
→小泉首相をはじめとするひとたち

②そもそもA級戦犯は存在しない。靖国に参拝するのは過去を反省するためでも反戦のためでもない。再び祖国が国難に直面したとき、我々が祖国を守るという決意を宣言するためだ。そしてその時は今だ!
→西村眞悟議員をはじめとする国粋派諸君

③もし首相が8月15日に参拝したのならば、中国では過激な反日運動が巻き起こり、それが反政府運動に繋がり、遂には中共政府は崩壊するだろう。逆に靖国参拝を取りやめたのならば、中共政府は日本を叩く材料を新たに探さなくてはならず、手っ取り早いところで、尖閣諸島奪還をより強硬に主張するだろう。また中国に屈するかたちで参拝を取りやめるのは国益を損ねる。したがって靖国参拝中止は首相交代まで控えるのが望ましい。で、あるから戦略的見地でもって靖国参拝は続けるべきだ。
→ニイタカヤマノボレ!

Post a comment

(Not displayed with comment.)

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/28156/4643688

Listed below are links to weblogs that reference エノラ・ゲイ参拝問題-------靖国と原爆投下を結ぶそれほど細くもない線:

» 靖国神社参拝が必要な歴史的理由 [綿柿]
日本の政治家が靖国神社に参拝したがるわけがわからない。遺族感情がどうのと言っても [Read More]

» 朝日の世論調査? [依存症の独り言]
少し古い記事になるが、朝日新聞が5月28、29の両日実施した全国世論調査(電話)について論評してみたい。 小泉首相の中国に対する姿勢を 「評価しない」人が48% 「評価する」人は35% 首相の靖国神社参拝を 「やめた方がよい」は49% 「続けた方がよい」は39% 靖国参拝を問題視する中国の姿勢については 「理解できない」は51% 「理解できる」は37%。 朝日新聞は、以上の結果から「日中関係について首相、中国双方に厳しい見方が示された」「首相の靖国神社参拝については、慎重な対応を求める意見が定着... [Read More]

» 靖国神社には外国人は来ないのか? [電波Blog (ぷらす)]
新たな国立追悼施設建設の検討、武部幹事長が表明(YOMIURI ONLINE) 自民党の武部幹事長は19日のテレビ朝日の報道番組で、小泉首相の靖国神社参拝問題に関連し、「天皇陛下もお参りし、外国の元首... [Read More]

» ストレス溜まってますね [鍛え足りなきゃ、鍛えるだけだ]
韓日首脳会談 教科書研究委員会新設で合意 盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領と日本の小 [Read More]

» 『歴史認識と靖国神社参拝』への補足 [ちょこっとメモ日記]
昨日このブログに『歴史認識と靖国神社参拝』という題で記事を書きました。 これにつ [Read More]

« 終わらせるというよりも、もう終わっているのでしょう。 | Main | 今とは違うどこか別の世界の空----ベネット彗星のことなど。 »