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August 06, 2005

1945年8月6日8時15分-----問うことを放棄することだけが唯一の敗北である。

意識して起きたわけではないが、間に合った。

60年という時間の流れを経て、その時空の壁が静かに開く。


1945年8月6日8時15分


「あやまちは繰り返しませんから」

今年も、その言葉は繰り返される。

平和への思いを誓う子供たちの宣言
そして現実世界の汚泥に苦しむ広島市長の言葉
これ以上の事務的言葉があろうかと思われるコイズミの言葉

全てが、ヒロシマに開いた「時空の壁」に吸い込まれていく。

平和という言葉の意味。
戦争という言葉の意味。
非道という言葉の意味。

全てが。

誰のどの行為がどの時点から過ちであったのかと
問い続ける我の思考の意味。

全てが。

あの日のヒロシマには、確かにあなたが言われたとおり、色があったはずである。
あの日のヒロシマに飛来した者たちには、あなたが言われたとおり、確かに密かに罪の意識があったはずである。


それらはどこへ溶けていったのか。
それらはどこへ、散っていったのか。



問い続けて答が出ないからといって、問うこと自体を放棄してはならない。
口に出すことが甘美だからといって、覚悟無き平和を唱えてはならない。
おそらく、問うこと自体を放棄することだけが、唯一の敗北である。
おそらく、悲壮を覚悟しないところに、我らの言う平和は永遠に来ない。

1945年8月6日8時15分。

刻め。この時を。永遠に。



黙祷。


【参考リンク】
「モノクロとカラーと青空」(FAIRNESS)
「原爆を落とす側の論理」(深夜のNews)

【関連記事】
●卑小な我ではあるが------スティーブン・オカザキ監督を支持する
●「非人道的」とはどういうことなのか

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Comments

 

同じく、黙祷

今日のところはそれだけで

TBありがとうございます。
以前もロバート・キャパの記事でTBいただきました、しづくです。

>おそらく、問うこと自体を放棄することだけが、唯一の敗北である。

BigBangさんのメッセージも読ませていただきました。
問い続けるのは苦しいけど、やっぱり放棄はしたくないと思いました。
合掌。


今晩は。お久しぶりです。
起きたことも十分苦しいけれど、それを「詫びない」心の在り方、「詫びさせない」心のあり方に、より深い悲壮が隠されている様に思います。
しかしそれにしても。

I don't apologize.

はまだわかる。

Remember The Pearl Harbor.

よりも。

 

    黙祷。

 

○検索していて、発見しました。
 今後ともよろしく。

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