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December 19, 2005

イーホームズが「きっこの日記」に接触---やはり無視できないサイトなのか

安曇信太郎の「イヤならやめろ!」経由で知ったのだけれど、12月18日に、イーホームズのトップに掲載されたトピックと、関連した「きっこの日記」の内容には一連のマンション偽装事件に関わる、驚くべき内容が記載されている。あのイーホームズの藤田社長が、「きっこの日記」に「弊社が関知しない重要情報が存在」することを認め、敢えて「きっこの日記」宛にメールを出してきたというのである。藤田社長はこれを自ら、自社のホームページのトピックにも掲載している。

【参照リンク】

●今般の偽装事件の背景について重要な情報提供:「きっこ」  (イーホームズ・トピックス)
●「きっこの日記」
●「きっこのブログ」

既にネット界ではこの「きっこの日記」に掲載される裏情報が、著しくリアルで信憑性が高く、それが総研の内河氏を国会喚問にまで呼び出した契機にも繋がったという評価が専らであり、安曇氏も「新たな形のネットジャーナリズムというのは、案外こんなものかもしれない。」という記事で、ここに新しいネットジャーナリズムの萌芽があるのではないかと評されている。

その見方に異議を唱えるものではないが、ちょっと別の視点から。

従来であればこの種の情報は、「情報紙」と呼ばれる、ある種の特殊な「業界紙」に掲載される種類のものである。それらは虚偽入り乱れて質もまちまちだけれど、中にはメジャーなメディアをも動かさざるを得ないような、重要な情報が含まれていることがあった。ちょっと仔細があって、この種の「情報紙」のある主宰者と親しかった時期があるので、このあたりの経済構造はよく知っているのだけれど、情報紙の主宰者の経済構造は、「情報を提供しようとする者」と「情報を流布されては困る者」との間の「経済関係」で構成されている。つまり、この両者の間に入って、「情報紙」をいずれかに「買占め」させるわけである。

「情報を提供しようとする者」が買い占めた場合、その情報は数百万部もの「実弾」になって、対象者の周辺にばら撒かれることになる。

「情報を流布されては困る者」が買い占めた場合、その情報はひっそりと葬られ、誰の目にも触れないことになる。

主宰者は、単純に言えばこの両者の間で都合よく利ざやをとる。僕の知っている例では、通常1部200円程度のその情報紙は、時として1部2000円になることもあるし、20,000円(!)で流通されることもある。変幻自在。自由闊達である。
本人は「正義の士」を自認していたし、実際個人的には非常に魅力のある人物だったが、当然ながらこの種の事業には法律のボーダーを渡り歩くところがあるのであり、多くの場合恐喝罪で挙げられることが多い。
「XXXさんは?」
「ああ、今恐喝で入っているよ」
「!!」
なーんて会話はフツーだった。

それなのに、というかそれだからこそと言うべきか。彼に依頼してきていた人物や定期読者には驚くほどの大物の政治家が多く、ちょっとここでは書けないが、名前を聞くと驚くような与党の大物政治家ですら、彼をうまくつかって情報を流したり引っ込めたりしていた。そこの読者名簿を見て僕は世界観が変ったほどである。

ちょっと例にあげた引用が的確かどうかわからないし、「きっこの日記」に対しての、何らかの意図が僕にあるわけでもない。最近読み始めたばかりだし。
しかしここで、要するに何が言いたいかというと、「闇を暴く」ネットジャーナリズムもこの種の「旧来の闇」から自由であるとは、単純には信じがたいということだ。どういう意図でこれほどの情報が流されているのかやはり気になる。

偏見はない。ないが、どう見ても関係者周辺からと思われるような、信じられないような「内部情報」が、ヘアメイクの「情報通の女性」から次々と暴かれているという事態が、暗い過去の例を知っている身には、自然発生的になされたネットの「放電現象」と信じるには、そしてネットジャーナリズムの俄かに明るい未来を予感させるものとしてのみとは、一律に評価はできない。

だが、この件、確かに情報のインパクトはある。総研に加えて、日本ERIの周辺など、明日以降の動きに注目だろう。

僕の見方が「下種のなんとか」で、もしも外観通りの展開なのであれば、その姿勢を支持したい。

イーホームズが「きっこの日記」に接触(2)---吹き上がる馬淵議員とかプログラムのハックとかに続く

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Comments

私も「きっこの日記」はかなり昔から読んでいます。2000年に始まり2003年1月で一旦終わり、引っ越して2003年7月から再開されています。2000年の最初から読み返してみると再開後からかなり、今の内容に近づいてきているようです。文体、内容が進化してきているようです。きっこさん本人が2004年11月24日の日記で協力者がたくさんいて、現在も増加していると、はっきり書いています。

私は、「ヘアメイクの『情報通の女性』」という「チーム」なのではないかと思っているのですが、全く根拠はありません。
むしろBigBangさんが書かれたように「どういう意図でこれほどの情報が流されているのか」が非常に気になります。
R30氏が書かれたような盗作疑惑とか、共産党説とかいろいろあるようですが、毎日あの量をあの濃さで書くということ自体がすでに常人の域を脱しているわけで、何らかの目的があると考えるのはむしろ自然だと思います。
もっと興味あるのは、はたして紙メディアがこれを取り上げるかどうかですね。

 政治部の派閥番記者も、政治家から情報を取ろうと、よその情報を流したり、スピーカーとして利用されたり、虚虚実実のものがあるといいますね。そのまま政界入りしたり。
 ネタ元も思惑、発表者の狙い、どちらも「陰謀」かどうかはともかく、一筋縄ではいかないことはたしかで、今回の「耐震強度偽装」もそうなんでしょう。
 ネットだから清く明るいことはないと思うけど、ネットは課金が難しいから、情報商売も難しそう。
 うーむ。

まとめてのコメントで失礼。

>つらつらさん

5年も前から続いているのですか。それは知りませんでした。「協力者」によるチームワークであると。なるほど。チームワークでなければこれだけの記事の維持は不可能ですね。

>安曇信太郎さん

>>紙メディアが取り上げるかどうか

どうでしょうね。一般紙では、ありえないでしょうね。あとは週刊誌や月刊誌が取り上げるかどうか。こうなると「噂の真相」が今あってくれれば・・とさえ思いますが。経過を見ていきたいと思います。

>kuronekoさん

いつもどうも。

>>ネットは課金が難しいから、情報商売も難しそう。

ですが、まあ何なら記事を引っ込めますよと交渉する手があるんですが、果たしてこの時勢、ブログがそこまでいっているかどうか。諸説考慮しても非常に面白い状態になっていることは確かだと思います。きっこ周辺が。

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