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January 28, 2006

凡庸なる者たちへ-----ライブドアニュースの報道など

畢竟、堀江に裏切られたと嘆く者は自らの凡庸さに裏切られたのである。

僕を含めて多くの人の人生は、凡庸だ。そうした意味では、僕に感傷があるとすればそれも僕の凡庸さの一形態として見るべきだろう。

あなたの人生にしても、日々は河のようにとうとうと流れていくが、予定調和を大きくはみ出す流れはめったに起こらない。もちろん凡庸の中にも無数の区分があり、互いの人生に見込み違い「のようなもの」やドラマ「のようなもの」が訪れることはある。あるが、それすらも予想された凡庸さの一断面と見るべきだろう。多くの人々は稼ぐことから解放されることもなく、「良い会社」に就職していい給料をもらいたいという卑俗な欲望から解放されることもなく、手がけているささやかな仕事における賞賛の夢から解放されることもなく、可愛く優しい恋人が欲しいという切実な願いから解放されることもなく、生き、眠り、食べ、生殖を行い死んでいく。凡庸さの奥深さとは、夜の帳のように深く、深く、抱かれたその場所から逃れることは容易ではない。

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January 26, 2006

ネットと放送の融合が----想定外のかたちで成立か

得てして世の中こんな風に動いていくのか。

「支援も選択肢のひとつ」 ライブドアでフジ会長 共同通信 - 1月26日)

嗚呼、諸行無常。合掌。

心の中のライブドアショック----私たちは暴力装置の中で生きている

ライブドア事件が発生して以来、何だか仕事が手につかない。ついニュースサイトを追ってしまったり、株など持ってもいないのにライブドアグループの株価をチェックしてしまったりする。「ありし日の」得意のホリエモン(今このサイトでは初めてこう表記する)を思い、今の落日を思い、世界に満ちている彼への悪意を思い、無意味に気持ちが沈む。

一貫して僕は彼を批判してきたが、彼をこの世から抹殺したいとか、引きずり落としてやろうとか思ったことは一度もなかった。どこかでやはりこの稀代の「大風呂敷男」に注目し、どこかは評価してきたのだろう。だからこそしつこく、その危うさにこだわり続けた。

それが、昨日まで彼をもてはやしていた世間が、くるりと手のひらを返す様子を見ると、やはり心が暗くなるし、もしも自分がそういう立場になったら(いやあれほどの大転落はしたくてもできんけどさ)きっとそうした冷たい世間の悪意に晒されるのかと思い、彼の落胆いかばかりかと思い、やはりここは心のOSを根本から組み替えて再起してもらいたいと思う。いつもの悪い癖で彼の何かが自分に憑依してしまっているのかもしれない。僕にはそういうところがあるのだ。

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January 25, 2006

DisneyがPixarを買収----白雪姫が心配(まだ言ってる)

Disney、Pixarを74億ドルで買収(R30)」経由で知ったが本日74億ドルでDisneyがPixarを買収したとのこと。JobsはDisneyの筆頭株主になり、10%弱の株を手に入れたとか。しかし、ピクサーの評価額が74億ドルということを聞くにつけ、先日までのライブドアの1兆円近い評価額が如何に異常なものだったかがわかるというものではないか。1株100円になったって、まだ10億株もの発行株数がある。1000億円もの評価があるのだ。確かに現金がある(はず)のだが。

ちなみにUSA TODAYには白雪姫の運命については何も触れられていない。(爆)

【参考リンク】
映画プロデュース会社:取締役の妄想日記

January 24, 2006

堀江氏逮捕---今再び「堀江貴文の病理」について

既に逮捕は秒読みに入っていたが、それでも早くて今週中かと思っていた。それが今日の午後、事情聴取から逮捕へと一気に進んだ情勢に驚いている。敏速に事件を一定の段階へと収拾することで市場を早く平静な状態に戻そうという思惑が、捜査当局筋にもあるのだろうか。

本人や宮内取締役が今回の事態を予想できていたとは思えないが、ネットではだいぶ前からライブドアに対する立ち入り捜査が始まるのではないかという噂はあった。特に耐震偽装事件の前後からは、不動産関連の関連会社とからめて、古くからある、この企業と暴力団との関係に言及したエントリーが急速に目立つようになっていた。予想できた事態とまでは言う気はないが、「何ともいえないおかしなムード」が感じられていたとは思う。もっともこの結果から逆にそう思えるだけかもしれないが。ライブドア側では何の動きも察知していなかったのであろうか。

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January 23, 2006

ジョブスがディズニーのCEOに?----白雪姫の危機(毒)

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米紙ウォールストリート・ジャーナルは19日、米メディア・娯楽大手、ウォルト・ディズニーが、人気アニメ映画で有名なピクサー・アニメーション・スタジオの買収交渉を行い、大詰めの段階に入っていると伝えた。
ピクサーの代表は、アップルコンピュータのスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)が務めており、買収が実現すれば、同氏がディズニーの筆頭株主になる可能性も出てきた。
ディズニーがピクサーの買収交渉、大詰めの段階と米紙/CNN.co.jp 1月20日)

筆頭株主という地位から考えて、ジョブスがディズニーのCEOとなるのではないかという噂も流れており、日本国内がライブドア問題と耐震偽装マンション問題で揺れている間に、大変なことになってきている。

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January 20, 2006

「ホテル・ルワンダ」---守ったのは職業倫理ではないだろう。

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ルワンダでなぜあのようなことが起き、そしてなぜ世界や自分が沈黙していたか、あるいは沈黙していて何がいけなかったのか、国連はなぜルワンダを「助けなければ」いけなかったのか、助ける「必要がなかったのか」という、こういう一つ一つを大事に、大事に考えていかないと、人権という名の(それもひどく浅薄な)ヒステリーになる。あるいは平和主義というヒステリーになる。
起きたことの構造や背景を知ることは日本でもある程度はできる。情報も入る。

だが、その対極に「現場感覚」というものがある。リアリティだ。生だ。
窓が、扉が夜中に叩かれる。兵士が踏み込んでくる。
銃声が轟く、横で愛するものが殺されようとしている。恐ろしくて子供ががたがた震えている。火薬の匂いがする。怒声が響く。隣人がなたで頭を割られて殺される。

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January 19, 2006

死んではいけない

死んではだめだ。
死んではだめだ。

January 18, 2006

ライブドア強制捜査に思う---投資事業組合とか「ごめんね」とか

hills

報道番組はいい加減に、こういうとき、何にも考えてなさそうなディレクターがやっつけに、何にも考えてなさそうな通行人とか、新聞読んでないようなギャルとか、證券会社前で1日掲示板にしがみついている、なぜかハットかぶったじーさん達とか、つかまえて「街の声」とかやるのやめてくれないだろうか。そしてもっとやめて欲しいのは、自分がマネーゲームやってるくせに「マネーゲームが行きすぎだよ」とか「カネカネいい過ぎたんだよ」とか、株価暴落の腹いせに兜町でコメントしている路上のあんた!そこのあんただ!(失礼しました。)

それにしても、東京地検特捜部の向かう先にある六本木ヒルズは、天に高くそびえていてその向こうに青空が広がり・・じゃなかった夕暮の空が広がり、何か夢かドラマか、映画のワンシーンのようだった。貧困から身を起こした主人公がいつかIT企業のトップに座るが、幼い頃の純真さをなくしていつしか冷酷になっていく・・その頂点で東京地検の特捜部が動き、彼の本社が囲まれる・・って、草薙君のドラマか。これは。そういえばあれはフジテレビのドラマで、確かモデルは堀江その人。舞台も確か六本木ヒルズじゃなかったかな。違ったかな。東京地検は出てこなかった?ま、いいや。

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January 17, 2006

「きっこの日記」面目躍如-----全国紙は冷めたおでんになってしまうぞ。

「きっこの日記」では既に15日(日)の日記「疲れがMAX‥‥ 」で、こんなことを書いていて、ヒューザー証人喚問前日の16日(月)のネタ仕掛けを明らかに予言していたが、果たして16日の記事では「とっとこハムスケ絶体絶命! 」などと題して伊藤公介議員をめぐる疑惑の周辺構図を6本の記事で書き抜いている。基本的論点は

●伊藤公介議員が銀座の同じ住所に2つの会社、「株式会社フューチャービジネスネットワーク」と「株式会社融創国際」を持っていること。

●そしてこの会社の登記簿によると、伊藤元長官の妻や公設秘書を務める二男が役員に就任しており、これが国会議員秘書給与法に反する疑いがあること。

●前者(伊藤議員の三男(26)が経営する会社)はフューザー関係のマンション管理を無免許で経営していたこと。

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January 14, 2006

民主党耐震偽装問題専用サイトオープン-----お疲れ様と今日のところは言っておこう(笑)

idpjnet

昨年のブロガー懇談会の最初の成果と呼べるかもしれないものを民主党が立ち上げた。開設に当たっては、先日の懇談会のメンバーの中で、かなり献身的な尽力をされた方もいたように聞いているのであるがこのへんは割愛。(笑)

サイトは「idpj.net」。システム関連者の中では定評のあるXOOPSを使って、参加性のあるサイトを作り上げ、コメントやトラックバックもフルに近い開放状態であり、今までの民主党のネット関連の施策を見れば雲泥の「冒険的試み」と言っていいと思う。(ただしコメント書くためにはユーザー登録が必要)管理人も民主党側も、コメント欄やトラックバックがどうなるかどきどきしながら見守っている様子がありあり。(笑)
ニュースBlogには耐震偽装問題関連の民主党の発信ニュースが掲載され、現場写真や文書など関連資料もダウンロードができるようになっている。
開設初日でページビューは25000を超え、登録ユーザーは50人を超えたということである。(安曇信太郎の「イヤならやめろ!より)

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January 11, 2006

ナベツネに何が起きているのか(2)----老人の繰言か、言論クーデターか。

それにしてもうまいことを言う人がいる。

衰退凋落著しい朝日新聞とはいえ、世間では「水と油」「源氏と平家」「清水の次郎長と黒駒の勝蔵」ひところまでの「巨人と阪神」に「鹿島アントラーズとジュビロ磐田」の関係とイメージされている朝日新聞の論説主幹と読売新聞の主筆が対談し、しかも、その朝日新聞の論説誌で持論を展開した渡辺氏の戦略は悪くないと思う。単体で客を呼べなくなったプロレスラーが他のプロレスラーとセットで(しかも、過去の遺恨などの<物語>を付加された上で)興行するのと同じである。(渡辺恒雄氏(読売主筆)が朝日と「共闘」宣言?/松尾光太郎 de 海馬之玄関BLOG

その老朽の「鹿島アントラーズ」(?)は言う。

渡辺
「僕は、首相候補の1人である安部晋三さんとは仲がいいんです。だから安部さんに、「僕は靖国公式参拝には反対ですよ。それ以外の点では、あなたにはずいぶん期待するんだけれども、この1点だけは妥協できない」と話した。安部さんに会うと「わかってます」と言うんだけどねえ」

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January 10, 2006

ナベツネに何が起きているのか(1)----靖国で朝日と共闘宣言

ronza

論座の2月号で驚いたのは、次の2名の対談記事。

若宮啓文(朝日新聞 論説主幹)
渡辺恒雄(読売新聞 主筆)

タカ派論客と見られている読売新聞主筆・渡辺恒雄氏の発言が目立っている。首相の靖国神社参拝に強く反対し、A級戦犯に限らず関係者の戦争責任をはっきりすべきだと訴えるのだ。
憲法改正問題をはじめ、多くの問題で主張が真っ向から対立する読売と朝日だが、果たして「共闘」は可能なのか。両社の社論の責任者が徹底的に話し合った。

というのが記事冒頭のリード。
※ちなみに「論座」は朝日新聞社の発行ですから。言うまでもない人もいるであろうが。

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January 09, 2006

サイト内全文検索

今更なんだけど、自分も過去の記事を探すのが大変になってきたので、Googleの検索窓を利用してサイト内の全文検索機能を付加した。(右のフレーム参照→)

#但しGoogleにインデックスされている記事だけ。当然だけど。

暗空の弧

僕ならともかく、「彼」ならきっとそれを許さないと思う、と口走ることがある。

「彼」は僕であって僕でなく、このサイトに散りばめられた三百数十のエントリー=観念の総合体であり、サイバー空間のみに生きる思念のシナプスのようなものである。実在であるようで実在はなく、虚像であるようで虚像ではない。

それは僕であって僕ではなく、僕の抱える肉体的な実存や、人間的な共有関係の多くを持たない。あるいは省みない。「彼」は呼吸もしないし眠りもしない。泣くことも愛することも彼にとっては大したことではない。

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January 06, 2006

東京タワーがないんじゃモスラも繭を作れない。-----「Always 三丁目の夕日」

3ch

まるでブレードランナーのようなと言ったら見当違いかもしれないが、土台だけの東京タワーが背景にある昭和33年の東京は異空間である。東京タワーはまるで大昔からそこにあのままの形で立っていた様に思い込んでいたけれど(なわけないだろ)考えて見ればあれは人工の建造物であり、下から人が建てていったのである。知ってた?(当たり前)
冷静に考えると、ビッグコミックに連載されていた、西岸良平の漫画「三丁目の夕日」のストーリーを、思いのほか忠実に再現している。鈴木オートにやってくる六ちゃんや、売れない作家で駄菓子屋の茶川竜之介、そこにやってくる身寄りのない少年古行淳之介と、基本的な設定は漫画と同じ。といっても観始めてから、漫画のストーリーを思い出したんだけれど。

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January 04, 2006

世耕vs鈴木vsひろゆきネット選挙座談会---茨の道でも進むしかないのだ

元旦の毎日新聞は面白い記事が結構出ていたのだけれど、その中でこれについて手短に。

●ネット選挙:政治は変わる?3者座談会 世耕弘成氏/鈴木寛氏/西村博之氏(2006年1月1日 毎日新聞)(ネットにはサマリーだけがアップされている)

昨年9月の衆院選で大勝した自民党がインターネットに注目したこともあり、公職選挙法を改正してネットによる選挙活動を解禁する動きが一気に加速してきた。果たしてネットは現実の政治を変える力を持つのか。ネットにかかわりの深い自民党の世耕弘成参院議員と民主党の鈴木寛参院議員、巨大サイト「2ちゃんねる」管理者の西村博之氏に聞いた。(同上)

世耕氏の説明は要らないだろう。自民党のネット化の核になっている人物。民主党の鈴木寛氏は僕が参加した、先日の「民主党シンクタンク「プラトン」設立記念シンポジウム」でも第2セッションで抜群の切れ味を見せていた御仁。ひろゆき氏は・・これもいいね。説明不要。

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謹賀新年---冒険的年賀状で修行する

謹賀新年。今年もよろしくお願いいたします。

ちょうどおよそ1年前にもエントリーにしたんだけれど、何年か前から「冒険的年賀状」と勝手に称して、仕事相手や親しい友達に「実名で」面倒くさい長文の年賀メールを送っている。これは相当に恥ずかしく勇気の要る行為で、何度もやめようと思いながらもう4-5年目になるかな。

で、毎年12月も終わりになると、その年のメールをどうしようかと死ぬほど(ほんとに)悩む。匿名で書くブログの記事とは段違いの念の入れよう。
今年はその「何か」を探すのがいつになく大変で、あまりに何度も書き直し、あまりに何度も読む人間の顔が浮かびすぎて、本当にやめようかもうと思いながら書いていたら、根を詰めすぎて肩がこりすぎて、今日は首が痛くて回らない。年なんだからしょうがねーなあなどと思いながら、肝心の「冒険的年賀状」は今年も僕の恥を満載して、3日の朝方、数百通が世に飛んでいった。ぎゃあと騒ごうと、わーとわめこうと、ぶきゃおとぶちきれようと、もう後の祭りである。

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