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May 20, 2006

GripBlog報道メディア設立企画書について思うこと(4)

●2つの企画書

2つの企画書を前にしながら、泉さんとこのとき交わした会話は、久しぶりに会ったこともあって、共通の知人ブロガーの話題など、思い出すとあまり意味の無い世間話が多かったと思う。それに、急がなければ泉さんの生活が成り立たないということも、盛んにおっしゃっていた。

この企画書はもう前にネットにあがっていたものであるし、僕の今回のスタンスは、彼女の出したコンセプトや手法は尊重しながら、それを収益の見えるモデルと企画書に仕上げようということだったから、この段階で具体的に話ができることがあまりなかった。

#余談だけれど、僕は今はシステム関係の仕事が中心になっているが、その前には広告関係のSP企画の仕事をしていた。企業を回って広告代理店がプレゼンテーションする企画書を専門に作っていたのである。バブルの後期である。たぶん企画書は1000本以上は書いてきていると思う。泉さんに声をかけたのは、そういう点から、もしも自分が手を入れれば、企業プレゼンテーションに足るものにできるのではないかという自負もあった。そして、そんなわけで僕は企画書にある種の「こだわり」を持っている。細かいのだ。それもこの話の中では、たぶん意味を持っていると思う。

ところで、ここで僕が持った印象について触れておかなければならないことがある。それは、誰が見ても感じることだと思うが、

○いずれの企画書の文体も、泉さんの文体とは全く違う。

○2種類の企画書(「WordPress仕様書」と「報道メディア設立プロジェクト草案」)のトーンが違う

という2点である。

先に作成されたと思われる「報道メディア設立プロジェクト草案」には理念的な記述が目立つ。文章のトーンも硬く、敢えて言うと松永さんの文体に似ていないこともない。明らかに「文科系」のライターの存在を彷彿とさせる。
それに対して、「WordPress仕様書」のほうは、システムに関わる展開やフローが細かく書き込まれており、概要設計書の趣を呈している。これを発展させていけばすぐに仕様書になりそうである。明らかにシステムに詳しい人物が関与しなければそれは成立しない。今までの登場キャラクターに、結びつけて考えればume氏に近いトーンである。もちろんこれはずっと後になってから思うことだけれど。

問題は泉さんである。この後、僕は年を越えて、最終版の企画書の検討のためにもう一度彼女に会うのだが(後述する)、泉さんは、上の2種の企画のトーンのいずれをも明らかに持っていない。つまり、彼女は「突撃する取材者」なのであり、「泉あい流のルポ文体(?)」を持つ人なのである。外形的にはもちろんこの段階で彼女はプロジェクトリーダーなのであるが、彼女はシステムに詳しくもないし、現在の既存メディアの状況を硬質に語れる人でもない。
いずれのマインドも持っていない彼女が、この企画書を持って企業にプレゼンテーションしても、なかなか受け入れられないのではないかと、そのとき感じた。2本の企画書を見るだけでも、相当なブレーンが彼女の後ろに存在しているのは明らかであった。しかし、いずれのブレーンの名前も彼女はとうとう明らかにしなかった。
umeさんのことは、前にも書いたが常に「開発者」あるいは「サーバを貸してくれている人」という言葉で語られていた。したがって、この段階で僕は「ume」という言葉を知らなかったのである。

僕もシステム屋なので、「サーバを貸す」ということの「ノリ」はわかる。ドメイン管理やWebサーバ、DBサーバ、あるいはBlogサーバが安定して稼動している環境は構築するのは手間がかかるが、一度構築してしまえば、他の人にちょっと使わせたぐらいでそれほど手間のかかるものではない。友達感覚で貸すくらいのことはあるだろう。昔から世話になっている人ということだったから、それほど変なこととも思わなかったし、気にもしなかった。

事業計画書ができたら送ってくださいと、確認してこの日は終わった。


#これも余談であるが、年末も押し迫って12月30日になってから、泉さんから急いだ調子でメールがあった。(確か電話ももらったと思う。記憶が定かではないが))泉さんによれば、これは1月に立ち上げる報道テストサイトの導入に手違いがあって困っている。場合によっては知恵を借りたいというお話だった。(泉さんはこのとき、年明け早々には報道サイトのテスト版を公開すると、確か言っていた。)

「PHP+MySQLについて詳しいか?」と言う。12/31になってから、「PHPで運用しているサイトの面倒も見ているが、他の人の構築したものをメンテしている程度なので、それほど詳しいわけではない。DBもMYSQLよりも僕の得意なのはOracleである。でも一般的なことなら答えられるし、何なら関連会社のプログラマもいるので聞いてみることもできるが?」という趣旨の返事をした。

結局この後泉さんからはこのテストサイトの件に関して連絡はなかったが、技術に詳しい人がついているのにどうしたんだろう?とちょっと不思議に思ったのを覚えている。どうも泉サイトが入れようとしているのがXOOPSライクなものであることはわかっていたので、あるいはPHP+MySQL方面には暗いのだろうか?それにしてもなあ・・とぼんやりと思ったことを覚えている。結局この報道テストサイトは、公開されなかったのではないかと思う。

【加筆】

企画書を書く仕事をしてきた、と先に書いた。で、長い経験の中でこういうことになったことは一度もない。企画が出来上がる経緯を人に公開するなどという行為は、通常であれば論外である。このことのタブー感は、誰よりも持っているつもりである。そういう心理的な抵抗もあって、僕には、これまでできなかったという面もある。

だが、今はもっと早くこれをすべきだったと思っている。迷っている時間が長すぎた。

【加筆2】

いや。今回は正確に言えば僕は企画書を作ってはいないな。企画の骨子は既にできあがっていた。あるいはできあがっていく経緯を近い場所で見ていたということだけであるが。まあ、同じようなことである。

【加筆3】

この企画を成立させているシステムについては業務機密の範囲だと思うので記述しない。XOOPSであるかどうかも含めて、それは特定しているわけではないので。つまり、XOOPSであるとも、ないとも断言はしない。

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Comments

一時期、松永さんは
CMSのことについて、
あれはこうだが、それはこう、これなんか良いかも、
みたいなことを発言していて(ことのは上でね)、
xoopsのフォーラムなんかでは、
こいつ何も解ってねーな、みたいなコとも書かれてましたね。

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