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July 26, 2006

「空中ブランコ」-----伊良部が救う患者たち

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同じ著者の「イン・ザ・プール」で、「驚異の精神科医・伊良部」にガツンと来てしまって読み進む。これが伊良部シリーズ2作目。伊良部ますます絶好調である。伊良部は、伊良部総合病院の薄汚い地下の精神科に勤務する。
僕的には「喪黒福造」をどーんと明るくしたような、しかしひどく人間離れした存在。この病院の跡取りとの噂もあるが勘当状態だとも。とにかく金はどんと持っているらしい。この伊良部の元に訪ねて来る様々な形で精神のバランスを崩した人物と、奇想天外な伊良部の対応が筋となる連作だが、表題の「空中ブランコ」はサーカスで空中ブランコが飛べなくなる男の話。これも良いが、尖端恐怖症になってしまったヤクザの話「ハリネズミ」も泣ける。

伊良部のところに来る人物は誰も、「昨日までできたこと」が突然出来なくなる。それぞれの社会的立場や職業は異なっても、出来ない理由はみなどこか「無理をしてしまっている」点が共通。真の自分を押し殺して、何かに囚われ、何かの強迫観念に囚われて、それぞれ何でもないことができなくなってしまっている。

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July 24, 2006

富田メモ・昭和天皇発言をどう読むか

日経のスクープだが、毎日の後追記事を引きながら少し。

昭和天皇:A級戦犯の靖国合祀に不快感 元宮内庁長官メモ(毎日新聞)

遺族らによると、富田氏は、74年に宮内庁次長に就任し、88年6月に長官を退任するまでの間、昭和天皇との会話などを日記や手帳に残していた。
 靖国神社についての発言メモは88年4月で手帳に張り付けてあった。メモはまず、「私は 或る時に、A級が合祀されその上 松岡、白取(原文のまま)までもが、 筑波は慎重に対処してくれたと聞いたが」と記している。

(中略)

 「松岡」はA級戦犯で合祀されている日独伊三国同盟を締結した松岡洋右元外相(東京裁判の公判中に死亡)、「白取」は白鳥敏夫元駐伊大使(同裁判で終身 禁固刑、収監中に死亡)、「筑波」は66年に旧厚生省からA級戦犯の祭神名票を受け取りながら合祀しなかった筑波藤麿・靖国神社宮司(故人)とみられる。

 メモはさらに「松平の子の今の宮司がどう考えたのか」「松平は 平和に強い考があったと思うのに」などとしたうえで、「だから 私(は)あれ以来参拝していない それが私の心だ」と記している。「松平」は終戦直後の最後の宮内相、松平慶民氏(故人)。「松平の子」は、長男で78年10月ににA級戦犯を合祀した当時の靖国神社宮司、松平永芳氏(同)とみられる。昭和天皇は松平永芳氏が決断した合祀に不満だったことを示している。

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July 18, 2006

ギブ・コイズミ・チョコレート

何とも言い難い不快感を感じた映像であった。我らのコイズミは、米国大統領夫妻の前で、両手を挙げ、本人としてはプレスリーの真似であったらしいが、ゆらりと体を傾けて、ソーラン節のように不器用に体を揺らして見せた。
首相になる前、泡沫候補といわれながらも、総裁選に打って出て、頑強なまでに郵政民営化を主張した変人であるが、信念に満ちた男の姿は、もうどこにもなかった。

あっけにとられたような大統領の表情に、微かに、しかし明確な困惑が走ったのを、私達は確かに目撃した。

「・・・・・・・・・・・・・・」

いったいあれは、どんな悪夢だったのか。   

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July 16, 2006

「みたままつり」とお化け屋敷と蛇女

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ココログのメンテナンスもどうにか無事に終わり、投稿がまたスムーズにできるようになった。何のかんの言っていてもほっとした気分なのは確かである。

システムの人、とりあえずGJ! お疲れ様でした。

それはともかく靖国神社の「みたままつり」に来ているお化け屋敷の写真を撮ってきてくれ、などと妙なことを僕に頼んだ人間がいる(謎)。で、正直気が進まなかったが、一昨日、行ってきた。(思想信条宗教と一切関係ないからね。)

「みたままつり」は、靖国神社がお盆にちなんで戦歿者246万6千余柱の「みたま」を慰めるため、戦後の昭和22年から始めたもので、今年で60回目。神社境内に飾られた29.000灯個を超す「懸雪洞(かけぼんぼり)」や大・小提灯の「献灯」は、東京九段の夜空を美しく彩り、今では東京はもとより、日本の゛夏の風物詩゛として、多くの人々に親しまれ、毎年30万人の人出で賑わっている。(靖国神社サイトより)

だそうである。

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July 09, 2006

ココログ48時間メンテナンス

システム屋さんに甘い私も、さすがに最近のココログにはどーよ?という感じでいる。実質的に記事の投稿が困難な状態になっているのだ。

と思っていたら来週派手なメンテナンス(48時間)。記事の更新のほか、コメント、トラバもできなくなるようですから、一応お知らせを。

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◇メンテナンス日時
2006年7月11日(火)14:00~7月13日(木)14:00の約48時間

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July 08, 2006

ことのはを巡る未解決の問題・備忘録---夏の宿題編

さてよっこらしょという感じである。最近、厳しい国際情勢の現実に耐えかねて(?)、何でもネタ化してしまう悪い傾向があるが、このエントリーはネタ化しないで、きっちりとやっておこう。

趣旨は、「ことのは問題」に関する残っている問題点について今一度確認し、記載を残しておこうと言う事である。もちろん記載するだけではなくて、一つ一つ消えていくことが、全ての関係者にとって望むべきことであると思うが、それが一挙になされる可能性は少ないので、この夏の間にいくつかでも消えること、さらには何ヶ月、何年かかかっても、少しずつでも減らしていければと思っている。

留意したのは下記の事項。

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July 06, 2006

天にノドンの唾を

彼の狂人が花火で遊ぶ深い夜。

あまりに恐ろしいと、へらへら笑ってしまうことがある。夢の中で廃墟と化したどこかの都市を見ながら、それでも薄ら笑いを浮かべている男に、ふざけるなこっちを向けと殴りかかったら、それは自分の顔であり、涙を流しながらうすら笑っていた。

かつてノストラダムスという男は、天から恐怖の大王が降ってくると言ったが、果たして7人同時に降ってくるとは思いつきもしなかっただろう。人はかくのごとく生きているぞ。汚泥の中でへらへらと呼吸しながら。ノストラダムスよ、何を思う。

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July 03, 2006

残虐の北朝鮮政権に思う-----韓流スターと爆薬

金英男氏の会見は、予想されていたこととは言え、また深い失望を、横田めぐみさんの両親に強いるものであった。

このブログではかつて「平島筆子さんのこと----頭を上げよう。」で、こう書いた。

もちろん、この人の人生にどんなことがあったのか、真実はわからない。
だが少なくとも、脱北した後、中国から日本大使館に助けを求めたときの彼女の困窮は真実だったとしか思えない。日本人の多くが彼女に同情し、何とか助けてあげたいと思ったはずだ。自分もその1人だった。
何もできてはいない自分だけれど、それでも今回の彼女の「仕打ち」にはショックを受けたとしか言い様がない。どう考えても、彼女は「何らかの力」に負けて再び北へ戻った、あるいは戻らされたとしか思えず、その「何らかの力」が、平島さんと、平島さんの子供達などの安全を脅かす性質のものだったということは想像に難くない。

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