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July 06, 2006

天にノドンの唾を

彼の狂人が花火で遊ぶ深い夜。

あまりに恐ろしいと、へらへら笑ってしまうことがある。夢の中で廃墟と化したどこかの都市を見ながら、それでも薄ら笑いを浮かべている男に、ふざけるなこっちを向けと殴りかかったら、それは自分の顔であり、涙を流しながらうすら笑っていた。

かつてノストラダムスという男は、天から恐怖の大王が降ってくると言ったが、果たして7人同時に降ってくるとは思いつきもしなかっただろう。人はかくのごとく生きているぞ。汚泥の中でへらへらと呼吸しながら。ノストラダムスよ、何を思う。

「アンダーグラウンド」には62通りの恐怖が描かれているのだけれど、へらへら笑うとまでは行かなくても、サリンを吸った後で、いつもの習慣だからと一生懸命コンビニで牛乳を買おうとする人の話が出てくる。牛乳を買った後で入院ですよ笑 などとその方は頭をかいていたようである。被害を受ければ加害を恨む。それが当然と思い込んで暮らしているが、加害を恨んでいない人が、かくも多くいたことか。人は弱く善良だというのは間違いとは限らない。あなたに見えていないものはあるのである。それを何もかも見えているかのように、あなたは語り、私は応じ。かくて日々は狂騒の中に、疲弊を交えて。あなたの乗る車輪には、とうの昔に火炎が移っているのかもしれない。

訳もわからず死んでいく。


おそらく恐怖とは、不安とは、深刻な死神の顔をしてやってくるのではなく、お笑い番組の「次長課長」のような、とぼけた顔をしてやってくるのではないか、そして「アンガールズ」のように、士気のない、へなちょこな顔をした栄養不良の悪魔が、ふらふらと目の前に立ち、あの~などとあなたに声をかけるのか。そしてあなたは応じようとして振り返り、そこに自分の顔を見るのである。

あるいは、あるいは。暗いPuttyのターミナルの中に、刻み込まれるlogの、行間に舌を出して紛れ込む、薄汚い生意気な小僧の顔をして現れるのか。お前は何を知っているのか。何をそんなに怯えているのか。お前の知っている世界とは何か。終末とは何か。お前の目指した救いとは何であったのか。深夜に自分の打つタイプの音に紛れて、遠い世界の雷鳴のように、お前にはまだ救いが見えているのか。彼の国の、この国の慟哭に対して言う言葉はあるか。言う言葉は持っているか。

ある、ある。あるある。ある。
そんな地獄があるのである。

地獄は進化し、生態系に粘ったガムのようにへばりつき、鏡のようにあなたの顔を映し、轟音と共に天を駆ける。


何ができるのか。


神? いやお前には頼まない。
それよりも

狂人よ。お前に伝えることがある。

天を仰げ。

天を仰げ。

天を仰げ。

天を仰げ。

天にノドンの唾を吐け。

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