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February 15, 2007

ブログ性善説とマーケティングへの信頼

まあ、そりゃそうだろな。考えてみれば大変に常識的な受け止め方。

企業がブロガーに宣伝のための報酬を支払う行為を反対しているのは44.5%--ビルコム調査(Web担当者フォーラム)

調査の結果、企業がブロガーにプレスリリースなどで積極的に情報開示することについて72.0%が「賛成」と回答。その理由として、79.5%が 「企業の最新情報を知ることができる」と答える一方、反対派の74.1%が「よい情報しか開示しないことが多く、信用できないから」と答えた。また、企業 のプレスリリースを見たことが「ある」と回答したのは、40.8%だった。

企業がブロガーに、宣伝のために金銭を支払う行為について44.5%が「反対」、55.5%が「賛成」と回答。「反対」の理由として「お金をもらっ てブログを書いたのか、本当に書き手がよいと思ったのかがわからず読者の混乱を招くから」(79.8%)、「賛成」の理由として「企業のために書いた記事 の報酬を受け取るのは当然だから」(68.0%)を挙げた。


こっそり企業から金銭をもらっていたことで、炎上した女子大生のブログもあったようだけれど、「ブログプロモーション」がこれからは有効だともてはやされたのが、ここ1年であったわけだが、それはそういうことではなくて、ベタで金銭を書き手に上げちゃうってのは、もlともこもないでしょ。やはり違うかなあと思う。

実際、それが白日の下に晒されれば、相当の反発が予想されるし、場合によっては見事なアンチプロモーションになる。かといって、最初から正直にそれをことわって書いていれば信頼されるというものでもない。そのへんは何ともかんとも。

また、「自社商品(サービス)のオススメを書いてもらうため、企業がブロガーにお金を払う場合があります。そのことを知っていましたか?」という問 いに対し、41.3%が「知っている」と回答。そのうち「企業からお金をもらって書いている友人・知人のオススメ商品(サービス)を信用しますか?」とい う問いに対し、63.0%が「信用しない」と回答した。

そりゃしないよねって。

しかし、口コミマーケティングというジャンルは、ブログの登場よりだいぶ前からあって、ちょっと前だと、女子高校生マーケティングとか言って、原宿かどっかの裏通りのマンションに女子高生とか集めて、あーでもねーこーでもねーと語らせて、じゃあ商品作っちゃうから宣伝してねみたいなのがあった。あれはあれでアリだったよね。今からすれば。

それに対して、ブログで金銭を媒介にして行われていることの何がうさんくさいかというと、こういう商品の生成みたいなところに関わっているようでその実関わっていなくて、結果的に最終成果物たる商品をぽんと渡されて、さあ書いてくれ。宣伝してくれたらいくらですみたいなやり方をするからではないだろうか。

女子高生マーケティングのほうも、もちろんある種の「半成果物」は渡されるんだけれど、一種のモニター性と合わせて、勘違いかもしれないけど参加型クリエーター性みたいなのが彼女たちによって演出されていたと思う。(うん、あれはもちろん演出なんだけれど)で、帰りにいくらかお金渡されて、それで友達に宣伝にこれ努めたところで、ブログのケースほど胡散臭くないっていうか、敢えて言ってしまえば、信頼され得ていたように思う。

その点、アフィリエィターというジャンルで、自分で商品を選び使い、その感想を書いていくようなスタイルで稼いでいるような人は結構いるけれど、これは、まだましなような気がするんだよね。少なくとも商品のチョイスを自分で行うことで参加している主体性が、まだある。

こう考えてくると、その商品のできるだけ原初的なところから主体的に関わってきていれば、例えお金をもらって宣伝を書いても共感できるし、そうではなくて、商品選択性も薄く、一方通行な宣伝依頼を受けて書いたベタなブログによるマーケティングは信頼が薄いとそういうことかなあ。

でも、これも考えてみれば不思議な話で、すべからく広告のプロは、もちろん企業からお金をもらい、商品を渡されてポスターだのCMなどつくる。そうした宣伝広報行為は、当然の「プロの仕事」として評価され、それで結構商品も売れ、非プロのブロガーのささやかな報酬によって支えられる、ささやかな宣伝文が信頼されないのであれば、このあたりにも何か好意的なブログマーケティングを切り開くキーがありそうだ。プロとアマチュアの違いと言えばそれまでなのだけれど、ブログという媒体の特殊性のようなものも、ちらと見えるな。

ブログ生善説。ブロガー嘘つかない。みたいな信仰もどこかあるのかなあ。

などと色々考える。

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Comments

 ブログやってるヤツの大半は無為徒食の素寒貧ですからな。
 そのくせ知識や見識や信念信条だけはやたら豊富だから。
 そういうのを金銭に替えるのを嫌がるというよりは、単純に妬みで「アイツ俺より馬鹿なのに上手いことやりやがって」的に燃えるというか。その程度じゃないんですかね?
 知りませんけど。

 プロが極限まで素人臭くやるのと素人がプロ裸足で頑張るのには根源的な差があるんだよって感じ? が。理解されて無いだけだと思います。

 なかには居るんですよね。知識も見識も何も無いのに、強運と度胸と世渡りだけでプロやってる(やってける)人が。「羨ましい」の一語に尽きるんでしょうけど。そういう人とか、本気で素人発言やっても周囲の目は「さすがプロ(笑)」だったりして。

 そういった「世の中の微妙な按配」が、素人(?)には分からんのでしょうよ。どこに彼我の差があるのか、誰も分かんない訳だし。何の実力も無くてもスイスイ世渡りで来てしまう人と、実力あっても、あるべく日々研鑽しても、追いつけない人の差。
 そういう不公平感を一掃したくて「正直」をキーワードにしてるだけだと思います。

 正直だって、やり抜こうと思えば大変なんだよ? ってことすら、多分彼ら彼女らは理解してないことでしょう。南無南無。

 こんにちは。いろいろ失礼します。せっかく久しぶりに来たので。
 私はこのマーケティングの問題点は、「こっそり金銭を貰っていた」ところにあると思います。
 アフィリエイトはアフィリエイトだとはっきり分かる形ですね。それに、それで結構稼いでいる人もいるし、アフィリエイトを張りつつもその書評が信頼されている人もいます(例えば404の弾さんとか)。
 「お金を貰って書いています」と明らかにするならば、それは従来の広告となんらかわらないわけで、従来から「これは広告なんだけどね。この商品はいいよ」と言われつつも、それで物買ってきたのが消費者なわけで。広告倫理と広告の善し悪しはまた別の問題ですよ。
 そして広告は広告と明示しなければならない。これは法律で決まっています。しかしネットの口コミマーケティングはそのあたりの法律の穴をついている。そこが今回の問題点なのだと思います。

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