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August 13, 2007

映画「トランスフォーマー」を観に来る奇特なカップルは偉いというか凄い。----最弱の台本に最強のSFX

Transf


この世界には絶対に誰も一緒に見てくれない映画がある・・というか世間的・ネット的にはファンがいるんだけれど、まず間違いなく自分の周囲には一緒に見てくれる人が全くいないというジャンルがある。平成ガメラシリーズとかもそうなんだけど、あと「アルマゲドン」とか。あ、この映画撮ったマイケル・ベイ「アルマゲドン」の監督じゃん。やっぱなあ。スピルバーグも「宇宙戦争」でラスト見事にめちゃくちゃにしてくれたしなあ。

というわけで、観る前から肝試し的要素満載の映画「トランスフォーマー」はスピルバーグとマイケル・ベイの最強タッグ。暑いさ中、こんな映画誰が見に行くんだよ。

・・・私です。

同じ劇場で「レミーのおいしいレストラン」なんかもやっていて、デートするならそっちの映画でしょう。「トランスフォーマー」に来るカップルがいたら、こっちが心配して、悪いこと言わないからネズミちゃんのほうに行きなよ、だってマイケル・ベイだよ?と止めてあげたくなるような猛暑の夜・・・って・・結構いるな、カップル。大丈夫ですか?って結構楽しそうに来ている。いるんだねえ、この映画カップルで見る人。ロボットオタクかな?まいいか。ぶるぶる。

内容と言えば、もうそれはもう。はっきりいって、これほど中身の薄い台本に、これほど凄まじいSFXをよくやったなと。いや、台本だけだったらお金返せと言いたいくらい、荒唐無稽で馬鹿馬鹿しい。だっていきなり「我々は金属生命体である」なんて名乗られてそうですかなんて、どうすればいいの。ああ、これはウルトラマンの世界レベルなんだなと途中で皆が気がつきざわめき始める。「やっちゃったかなあ、私たち」。いやウルトラマンシリーズ馬鹿にしてはいけない。あっちのほうが遥かに台本きっちりできている。で、コメディっぽい演出があちこちで施されているのだけど、ギャグが寒い。どこまで昔のアニメ版とかと一致してるのか。知らんけど。

主人公の男の子もめちゃどうしようもない。女の子と   しか考えていない情けない奴なんだが、突然地球を救う運命を託されてしまう。嫌というほど見せられたご都合主義。「君に地球の運命がかかっている」って・・なわけねーだろ。いや、映画だ。むきになるなみたいな。

トランスフォーマーってどんな機械にでも変身できるんですが、結局車に変わることが多いので、あれあれ、カーアクション映画でいけちゃうじゃんとか。

突っ込み所は満載で、じゃあ、どうしようもない映画なのかと言えば、前評判通り、SFXは凄い。とにかく凄い。すさまじい。後半戦闘シーンはもう、どれほどつまらん台詞を俳優たちがしゃべくっていようと、とにかくすさまじい映像。どうやったのか想像もつかん。いや私につくわけがない。この凄まじいというか超一級の映像のおかげで、金返せという人は誰もいない(かどうか知らない)

帰りのエレベーターの中で、さっきのカップルが興奮して(?)話していた。「いやー凄かったねえ、訳わからんくらいすごい」「そーだねー」「でも見た後なーんにも心に残らないねーあははは」「そーだねー」「もう1週間経ったらなーんも覚えていないよーあはははは」「・・・・・・・そーだねー」

今一線越えたな、そこの男・・・・・・・・・・・・・うーんそれでいいのか青少年男女。

でも本当にその通り。

まあ、何でしょう。こんな映画ではありますが、少しまじめにコメントすると、米国的というかスピルバーグ的世界観では、いつも「国家的機密」を守って「異星人とか」を「隠したり拉致したり実験材料にしたり」する「NASAかあるいはもっとシークレットレベルの高い大統領直轄の秘密組織」があって、国民の目から何かを逸らして怪しいことをやっているわけですね。で、破綻する。その破綻を喜劇的に描いて笑ってやろうみたいな。

強引に日本的に福井晴敏に持っていっちゃうとDAIS(ダイス)こと防衛庁情報局とか。でも米国ほどのリアリティっていうか、良くも悪くも恐れられるほどの存在感はないので、笑ってやろうとしても笑えなかったりする。あるいはマジに笑って終わりだったりする。つまり、(強引にまとめると)米国民は「全てを知っている国家的組織」が確実に自国にあると意識していて、これと市民的自由とかとのボーダーが結構テーマになるよと。ところが我が国で言えば、きっとそんな組織はないか、何も知らないか、どうせ米軍から情報もらってブローカーやってるのかなとか、そういうイメージしか持てないように思う。

恐れるあまり笑いものにするしかない「国家秘密組織」を絶えず意識する米国民と、恐れず笑いものにしてしまってるかもしれない日本との差って言うか・・。

まあ、そんな理屈は何も「トランスフォーマー」を見なくても書ける。こんな映画評書いている暇あったら、「フラット革命」の書評でも早く書け、自分。はいはい。

うーん・・久しぶりに更新したと思えばこの記事か。ま、暑さのせいといううことで。


#追伸つぶやき

その1
スピルバーグがウルトラマンシリーズ撮ったら凄えだろうな・・台本は円谷プロで・って・・無理か。

その2
あれ?そういえばむかーし、トランスフォーマー(玩具のほうね)の発売時、プロモーションの仕事やったような記憶があるなあ。忘れてた。

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Comments

「妖怪大戦争」と「トランスフォーマー」、BigBang的にはどちらがお勧めですか?

うーん、どうでしょうか。難しいところ。というか妖怪大戦争は昔のバージョンしかみていないので(爆)比較が出来ない・・・

「スチル写真でみる日本の映画女優」
東京国立近代美術館フィルムセンター展示室(7階)
8/21~10/21

↑のお二方で観覧されてレビューを書かれてはいかがでしょうか?

どうも、花田さん。これはエレニさんの守備範囲だな・・

あらら。
自分のブログを閉めてる間にあれこれ言うのも気が引けますが。

私は好きな女優さんも好きな映画もすごく偏ってるんで、たぶんレビューにならないんじゃないかと。でも確かに面白そうな展示ですよね。


・・・上映の方、ガメラありますね。なぜかキワモノが結構多いですが。
「実録阿部定」、どうですかBBさん(笑)

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