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September 20, 2007

麻生氏はやはり情報を開示すべきだった。----密室禅譲の時代の終わり

麻生氏が、いち早く安倍総理の辞任の意志を聞いていたにも関わらず、自分の胸に2日も秘したことがどうとか言われているけれど、そしてどうも本当に知っていたのが彼だけなのかどうかも疑わしいというようなことが言われているけれど、このことを国家のコンプライアンスと言うか、危機における情報開示という観点から考えると、やはり問題があったように思う。
現状として、そのことが総裁選における、彼の失点のひとつとして利用されていることは事実であるし、実際安倍首相が麻生氏に打ち明けたときの状況を思えば、相当切羽詰った局面であると思わざるを得ない。であれば、麻生氏としてはまず国家的な観点からも、次には自民党的観点からも、一刻の猶予もおかず、まずは政権の中枢にいる官房長官、あるいは自民党の幹部、そして派閥の領袖にも報告をすべきではなかったか。

というのも、一般の企業ですら危機管理の観点、社会的責務の観点からネガティブなポイントについては一刻も早く情報開示することが厳しく求められる時勢にあって、いわんや国政の重大問題に関してをや、と思うからである。現実的な話で考えても、もしも麻生氏が「然るべく」動いていれば、今日の総裁選における状況は変わっていた可能性もあったと思うからであり、ここでの重大な判断ミスはやはり無視できないと思うからである。

もっとも、わかる部分、あるいは想像できる部分もあって、あるいは密室において総理から辞意を告げられたとき、麻生氏の頭の中にはあるいはその密室性そのものが、次期政権を託された証であるという思い込みはなかったか。特権的に示された情報が、あるいは次期の政権の奪取を保障する印籠のように思ってしまうところはなかったか。

ここで小渕恵三元首相の突然の死去に際しての後継森政権の「禅譲」における不透明さが世論から批判された記憶を思い出したが、ともあれ森氏は「密室における」あったかなかったか不明な小渕元首相からの「禅譲」を周囲に納得させて一度は政権に就いた。
ただその時代から年月は流れているわけであり、民間においての企業の危機管理がこれほど厳しく言われている現状を見れば、麻生氏の処し方も、違っていても良かったのではなかったと、私は思うし、つまりは政権を取れる、取れないという境目は実に微妙なものだなあとも思う。

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