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August 13, 2008

巨人の足跡花火はCGだった---- 「あんたの誠意とは一体何だね?」

(唐突に始まりますが)

表題は、あの「北の国から」で、あの吉岡君つまり純君が若気の至りでなにをなにしてしまい、妊娠させてしまった裕木奈江演じるタマコ(すごい名前)のところに、五郎さんと一緒に謝りに行き、タマコの叔父(菅原文太)から浴びせられる言葉。

「あんたの誠意とは一体何だね?」

で、結局五郎さんの見せた誠意は、丸太を全部売って300万円の金を工面するという、大変にベタなものだった。

時々この言葉を思い出すのは、菅原のとーちゃんの言っていた誠意は、本当に金のことだったのか、どうかということ。ドラマでは確かそれは明確には明かされていなくて、ただただ五郎さんの愚直なまでの親バカぶりが美化されていた。ここのエピソードは、正直あんまり好きな話ではない。

何年も前のこんな話を何で持ち出したのか、自分でもわからないが、北京オリンピックのこのニュースを聞いたときになぜか、この台詞が思い出されたのだ。

巨人の足跡花火はCG映像  五輪開会式、1年かけ制作

  【ロンドン、北京12日共同】北京五輪の開会式の際に、全世界にテレビ放映された花火で描いた“巨人”の足形の映像は、コンピューターグラフィックスによ る合成映像だったと、英デーリー・テレグラフ紙などが12日までに伝えた。五輪映像効果担当者が、合成と認めた。約1年の時間をかけて制作したという。 

何しろ世界的なイベント、中国の威信をかけた大プロジェクト。万一に備えてあらかじめCGを作っておいて何が悪い?と言われればそれはそうかもしれない。そうかもしれないが、記憶の限りで、オリンピックの開会式の中継にあらかじめ作っておいたCGを仕込んで放映した国は、記憶の限り中国だけである。そういう危険性(一発勝負で後がない)は予想できても、これまでの開催国はそれをやらなかった。

そんなふざけた話が、あるか。と理屈を言うなとかいきんで見ても、この話にはどこか突っ込みどころがない。そもそもライブでやれば価値があり、あらかじめ仕込んだ映像では価値が劣るなどという理屈は、正面切ってつけにくい。突っ込みどころがない点においては、純君を責める文太オヤジほどの堂々たる態度で彼の国には望めないわけであるが、もう一度書く。

「あんたの誠意とは一体何だね?」

それが、このニュースを聞いたときの素直な感想である。

 

2008 08 13 [日記・コラム・つぶやき] | 固定リンク | コメント(2) | トラックバック