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November 27, 2010

「没後120年 ゴッホ展」 来るのが遅すぎると画家の声は聞こえなくなる 

Gof3

国立新美術館「没後120年ゴッホ展ーこうして私はゴッホになった」を観に行った。目玉となる作品が少ないという評判は、おそらく正しいだろう。有名な「ひまわり」は1点もない。印象に残ったのは「自画像」「ゴーギャンの椅子」「アルルの寝室」「サン=レミの療養院の庭」というところだったが、先日オルセー美術館展に出展されていた「星月夜」などのような強烈な作品もない。どちらかというと地味な作品展だろうか。(アルルの寝室の再現や安住紳一郎の音声ガイドというような工夫はされてはいる)

タイトルに表されているように、この展覧会はゴッホの人生。それも「ゴッホがゴッホ
になっていくプロセスを見せること」が主題だと悟る。そのために同時代の作家たちの作品がかなり出展されていて、多くの画家たちに影響を受けながらゴッホが画家としての成長していった様を見ることができる。

また、画家となるべく彼が積んだ途方もない研鑽の素描、ミレーなどの模写が多く展示されている。それはもちろん地味なものであり、アルルの輝く光の中で狂気寸前に画家として頂点を迎えたゴッホ、いわゆる我々の知っているあのゴッホとは違う時代のものだ。

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November 19, 2010

ウイグルの留学と独立についての小議論。

更新ついでにもう一つ。今日はツイッターの上でウィグルのことで久しぶりに1時間以上にわたってやりあってしまったのだけれど、さっそくトゥギャられていた。

Togetter - 「ウイグルの留学と独立に関する大議論!」

大議論は大げさで小議論だけれど、途中からウイグルの方をそっちのけででしゃばってしまった。発端はウイグルの留学生が中国人枠に入れられているために、不利な扱いを受けていると言うウイグルの方のツイートがきっかけ。

「努力もしないで甘ったれるな」的な考え方の人がおられたので、そこに引っかかってしまったんですね。まだ何日でも続けてもこっちは良かったのですが(オイ)、途中で打ち切られましたのでそこまで。興味のある人は詳細上のリンクで。

別に「いい人」(捨て台詞されたw)だから突っ込んでるんじゃないんだけどね。もしもウイグル人は甘えてるという具体的な反証でも出てくるならと思ってしつこかったんだけど。米国の例は生理的嫌悪感を逆なでしたみたいね。(そのために使った例だからそれでいいんだけど)

まあそんな夜に意味があったかどうかはわからない。おやすみなさい。

自衛隊は暴力装置か

仙谷官房長官が「自衛隊は暴力装置」と発言したことで騒ぎになってたみたいだけれど、政治学科出身のせいかもしれないけれど、軍隊が暴力装置というのは、ずいぶん前から自分の中では常識になっていて、そんなに違和感がない。

暴力装置という言葉自体が、マルクスやレーニンが使った左翼用語だからけしからんとか、いや左翼でないウェーバーが元々使った言葉だとか諸説飛んでいる。

ヴェーバーの「経済と社会集団」のGewaltapparats は「暴力装置」というより、フラタニティに対する既存の「政治勢力の仕組み」というように読める。
http://twitter.com/#!/finalvent/status/5256986279022592

というか、Gewaltapparats を「暴力装置」という文脈で使うヴェーバーの文献はなさそう。
http://twitter.com/#!/finalvent/status/5257248989253632

(いずれもfinalventさんのツイートから)

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November 18, 2010

愛はあるんだろうけどな。

アメリカの女性シンガーのPV見てて思うんだけど、いかにも悪そうなダメ男とつきあっていて、友達も悪くてなんかコソコソしてて、ワケわかんない金の受け渡しとかしてて、明らかに悪の道に染まっていくんだけど、別れられなくって(という風に見える)心を痛めながらも、どうにもならなくてだらだらつきあっている。
で、案の定ある日破たんを迎えて悲しい別れ。。みたいなパターンがとても多いことに最近気がついた。

AliciaKeysも、Pinkも、そしてあのFergieのPVにもそういうのがある。出てくるのはそう豊かとは思えないようなアメリカの中下層みたいななんだかボロい家で。盗んできたようなボロい車がある。で、男をとりまく「友人」たちも本当にワルそうだ。

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November 15, 2010

アウンサンスーチーの帰還・ビルマは動き始めるか

Suukyi

ぎりぎりまでどうなるかとハラハラさせたが、自宅軟禁が切れる13日(土)の夕方、アウンサンスーチー氏はついに解放された。当初は無条件解放をめぐって、居住をヤンゴン市内に限るとか、国内旅行の制限など条件を軍政が主張しているのではないかとも言われたが、実際には無条件という形だったようだ。実際スーチー氏は14日には30カ国の外交官と面談し、集まったおよそ5000人の支持者に向かって演説を行った。演説の音声はDemocratic Voice of Burmaによって中継された。

一時は健康問題も深刻にささやかれていたので心配したが氏の声は非常に力強いものだった。さすがに肉声が響いてきたときには胸に迫るものがあった。

2007年に彼女の長い友人である宮下夏生さんの話を聞き半生をまとめたとき(「アウン・サン・スーチーという意志」)から、この人の肉声はもう聞くことができないかもしれないと想像することは自分にとって非常に精神的につらいものがあったからだ。
それが(全く理解出来ないビルマ語であるとはいえ)スーチーその人がライブで民衆の前で自由にしゃべっているのだから。

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November 11, 2010

ビルマで解放された山路徹氏がラジオに電話出演

11/10日深夜TBSラジオ「Dig」「20年ぶりの総選挙で軍事政権が圧勝へ。 ミャンマー(ビルマ)は今後どうなる?」に解放された山路徹氏が電話出演した。以下はその要点。

Podcast
http://podcast.tbsradio.jp/dig/files/dig20101110.mp3

●ミャンマー軍事政権は外国メディアを一切入れない。それをかいくぐって総選挙投票の様子を取材に入った。日本ではビルマのニュースは薄い。何とかビルマの投票の様子を伝えようと入った。

●ビルマの中には華僑系の人もいるので、それなりの身なりで入った。川を渡って市内に入ったとき警察の詰め所があるがそこはパスできた。

●学校が投票所になっていたが通り過ぎる人の方が多い。入っている人はほとんどいない。

●ペンカメラで投票の様子を撮影後、市内を歩いていたら黒いバンが止まり4人の男が飛び出してきて有無を言わさず連行された。

●拘束した人間はSB(スペシャルブランチ)と名乗っていた=FBIのようなもの。取り締まりで暴行を受けるようなことはなかった。外国人であったためと思われる。

●拘束中は他に62名の囚人がいた。食事は食べなかった。留置場は豚小屋にオリをかぶせたような不衛生な場所で糞尿のにおいが漂っていた。そこに3日いた。臭くて暑くて汚い。両手両足をもがれて箱に詰め込まれるようなもの。

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November 10, 2010

ビルマの辿ってきた道。11月13日アウン・サン・スーチーは解放されるのか。

Suki

Juntaの行ったビルマの総選挙は(予想通り)酷いものだった。詳細は省くが、オバマ大統領は、「Myanmar election was neither free nor fair」と表現している。まさにこれが「民主化へのプロセス=ロードマップ」を明言して我々を欺いてきた(何度目かの)挙句の果ての結果である。

ビルマがここに至るまでの数年の経緯は当ブログの記事でかなり追えると思う。どれもかなり長文だけれど、時間と関心のある方は読んで欲しい。

【参考】
ミャンマー(ビルマ)情勢緊急集会----これまで何がおきてきたのか」(JVJA主催)出席報告(1)-(3)(2007年)

さらに、今回の総選挙に先立つ憲法改正の選挙の折に行った数々の非道は以下のリンクに詳しい。

ビルマ国民投票 当局による不当な圧力・脅迫行為の例(2008年)

ビルマ、パゴダの影で-----ビルマ憲法国民投票を間近にして(2008年)

アウン・サン・スーチーさんに関しては当ブログには、スーチーさんの親しい知人である宮下夏生(みやしたなつお)さんをインタビューした記事がある。

アウン・サン・スーチーという意志-----序章~第二章(2007年)

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