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June 24, 2011

南相馬市原町区で少しだけお手伝いしてきた話 (1) 出発前

今月の初めに南相馬市に行きお手伝いしてきたのでその時の話を書く。

南相馬に決めた

ボランティアに行くというよりも、まず自分の目で被災地を見てきたかった。順番としてはそれ。で、ただ見学に行ったら邪魔になるし、それでは申し訳ないと思ったので、お手伝いできる範囲でやらせてもらおうと思った。「ボランティア」という言葉自体、どうも自分には馴染まない。どうせ役に立たないだろうという諦念みたいなのが頭にあった。年だしな。でも結果的にはそんなことはなかった(と思う)。迷っている人もいるだろうから、できるだけありのままを書くので参考にしてほしい。

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出かけるにあたっては、まず原発にできるだけ近いところに行こうと思った。なんて言うか、僕は震災以後、ツイッターでもFacebookでもそのほとんどの労力を原発に関するツイートや記述に裂いてきた。「原発危ないぞ危ないぞ」という話ばかりしてきたと思う。そのこと自体は間違っていたとは思わないけれど、そのことのために疎遠になった人もいる。後悔はしていないけれど、自分が遥か彼方、200Km以上も離れたところで何を言っても。という思いもあった。ならばこの行為のバランスをとるためには、今度は自分ができるだけ近いところまでとりあえず行かないとフェアではないように思えた。安全圏にいて口ばっかりというのは性に合わないしね。
幸か不幸か自分はもう若くはない。それなら、若い人が行きづらい場所がいい。そういうことなら、こんな自分でも少しは歓迎してもらえるかもしれない。

ボランティアバスも考えたけれど、自分は気まぐれだし、体力も自信がない。あるいは途中で精神的にか肉体的にかわからないけれどリタイアしてしまうかもしれない。人に迷惑をかけないためには、まずは1人で行こうと思った。続かないと思えば離脱すればいい。そんな風にも思っていた。

行き先を福島にしたかったのは、福島にお世話になったから。まあ色々あって自分には故郷と思える場所がない。相方の出身が会津だったことから、たびたび足を運び、東京以外で自分が疑似故郷とさえ感じていたのは福島だ。福島の自然の美しさも少しはわかっている。そして、それがどれほどかけがえのないものだったかも。

そんないろんなフィルターで、僕は南相馬に行く事を決めた。原発に近い事から南相馬は一時物資が入ってこず孤立した。その後もボランティアがなかなか集まらないという事も聞いていたためもある。

これはそのときのささやかな記録である。誰かが参考にしてくれると嬉しい。


装備をそろえる

被災地に出かけていくのは初めてだ。誰もがそうだと思うけれど、不安もある。その一つが装備だ。ネットで色々調べたけれど、ずいぶんいろんな装備を用意しなければならないようだ。さりとて、肉体労働などもう何十年もしていない。僕の場合、大学を卒業して最初についた職場が肉体労働の職場だったんだけれど、それももう遠い昔だ。

何から何までわからないでこれから出かけていく人にお勧めしたいのが、東京だったらこの店。新宿十二社通りの「萬年屋」さんである。

このお店には毎日、震災の被災地に出かけていこうという沢山の人たちが足を運んでいる。お店のお姉さんも心得たもので、不慣れな様子の「ホワイトカラーにわか肉体労働者」をめざとく見つけて声をかけ、色々アドバイスしてくれるから、このお店にとりあえず行けば、何もわからなくても一通り必要なものはそろう。ただし、買い過ぎに注意。向こうも商売だからそれは色んな物を薦めてくる。

踏み抜き対策のある安全靴、軍手、軍足、ゴム手袋、ゴーグル、防塵マスク、ウエストポーチ、作業服(下だけでもいいかもしれない。上は長袖なら大丈夫)、帽子あたりが定番だろうか。(あそれから保険証もお忘れなく!)

なお今回わかったのだけれど、現地のボランティアセンターでも、かなりな装備があり、希望者には貸し出しもしてくれる。(あくまでも南相馬原町区ボランティアセンターの場合)最小限の装備ですませたいなら、出かける前に電話を入れて聞いてみるといいかもしれない。余計な買い物をしなくてすむ。(ちなみに、ボランティアとしての登録自体は原町区ボランティアセンターの場合、事前には必要ない。後から書くが当日並べばそれでよい)

萬年屋
http://www.mannen-ya.co.jp/

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ボランティア保険

装備とともに忘れてはいけないのは、ボランティア保険だ。社会福祉協議会の窓口で加入できる。僕の場合には世田谷区梅丘のボランティアビューローが窓口になっていることを知り、そこで加入した。保証の段階に応じて掛け金は色々であるが300-1400円くらい。これで1年間有効である。保険に入っていないとボランティアセンターでは登録を受け付けてもらえない。(現地でも入れる)

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●ボランティア活動保険に関するリンク

•全国社会福祉協議会
http://www.shakyo.or.jp/index.htm
•都道府県・指定都市社会福祉協議会
http://www.shakyo.or.jp/links/kenshakyo.html
•全国社会福祉協議会『ボランティア活動保険』パンフレット(PDFファイル)
http://www.fukushihoken.co.jp/pamphlet/volunteer.pdf

 
宿泊場所

南相馬原町区は現在緊急時避難区域に指定されている。従って屋外でテントを貼ることはできないので、自分で宿を確保しなければならない。ビジネスホテルの中には休業しているところもあるが営業しているのも何軒かあるので、それも事前に調べる必要がある。僕は「ホテル扇屋」にお世話になった。

●ホテル扇屋
http://www.naf.co.jp/hotel-ohgiya/

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※なお、原町区ボランティアセンターでは、宿泊がない場合には、体育館の一隅をボランティアに解放してもらえるそうだ。これも後から知った。これは事前に確認が必要だ。


●南相馬市災害ボランティアセンター公式サイト
http://minamisoma.jimdo.com/


(次章へ続く)




南相馬市原町区で少しだけお手伝いしてきた話 (1) 出発前


南相馬市原町区で少しだけお手伝いしてきた話 (2) 南相馬へ入る


南相馬市原町区で少しだけお手伝いしてきた話 (3) 泥出し作業と遠くにある海


南相馬市原町区で少しだけお手伝いしてきた話 (完) 流出品洗浄作業と「犬っていう犬」の話



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