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January 23, 2014

「回虫」の死

かつてネットで「回虫」とまで言われた有名なネットストーカーが亡くなった。

このブログの古い読者であれば、彼の名前は知っているはずだ。あらゆる揉め事に顔を出し、よけいな事をし、当事者にからみまくった。

僕も数年前にやっかいなネットトラブルに関わる事になり、彼とは反対陣営になった。彼は僕の自宅や本名をつきとめ、職場や取引先に電話をし、ある宗教団体の関係者とともに、脅迫的な振る舞いを行った。そのことで自分は警察にも被害届を出す事になった。忌々しいといってあれ以上の忌々しさはない。

ところがその人が最近急死した。

東京から原発被害を免れるために熊本に移住し、なにか店を開いたようなことまではおぼろげに知っていたが関わるのも忌々しいので無視していた。

熊本に行った彼は九州への避難者の面倒を見ながらその店を拠点とし、いつか頼られる存在になったようだ。Twitterに彼の死を惜しみ、感謝を述べる人が後を立たず、正直僕はあんぐり口をあけて見ている。

人の一生はわからない。僕たちにとっては「回虫」のような存在であっても、その過去を知らない人にとっては、彼は熱心で親切な兄貴分だったようだ。死を惜しむ人たちに対して何も言う事はない。人の生涯は死ぬまでわからないし、あそこまで非業の限りを尽くした彼が、その「晩年」に少なくない人の尊敬を集めて亡くなったことに、僕は戸惑うとともに、どこかほっとしている。

紆余曲折があっても、人の一生は棺桶にはいるまでわからないという。

そういう意味では「回虫」は人になって旅立った。いや。人どころか、立派に最後を締めくくったのだと思う。

その点だけはこれからの人生の中で僕も近づければいいと素直に思う。

月並みな弔辞は述べたくない。これが僕の感じる全てだ。




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