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May 24, 2014

過酷で無慈悲で不合理な

仕事というのは多かれ少なかれ過酷で無慈悲で不合理な部分はある。過酷で無慈悲で不合理な部分を直そうとすると、大体の場合は状況よりも自分がダメージを受けるので、多くの人はそれをやり過ごして現実との間に均衡点を求める。こうして人はオトナという都合のいい生き物に成長する。

それはそれだ。

しかし現実に対して無制限の妥協を重ねると、いつかそれは私のチンケな仕事の分野にとどまらず、全てに波及する。そして社会に波及する。

各所で至る所でこの流れに抗する小さな抵抗がなされることがきっと必要で、それが合流して大きな力に知らぬうちになっていく。これはまさに選挙における投票行動とそっくりの話だと思う。

あなたや私のチンケな1票では何も変わるように見えないが、そのチンケな1票以外に社会を変える方法はない。それができなければ革命しかないのだ。

あなたは笑うけれど、それは世界においては始終起きていることだ。タイ以外でも。どこでも。どこでもだ。

投票行動は社会を変える欠かせない力だけれど、唯一絶対ではない。ほかに変えるべき手段があってそれを本当に実行できる機運と勇気があるなら試すのもいいだろうと思う。

けれどもちろん、チンケな投票ひとつも行わないただのチキンが、そんなことを唱える資格はないと思う。

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May 18, 2014

けもの道

集団的自衛権。国会でよく議論しろと公明党は言っているが、そもそもこれは立法ではない。内閣の「見解」で憲法解釈を変えるという掟破りだから決もとる必要がない。成立させるべき法もないのだから。適宜に時間をとって野党の反対意見を聞き、「参考になりました。じゃあこのへんで」



改憲どころか強行採決すらする必要がないのだ。まさかこんな裏道を使って集団的自衛権を正当化するとは思わなかった。

弱点は法ではないこと。解釈だから次の政権がまた解釈を変えればいいのだが、憲法をここまでないがしろにするなら、どんどん骨抜きになって行く。それが恐ろしい。

僕は改憲論者である。だから堂々と議論して直すべきところは直すべきだと考えていたが、まさかここまで非道とは。周辺の緊張があるならなおいっそう王道を歩むべきではないのか。ほとんどの事態は個別的自衛権で対応できることは、自民党さん。あなた達が一番よく知っているだろう。

所詮まともな論戦では通らないと思っているから、こんなことをする。日本は獣道を歩む国に成り下がるのか。

武力の行使に絶対反対の立場じゃない。
山田洋次監督がテレビで「中国とも北朝鮮とも話せばわかるんだから」と言っていたが、僕はそこまで楽観的ではない。地獄の収容所で赤ん坊まで囚人にする国と、ウイグルに地獄の弾圧を重ねる国とまともに話せるかどうかという思いはある。


しかし我らはそれでも最後の最後、99.99999%のプロセスを外交という戦争で戦うべきなのだ。武力の行使は最終手段であり、その時も丸腰でいいとは思わない。

しかし今の政権は最初から腕まくりをしいつでもやってやるという姿勢が見え見えだ。こんな国家に誰が心を許すだろう。世界に向けても国民に向けてもウソにウソを重ね、外交よりも戦車が好きな宰相である。

何度言われればこの国の人達も気がつくのだろうと思う。強い危機感を感じている。

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May 12, 2014

理想主義なのかヘタレなのか

何だか現状思い切り「経済回せ側」に取り込まれそうになっており内心複雑であります。経済回せったって自分の経済がすぐに回る話ではないのでありますが、当たり前の話、ひとたびここから外に出れば出たところの力は強大であります。それを改めて痛感しています。

「清く貧しく美しい」など嫌いだと公言しています。清く美しいものが、貧しくてもいいと言っているなら、それはどこかおかしいわけです。

正しいなら、美しいなら、富むはずであり、豊かで幸福になるはず。
それが達成できないならそれはどこかその社会の仕組みがおかしい。原発もそうです。オリンピックもそうです。

けれどおかしいものを、おかしいと言い続けるだけでは何も変わらない。奇跡の革命などない。

我らはこの唾棄するような日常。それでも先人がそれ以上の唾棄する思いを重ねてバトンしてくれたリレーを、微々たるものでも唾棄しないですむようにして、後の人に引き渡す努力をしなければならない。

それは決して豊かだけれどクxな社会ではなく、昨日よりも豊かで昨日よりはほんの少しクxではない社会。

その理想主義なようなヘタレなような世界観に私のやっていることは叶っているのでありましょうか。
あなたのやっていることは、どうですか。叶っていますか。

#別に酔っておりません。

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May 10, 2014

消えて行く下北沢

今となってはというか、今の段階で既にというか撮っておいて良かった。最近になって思うのは写真なんて撮るんじゃなくて撮らされて、そしてその写真がいつか勝手に何か話し始めるんじゃないかな。

カメラマンを目指していた頃にはそんなこと考えたことなど、もちろん微塵もない。




消えて行く下北沢(2013年5月17日)





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明日の始発から地下駅に移行する下北沢駅周辺の町並みをパノラマを使いながら撮ってみた。。人生でもっとも忙しく疲弊していた時代に2年間住んでいた場所でもある。ゆっくり街を歩くこともあの頃はなかった。3/21から一定の時間ごとに撮影。

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May 06, 2014

「鼻血ごときで騒ぐ人は発狂するかも」という雁屋哲氏の「いつもの悪い癖」


「現在発売中の「スピリッツ」22・23合併号に掲載された「福島の真実篇」において、東京電力福島第1原発など福島県を取材のため訪れた主人公・山岡士郎らが鼻血を出す描写があり、これが風評被害を助長するのではないかとの指摘が相次いだもの。作中には前双葉町長の井戸川克隆氏も登場し、「福島では同じ症状の人が大勢いますよ。言わないだけです」と発言、ネットを中心に炎上状態」

自分は3月11日以降、福島には何十回も足を運んでいるが、直接「同じ症状の人」に会った事もないし、「同じ症状の人」を知っているという人にも話を聞いた事がない。けれどだからといって「そういう症状の人」はいないということにはならない。実際SNSでは「低線量被曝による鼻血などの症状」を訴える人がたくさんいることは知っているし、確かにそうした人たちもいるのだろうと思う。僕がたまたま会っていないだけかもしれない。

けれど、だからといって自分の個人的視点で見る限り「大勢いますよ。言わないだけです」などという状況になっているとは判断できない。一定の発信力を持つ人がメディアで「言わないだけです」などと言えば何も知らない人は壮大な隠蔽を想像するだろうし、「血にまみれた福島の過剰な闇」を想像するだろう。

この問題に関して両論は両論とも不完全であり、慎重な見方をとりながらも「わからない」というのが現在のもっとも誠実な対応だと思う。注意しながらも気を配る。こういう慎重でまだるっこしくも思える対応の継続にしか真実はないように思う。

一方で「3年経っても死んだ人が誰もいない」から放射線への脅威論の化けの皮がはげたなどという論陣を張る人がいてそれに賛同する人がいる。安全論の根拠として「放射能で死んだ人が誰もいない」などとたった3年で主張する事もおかしい。そもそも本当に誰も死んでいないのか。この3年間で吉田所長含め癌でこの世を去ったコアな関係者は多くいる。亡くなっている方達の死を即放射能被曝に結びつける事には慎重であらねばならないだろうが、即「死んだ人は誰もいない」などと判断するのもまた違う。
さらにチェルノブイリでは20年以上たってからも相次いで甲状腺がんの発症や心臓の異常が続いていることはもう周知の事実だと言ってもいいだろう。

不幸すぎる未来を喧伝して人を惑わすのはもちろん慎むべきだが、現状に漂っている不透明な部分を見てみないふりをするのもまた違う。

いずれにしても

「鼻血ごときで騒ぐ人は発狂するかも」

という不要な挑発的台詞を吐く雁屋哲氏の「いつもの悪い癖」には眉をひそめざるを得ない。それは誠実な態度だろうか。福島に対して。そして我ら全てに対して。

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May 04, 2014

gの文字の方向

IEの脆弱性を修正する緊急アップデート公開、XPにも「特例」で提供

今回のIEの騒ぎは一体何だったのか。おそらく裏事情があるだろうしいつか明らかになることがあるのだろう。明確に過去のMSには起こらないことが起きていた。

大規模なセキュリティホールは過去にも何度もあったのに、米日の政府関係筋が使用そのものを禁止するなどといったことは過去になかった。

ではそれほどの危険だったのかというと、どうもそうとは思えない。陰謀論に組みしたくないが水面下で何か攻撃的なことが起きているのだろう。gの文字の方向を横目で睨みながらそう思う。

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May 03, 2014

『ラストデイズ 忌野清志郎×太田光』


『ラストデイズ 忌野清志郎×太田光』

夕べ録画を見ていて、彼について知らないことがたくさんあったことに気がついた。そして少し驚いた。

思ったことは他にも色々あるが、その一つは、人が何かに拘ることにはきっと理由があるということだ。誰でも。そしてキヨシローでも。

本当は何の理由もなくても、この星に生きているものとして、呼吸をしているものとして、特殊な理由がなくてもいま起きていることに、今の生活を崩すこともなく生活者の1人として息をするように平然と立ち向かうべきなのだと思っている。それがきっと理想であり自然だ。

だが現実はそうはできていない。こだわる人にはこだわるだけの理由がある。それが現実であってそこで理想を振りかざしても仕方がないのかもしれない。

降りてくるものには降りてくる理由がある。物理の法則のように。

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