『ドキュメント72時間 夏の終わり 国会前の路上で』
「これNHKでしょ。こんなのやってるの。すごいじゃん」
とつぶやいて足を止めた。しばらく画面を見つめている。すぐ気がついたんだな。
「日本ではいま福島について話すことはタブーだって聞いたけど本当?」
と唐突に話しかけてきたアメリカ人女性の発言をノーカットで流していた。この番組はNHKの牙を隠した偽装の羊なんだ。
「取材してどうするんだ。NHKが何しに来た。結局動物園に来るような目であんたたちは取材するだけだろう」
と強烈に言われる。スタッフは朝まで議論して最後は仲良くなるんだが、そんな場面なんて普通は丸ごとカットですよね。全部ではないがスタッフのため息までオンエアした。
明け方の街に最後は笑顔で手を振って消えていったゲイのおじさんに涙が出た。
中国共産党と中国人を一緒にしてはならないように、組織と人とを同一視してはならない。そこに生きる現場のメッセージを見逃してはならない。
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