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February 05, 2016

生き物としてのココロ

月並みだけど、東京は空が小さい。自然が小さい。でもモンスターのように人が多い。ありえないくらいに人が多い。

会津では空の広がりと風の匂い、雲や樹々を照らす光の僅かな色の変化を感じることができる。でも人はいない。ありえないくらい人がいない。

自分にとっての美しさも、恐ろしさも、厳しい冬の自然そのものになる。

磐越道中山峠は何度通っても緊張する。恐ろしい。恐ろしい。吹雪の上り坂を超えると、霧の下り坂。上下左右もわからぬ時すらある。

さっきまで穏やかな顔をしていたと思うと、瞬時にヤヌスの牙を剥く。稀代の難所と言われてきたのがわかる。ここがかつて官軍が会津に向けて超えていった道。

一方で。峠さえ超えれば豊かな平野が広がる。

圧倒的な自然の怖さに立ち向かおうとするとき、人の怖さ、いやらしさを自分はしばし忘れる。

生き物としての原始的な怯えが体の底からジワジワと蘇ってきて、それによって自分は生き物としてのココロを取り戻していくのだと思う。ガサガサと体の奥にそれを感じる。

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