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June 08, 2016

地獄の門

ちょっとしたことから、いやちょっとしたことでもないのだけれど、今まで避けに避けてきた自分のルーツと、この歳になってから向き合わなければならないことになりました。

唖然としております。

関わる人たちが次々と鬼籍に入っていく中で、こじれた物事も消えていくと思っていたのですが、その後には大量の故人の軌跡。まあ平たく言えば大量の戸籍謄本やら除籍謄本の山々。その一つ一つを掘り起こしていかないと、自分の場所には辿り着かないのです。

通常とか普通とかいうのがこの世にないのはわかった上で、敢えて通常という言葉を使うなら、自分には通常の人と比べて半分の世界しかなかった。

見えない半分の世界は、確かに存在しているし、その世界に触れようと思えば触れられるのに、生まれてからこのかた、そこを避けてきた。自分らしくなかったのですが。

自分はもうこの半分を知らずにこの世界を去るのだろうと、それもまた良しと思っていたのですけれど、ここに来てやられました。世の中そんなに甘くはなかったのであります。

半分の世界の地獄の門が開いて待っておりました。

どうしようもないトラップをかけないと、こいつは一生逃げ回る。ばれたのでしょう。高いところから網をかけられた気分であります。

これが救いなのか本当の地獄の入口なのか知りませんが、そして自分は神様を信じていませんが、神というものがあるとすれば、言わばそれは自分の反作用。自分というものの向かう方向に対して働く強烈な反作用のことなのかもしれないとも思います。

もう一度言うならそれが、その人の救いになるか地獄への入口なのかまるでわからないことも含めて。それがおそらく神でありましょう。

これも面白いと思うべきなのでしょうか。僕にはわかりません。この世は手強いですよ。皆様。

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