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December 28, 2017

写真を撮るということ

ある写真家の人の日記を延々と読みながら、そうだ。自分はカメラマンになりたくて、新卒でスタジオマンにまでなったんだと、今更のように、改めて思い出す。今考えると、まるで別の人生のようだ。

で、なぜカメラマンにならなかったのか、考えてみるが、本当に別の人生のように遠い日の記憶で、よく覚えていない。どこかでカメラを仕事にすることを断念したのかもしれないし、だらだらとなれなかったのかもしれない。成り行きだったかもしれないし、そのあたりのことは、あまり覚えていたくもないのかもしれない。

とにかく自分は写真を仕事にする人にはならなかった。それだけの話だ。

それでも、今でも、というかこの頃になって休みの日にはできるだけカメラを持って歩くようにしている。スマホを使えば誰でも写真など撮れるようになって、かえって写真を撮ることの意味を考えることは難しくなった。というより、今の自分にはそんなことの意味などどうでもいい。

ただ撮りたくなったら撮る。何のためという目的などはない。それでいいのではないかと思うようになった。こういうのを世間ではさかしら顔で「好きなことは仕事にしないほうがいい。趣味にしたほうがいい」などと言うのだろうか。

「趣味」という言葉の、どこか、どん詰まりの享楽感(苦笑)も自分は好きではないのだ。撮りたくて撮る。趣味ではない。そのことによって金が入らないだけだ。

何を撮ればいいのか、なぜ撮るのか。そんなことに迷っている間は、結局は撮ることの自由を獲得できていなかったのだろうと思う。

たどり着いた場所は、たいした場所ではないのだけれど、ここまで随分と時間がかかった。そんなものなのだろう。

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December 16, 2017

伝説の犬

犬の健康が不調。

犬の一生は人のおよそ1/5くらい。とすれば、犬にかける時間が1ヶ月だとすれば、それは人にとっての5ヶ月には相当するはず。そう思って徳を積むつもりで自分に言い聞かせる。

好きな話は、殆どの犬にとって飼い主は不老不死と思われているという寓話。5世代に1匹くらい、その飼い主の死に立ち会うことのできる伝説の犬が現れる。それは犬にとってとても稀な、選ばれた犬だけが立ち会える聖なる経験なのだという。そういう話。

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December 12, 2017

他のどこにも似ていない街



松崎の伊豆の長八美術館 に行ってきた。

松崎というところは不思議な街だ。他のどの街にも似ていない。西伊豆のどん詰まりにあって交通はどう行っても不便。東伊豆の喧騒とは遠く離れて、独特の鄙びた時間が流れている。
ここに来たのはおよそ30年ぶりで、あの時見た長八美術館はあんなに美しくクールだったのに歳月の流れは壁面を薄黒く痛めていた。この国はどうしてこういう至芸の源に金が集まらないのだろう。

松崎プリンスホテルは伊藤園ホテルと名前を変えてあの日と同じ場所に佇んで、同じ海を見ていたが、こちらも何だかしおれてしまっても必死にその場に立とうとする花のようだった。

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December 02, 2017

日本が中国に完敗したならそれを利用すればいい

すごく刺激的な質の高い論考記事なのでお薦め。


日本が中国に完敗した今、26歳の私が全てのオッサンに言いたいこと

中国に100万以上の都市が300以上あるという話を聞いたのはずいぶん前だけれど、それを言っても多くの日本人はポカンとしている。自分が上海に行った時は、東京よりも遥かに大きな大都会だと認識した上で行ったので、そんなにショックは受けなかったが、その前提無くして行けば驚くだろう。

中国はもちろん、今やアジアには東京など遠く及ばない大都市はたくさんある。例えば韓国には釜山という韓国第二の都市があるが、ここの巨大さときたら、東京の比ではない。人口も最盛期は400万である。

いつまでも世界に冠たるNo. 1日本だとか幻想を持っている人たちは中国でもアジアでもどんどん行ったほうがいい。この記事を読んで自分も深センにぜひ行きたくなった。

もう一つあるのは、別にこんなこと悲しむ必要もないということ。日本人のしたたかさを僕は信じる。理性的でも品格高くもないかもしれないし、人権も民主主義もわからないかもしれないが、この国はしたたかである。だから戦後の奇跡の大復興を成し遂げた。

周辺にこれだけ巨大な経済圏が次々と出来上がっているのだから、日本にとってはある意味チャンスである。同胞と若い人たちの今後のしたたかさを自分は信じる。

また中国の発展は目を覆うばかりの凄まじさだが、中国の大地は都市だけでできているわけではない。何十億という、日本の高度経済成長以前の生活をしている人たちもいる。漢民族以外の人たちもいる。それらも考えてこの国を見ないと見誤ると思う。

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