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May 23, 2018

桜となってはいけない

事実を淡々と述べながらも決して人を責めず自らの責任を語る若者に多くの人が共感した。自分もその例外ではないが、その姿に旧日本軍の兵士のような危うい美意識を感じたのも事実。

私たちはこういった日本人の「美徳」と一度は決別したのではなかったろうか。不正な圧力には決して屈しない態度、凛とした態度が尊敬される国になろうとしたのではなかったのか。責任を自ら引き受け滅んでいく桜ばかりを美しく思ってはならないはずだ。

なぜこの国の隅々でパワハラが横行するかと言えば、そうして耐えて責任を引き受ける姿の幾ばくかを私たちが美しいと思ってしまい、戦う者たちに対しては、和を乱すものとして眉をひそめる性向があるからだ。それが続く限り、社会の隅々の人達まで抵抗しない限り、蜂起しない限り、そうした人達こそが尊敬されるようにならない限り、この国からパワハラはなくならない。

また桜が散っていくだけだ。

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