November 04, 2005

「民主党 ブロガーと前原代表との懇談会(詳細記録)」---実態を見定めよう

このエントリーシリーズもそろそろまとめたいが、tracker's burrowさんがじわじわと底力を発揮されて、この上ないと思われる精緻な報告をアップし続けていらっしゃる。R30さんには速報力の抜群の力があったが、tracker's backさんの記録は時間をかけてまとめただけあって、実際にどんな会話がなされていたかの、重要な記録になる。
もちろん、こうした面においては、いずれの方の力も、当BigBanには欠けているのは諸兄ご存知の通り。。

物事は実態を見た上での批判あるいは評価がきちんとなされなければならない。その気になればこのエントリーからだけでも、多くの方向が発想できるはずである。もちろん反省もである。軽薄な幼児語で謗る浅薄な批判は百害あって一利なし。

ぜひごらんいただきたい。


 民主党ブロガー懇談会:前記・確認
 民主党ブロガー懇談会:前記2・口火を切るまで
 民主党ブロガー懇談会:憲法改正問題に関して
 民主党ブロガー懇談会:ネットと政治に関して-先端vsド素人

まだ続く予定のようである。すごい。

トラックバックセンターはここ。

2005 11 04 [民主党ブロガー懇談会] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック

November 03, 2005

「民主党 ブロガーと前原代表との懇談会(番外編2)」---石を投げるなら自分も動け。

そろそろ「日常生活」に戻りたくなっているんだが、不幸なことに見つけてしまったので。
どの範囲を文芸評論家と呼ぶのか知らないが、こういう言論を、いい年をして臆面もなく展開しているブロガーと、「それも一理ある」などと納得している人たちを見ると、はっきり言って身の毛がよだつ。
そうやって、現実に対して、立看板の横からそっと顔を出して、賢しら顔で唾を吐く自らの「品性下劣」に気がつかない、屈折した「インテリ気取り」が僕はなによりも、嫌いだ。

動く人間を罵倒するなら、三島だか何だか知らないが、あなたもいい加減に70年代が終わっていることに気がついて、動いたらどうか。現実と葛藤しながら手探りで動こうとしている人間の後ろから石を投げるな。石を投げるばかりの人間についていく者は誰もいない。永遠の「確かな野党」として、あなたの好きな立て看板にこもっていればいい。

それでいて何が
コメントは、アラシ対策のため、メールで…お願いします。


だ。笑止。

いい加減にして欲しいのはこっちである。
小林秀雄も地下で泣いているであろう。左右両翼の恥に繋がるから、せめて年齢と立場にふさわしい品位を身につけてくれ。

以上。

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November 02, 2005

「民主党 ブロガーと前原代表との懇談会(番外編)」---親子丼の誇り

神学的弁当論争などと表現したのは確かに私だが、この話に意味があったのかなかったのか、まだ考え続けている。いい奴だな>オレ。未整理だけれど少し書いて見たい。

ジャーナリストであったことはないが、広告業界の仕事が長かった私がこれに関連して思い出すのは、新製品の開発時期や試作時期に、企業が「モニター」と呼ばれる消費者を呼んで、意見を聞くヒアリングの会である。

たとえばSONYがXXXXという製品を出すと。しかしそれがほんとにイケルかどうか自信がない。そんなときに何らかの意味でその製品の仮想ユーザーだったり、あるいはオピニオンリーダーになりうる人だったりを読んで、意見を聞く。

こうした場合、絶対といっていいほど、メシは出るは、金一封は出るは。今まで私もそうした会に幾度も出ているし、そのたびにある程度のそう安くもない金品を受け取っている。しかし、こうしたケースでは金品を受け取ることを一度も疑問に思ったことはない。限られた時間の間に、その金品に見劣りしないだけの意見を言い、何らかの形で貢献をしてその企業に報おうとは思うが、金品を受け取ったからといってその商品に関してお世辞を言うことなどない。また、企業もそんなことは期待していない。そんな気を回されたらむしろ自分たちの「損失」になることを知っているからである。

この場合、先方が期待しているのは、その商品に対する「正直な見方」である。それはもう、いい加減なやらせ企業が皆無とは言わないが、コマーシャリズムはコマーシャリズムの欣持というものがあって、今まで私が知り合った企業の広報関係者で、金品に見合った「不公平な見方」など期待したり、それを強いたりする人たちは一人もいなかった。
確かに、こうしたモニターと取材とは違う。企業モニターでは、相手に対してのギブアンドテイクが非常に明確であり、コマーシャリズムとか商業主義とか言うと何か非常に綺麗でない印象を持つ人が多く、実際そうした面も多々あるのだが、反面ピュア(という言葉がいいかどうかわからないが)でわかりやすい。その結果も秘匿されるのが普通で、報道取材のように赤裸々に公開されることもない。

それはそうとしても、ジャーナリストを辞任する人やその他の人から、弁当一つでこれだけの見方が出てくることに驚いた。取材の場合、相手とのギブアンドテイクが明確でないということが一つにはある。取材される側にとって、特に都合の悪い面を報道された場合、損害を受ける。だからその損害を回避するために金品を取材者に渡すことは想像できなくもない。
しかしその論旨は、我々が純粋に「取材者」である場合である。今回我々は取材者だったのか。泉さんは「取材者」であったのかもしれないが、私に関しては「取材者」の意志で民主党に赴いたという意識は、はっきり言ってない。懇談会に出席したのである。
その90分の時間帯の中で、民主党にとってある程度有益な情報も、私なりには提供したつもりである。また、某参加ブロガー氏のように、京都から自費でわざわざ赴いた人もいる。

取材者と懇談会出席者、あるいはコンサル的提言をする者、個人的好奇心で目撃を志向するもの、参加者の動機は統一されていない。実際問題、事後のレポートを読んでも、R30さんやコガイさんやヤメ記者さんのスタンスと私とは全く違う。もちろん泉さんとも違う。そうした中にあって、本当のところ今回の件は、どのような形が望ましかったのか。自問を続けている。

さらに言えば、ジャーナリズムの陣に身を置く人が、饗応に関する過去の自戒だか、悔恨だかわからないがそうした記憶からこの点を叫べば叫ぶほど、自らの世界に起きていた(かもしれない)腐敗や癒着や嫉妬(もあるだろう)と言った負の記憶をベースに、私たちを「自分たちに準じた取材者」として一律に見なされることには非常に抵抗を感じる。「アドバイスを受けろ」という言葉に、泉さんは率直に応じているが、へそ曲がりのBigBanはちょっと待てといいたい気分もある。

あなた方は、あなた方の世界で仮に長年にわたって腐敗していたかもしれないが、それはあなた方の世界の中で解決すべきことであるし、解決すべきことであった。何かにつけて記者クラブの件を持ち出すわけではないが、一事が万事だなと思う。一体あなたは現場でどれだけの努力をしていたのか、していなかったのか。自ら意識しているのかいないのか、賢しく臆面もなく目線の上のところから「道理を」唱えられても白々しい思いが残る。この白々しさを振りかざすところが、今のジャーナリズムに身を置く人たちへの不信感が生まれる一つの遠因になっているような気もするのである。

#もちろん耳を傾けるべき論もある。上昇気流なごやの毎日新聞・磯野さんのエントリーは、さすがにこの点に関していたずらに声高にならずに、経験と自戒をちりばめて、バランスの取れた落ち着いたサジェスチョンをされていて好感が持てたし、学べる部分もあった。だが他のケースで、まるで記憶喪失のように自分のコミットメントに触れずあるいは棚に上げて、鬼の首をとったかのように教訓を垂れられると、どうかと思う。

おそらく、世論との無用な軋轢を避けるために、あるいはそこまでして意地を貼ってタダメシを食う意志を持つ人は誰一人いなかったために、今回は実費精算という無難な形をとったが、この件に深く考える何ほどの要素もなかったかといえば、ひっかかる部分が残るのであり、今のところ不十分な考察かもしれないが考え続けていることを記したかった。

もう一つ言うなら前回の自民党とのブロガー懇談会で、多くの参加者が総裁の椅子に座ったことを嬉々として報告し、その写真までアップしていたが、今回の我々に関してはそれが親子丼の写真になったことを、少しだけ誇りに思っていることを白状しておく。


【参考記事】
●弁当論争(上昇気流なごや)
●関連でガ島さんを読んで(愛に史観を)

2005 11 02 [民主党ブロガー懇談会] | 固定リンク | コメント (4) | トラックバック

November 01, 2005

「民主党 ブロガーと前原代表との懇談会(民主党からもアクション)」---この世はバーターなのだよ。

どっと昨日の懇談会に対する反応がネットに出てきている。予想されたものもあり、予想外のものもあり、そうした中で、そして昨日のメンバーの中では比較的年上だった身として思うのは、残念ながら少々「大人の理屈」も考えてもらいたいということ。

この世はバーターなのだよ。諸兄。

民主党に聞きたいことが山ほどある。それもわかる。これも言ってほしかった、あれも言ってほしかった。それもわかる。だがね、だが聞いてほしい。

相手にだって、それらすべてに答えなければならない義務なんてない。もっと言えばこんな懇談会を開く義務もない。納税者だとか有権者だとか言ったっ て駄目だぜ。(これは別にコガイ氏への皮肉ではない)敵には「時間」というものがある。(だから僕は時計ばかり気にしていた。)

何たって自民党の組閣の日だ。時と場所を心得ず、自分の言いたいことだけ言いにきて、相手の望むものを何一つ出さない相手に会う義務なんて、いくら国会議員だって、前原代表だってない。それを言っていれば、全選挙区民に会わなければならない。それは不可能だ。自分の身に置き換えて考えてみればわかるだろう。

何よりも「報道の自由」などという、大新聞や大マスコミが持っているような大義名分は僕たちにはない。そこのところを忘れてもらっては困る。ブログをやっているというだけで、後は単なる物見高い市民集団だ。向こうにとっては。ここを忘れて自分たちブロガーが、何かとんでもないものを背負っているような勘違いは、弁当論争にも深く根を下ろしていると僕は思う。

SKYPEで中継してほしかったというのも良くわかるけれど、中継が始まれば質問も受け付けろという話になることも考えられる。時間は無限ではない。膨大なネットユーザーを相手にした丁々発止のやりとりなど誰にも出来ない。もちろん全否定はしないが、手法をよほど工夫しないと無理だ。

その中で昨日民主党が、何を考えて僕たちを呼ぶことにしたかは、昨日の懇談会への民主党側の出席者で、早々と反応をくれた細野議員のブログを見ればよくわかる。

ブロガーは政策論争をしたかったかもしれないが、民主党が求めているニーズは違う。何が一番知りたかったか、それはブログやネットとコミュニケーションの、政策あるいは選挙に与える影響だ。ところがブロガーは今頃ブログは何だ?なんて話はっきりいって退屈だ。
「あーあ」と思う。だが向こうにしてみれば、政策に関するタウンミーティングで終われば、わざわざ代表が出席して、昨日のスケジュールで実施する意味が薄い。

だが、これはコガイ氏に同意するがここを「かったるい」と言っていたのでは駄目だ。相手の求める情報も与えながらこちらの知りたいことも引き出して いく、このぎりぎりのところでの駆け引きが、粘り強く出来なけりゃ、駄目。ただの子供だ。多くの場合子供にはいい部分もあるがどうしようもない部分もある のは、みんなご存知の通り。

メンバーを以後ローテーションで固定化させないようにしようというのも実に良くわかるが、毎回メンバーが全員変わるミーティングを相手に強いるならそれもやはり、「平等」という名の自分勝手だ。発起人である泉さんにはこのへんも含めて今後を検討してほしい。

それにしても細野議員。すぐにブログで返信をもらえたのは有難い。ご多忙のところ感謝。

【参考記事】
●細野豪志議員ブログ


【加筆】
すげー勢いでTBが行きかっているので集結先も意識しようか。トラックバックセンターはここ。

2005 11 01 [民主党ブロガー懇談会] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック

「民主党 ブロガーと前原代表との懇談会(当日)」---テーマは弁当・・ではなく憲法改正国民投票案だったのだが。

minsyu

組閣で沸き立つ議事堂前、議員会館の横を通って民主党本部へ。GripBlogの泉さんから聞いていた通り、実に地味な風情のビル。これでは入り口に迷うのも当たり前。7Fでしばらく待つも、10分前になっても誰もこない。民主党本部は別のビルで、ここは「分館
」なのかと不安になり始めた。だってこんなに地味なんだから・・と不安になり始めたとき、「一方的に顔見知り」の404 Not Found氏の大きな体が現れた。これでようやく既に皆6Fに移動済とわかる。

いきなり問題の弁当が配られ食事・・というよりも写真にもあるが親子丼を出していただいたのだが一同に緊張感が走る。というのは嘘。このころは実費精算しようという暗黙の前提が出来上がっていたので、証拠物の写真を撮ったり、自己紹介をしたりして時間を過ごす。

前原代表が入ってこられたのは、始まって20分ほど経ってから。他の出席議員や会話の流れは、R30氏の速攻議事録に詳しい。

最初に国民投票法案に関してダントツに詳しいと思われるヤメ記者弁護士さんの主導で話を始めようというのが泉氏の考えた進行。僕もこのヤメ記者弁護士さんのサイトで予習をしていった。法案全文のほか、日弁連の「憲法改正国民投票案に関する意見書」や第二東京弁護士会の「憲法改正国民投票案についての意見」なども携えてそれなりに頭の中で議論を整理して行ったのだが、結果的にはあまり活用できず。

#外交や内政の重要課題は他にもあるだろって突っ込んでいる人。今日の懇談会にはテーマがあったんだよ。「憲法改正国民投票法案」が今日のテーマなんだ。落ち着いて。

ヤメ記者弁護士さんが資料を配ってくれて、この法案の3つの問題--(1)投票権者の問題(2)公務員の活動制約について(3)個別投票か一括投票か ---の問題提起と趣旨説明。それに民主党大塚議員を中心に答えていく形式がとられたが、中途で、民主党よりご提案。できるだけ多くの人と話をしたいし、質問を受けつけたいので理解をとのこと
端的に記載すれば民主党の立場はまだ柔らかく、いちいちお互いに確認をしながら答えていただいたという印象。

(1)→公民権停止中の者でも投票を認めていきたい。
(2)→立場利用は問題だが全て制約するのはどうか。
(3)→個別投票か一括投票かは今後探っていくが、まあ個別ではないか。

などの説明。

ここで、他の参加者(含BigBan)も口をはさみ、特に(3)についての具体的な形式はどのようなものか、削除や加筆を中心にするのか修正か、あるいは頻繁に改正加筆される蓄積修正が記載される可能性があるのかなどと、互いに指摘が続く。
BigBanは手法と本質は切り離せないものであり、投票形式や一括または個別投票かは改憲内容に深く影響を与えることなので、後回しにせず議論することを訴える。一部前原代表も同意してくれたと思う。

9条改憲は一項を残し二項で検討を加えること、集団的自衛権も条件付で認めること、等々が前原代表の見解として語られる。(このあたりは、他のブロガーの記録も参照。)安全保障に関する見解は正直自分と前原氏は一致しすぎていることを知っているので、それ以上突っ込むネタもなし。

で、実はこのあたりで投票案に関する議論からそれ、ブログというものの力について民主党側から質問。前原代表もこの点のほうが興味深そう。

それはそうだろう。素人集団の我々が価値を持つのは「ブロガーだから」。政策論議は散々おやりになっているだろうし、期待もされていないのかもしれない。これも止むを得ないなとBigBan胸の中で考える。というわけで次第に選挙戦略とブログの役割などに議論シフト。

この問題の参加者中抜群のオーソリティ、ヤメ記者弁護士さんちょっと不満そう。見ればR30氏が怖い顔でひたすらパソコンを打ち続けている。きっと誰かの悪口を書いているのではないかと邪推したBigBanが悪かった。速攻の議事録を作ってくれていたのに。

「Blogっていうのは我々まだ良くわからないんですよ。」というトーンで話される民主党側のスタンスに「ふーーーー・・・」。このレベルの議論からはじめたのでは、到達できる場所は想像がつくなあと、BigBan頻繁に時計を見る。会議最初に、前原代表がいられるのはせいぜい7時半頃と聞いていたからである。

若さあふれる代表以下皆さんなのに、どうもネットでのコミュニケーションに慣れているとは言えないよう。自民党のブロガー懇親会への認識をたずねたところ、これも選挙が終わってから知ったとのこと。(GripBlogの存在感に気づき、インタビューに応じていただけるようになったのも雑誌「論座」にR30氏らの論考やGripBlogが掲載された後のようだ)
心なしか、参加ブロガーから少し嘆息が漏れる。

BigBanは、ネットへの取り組みの姿勢は、その直接的効果よりも、周辺効果、それが象徴として民主党の先進性へのイメージにつながる重要ポイントになると力説。他の参加者から、早晩改正される公職選挙法治下での重要性への指摘がある。安曇信太郎の「イヤならやめろ!」の安曇さんがこれに関してはレジメを作ってきていて配ってくださった。すごい。BigBan素直に感心。

前原代表に頻繁に携帯電話や、連絡が入る。時折、中座を詫びて立ち上がる前原代表。

資料配布体制や、PR体制も問題になる。ネットでドキュメントや資料を配布して欲しい。今回も法案に関する民主党の提案がほとんど入手できなかったとBigBanも訴える。民主党の皆様からは、確定がされない段階でそれらを配布することへの不安が提起される。

最終結果をサイトに最後にアップするホームページ方式ではなく、経過も含めてスピーディに公開するブログ時代のコミュニケーションに即すべきとの声。

ここで(このあたりで)前原代表が、「手法を早速検討してください」と松本政調会長に話しかける。

他に、ブログ形式で発信した場合の双方向のやりとりが、政党として処理できるかどうかという疑問も前原代表から提起される。
それも含めて経験を積むべき。スルーのテクニックも学ぶべきとBigBanも発言。

このあたりで前原代表の残り時間が少なくなり、会場を後にしようとするが、ここで泉さんが「これじゃ帰れない!私の質問があります!」と一声。この気迫に圧されて皆もう一度議論へ(笑)。泉さん、小沢代表の影響力や、前原氏の小沢氏への所感などを質問。(このへんの前原氏の答はおそらくGripBlogに正確にアップされると思います。)

前原代表退室。その後大塚議員が残ってくださって、この回を定例にしたいという提案、やはりネット関連のコミュニケーションのありかたに関心があるので意見をもらいたいとのこと。メンバーの人選や形式は後から相談したいとのこと。

乱暴に僕なりに議論を追ってきたが、正直なところ実質90分ほどの時間の中でできたことは非常に少なかったということ。テーマとして一応「憲法改正国民投票案について」を掲げながら、実際のところは、「ブログと選挙」や「ネット時代の政党のコミュニケーション」などにシフトしてしまったこともあり(それはそれでいいけれど)、中途半端になった嫌いはある。発言者も偏る傾向。だが最初から多くを望むのも難しい面があるのは事実。僕は知らないが、泉さんによると自民党との懇談会よりは遥かに実質的な討議ができたとのことである。

今回事前に多くの、参加者以外の人たちの期待のようなものが我々にいい意味でのプレッシャーとしてかかっていたことは事実。その面でも下手な形で終わらせたくないという気持ちにはつながっていたね。

前原代表は、国会の党首討論で小泉首相に直立したまま、挑みかかった強さの面とは異なり、静かに話を聴いてくれて一言一言丁寧に、時には逡巡しながら説明をしてくれたことは好印象。だが、予想通り(?)今の時点での、ネット戦略や広報戦略に関して、自民党に比べて大きな遅れがあることは、出席された民主党議員の誰もが認めていた。

聞きたいことはそれこそ、憲法改正国民投票案以外にも20ばかり書き出していったのだが、当然時間は大幅になく、質問できず。今後に期待か。

終了後、近くで参加ブロガーと懇談。考えて見ればブログを始めてからこのかた、本名を明らかにして他のブロガーと接点を持ったのは初めてだ。そうした意味で新鮮。またアルファブロガーだのベータブロガーだのガンマブロガー(←BigBan 笑)といった呼び名はあまり好きではないのだけれど、どのメンバーも遥かに余力を残した実力を感じ取ることが出来て、変な言い方だけれど頼もしい限りであった。
こうした回を重ねることで、民主党に対してのある程度の、(ネットに)限定された戦略提案ができる可能性はあろうが、本来的な目的(ブログで発信している事自体の)と比較して、どうなんだろう・・と少し考えてしまった。

もしも今回のような路線を続けるなら、自分のブログのスタンスも今までとは少し変えなければならないかもしれない。それがちょっと引っかかった。


PS.泉さん、ブロガー諸侯、追伸で言うのもなんだがお疲れ様。もしも泉さんがこの場を作ってくれなかったら、民主党はネット戦略に関しては自民党に先行されっぱなしで終わっちゃったんだけれど、辛うじて踏みとどまった(?)しかしその幸運の自覚が民主の方たちに全くないみたいで、ふにゅらら。ふにゃらら。

(急ぎのアップ。誤字脱字、意味不明文、事実誤認は随時修正します。ご容赦)

2005 11 01 [民主党ブロガー懇談会] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

October 30, 2005

「民主党 ブロガーと前原代表との懇談会」---弁当よりも意志。

今日帰国しました。
ソウルの空気をまだ引きずりながら帰って見れば、世ではいろいろ起きている。

GripBlogの泉さんは、先の総選挙でみるみる頭角を現したブログジャーナリストだ。自民党とブロガーとの懇談会では「呼ばれないのに」出席し、「呼ばれた人」以上に、充実したレポートを送ってくれた。僕も及ばずながら世耕広報部長宛の質問を泉さんに託すことが出来た。

それと前後して、彼女は何とか民主党ともコンタクトをとろうとしていたが、なんとも民主党はふにゃらな対応。その孤軍奮闘振りは、その後雨のち晴れまた曇り今日は雨か・・という風で、傍目にもじりじりしていたのが実態。

そんなところに朗報。民主党・前原代表が、10月31日に彼女のインタビューに応じてくれる上、10名のブロガーの出席を認めてくれるとのニュースを、韓国のホテルで読んだ。
「やったじゃん」と思うと同時に泉さんに行っていいかなとメール、今朝方飛行機に乗る間際に見てみるとお招きいただけるとのこと。泉さん感謝。

「神学的弁当論争」なども起きているようであるが、友よ、ここは大義に殉じようではないか(?)いや、もとへ。前原氏に対峙する好機。その本論の部分で幹の部分で、尽力集中しようではないか。いやなに、その途中で空腹になろうと満腹になろうと、自民党指名の前回とは異なり、今回はこちらで泉氏が編成したブロガー連。まさか食では転ぶまい。毒饅頭?何を言われる。ついぞ政治家連に接待攻勢された大メディアの記憶もこちらは継承していない。お弁当代、何なら払いますよ。それでいかが?

閑話休題。

本サイトでは自民党の懇談会の折

●自民党のブロガー会見---別に出たいわけじゃないって。

などと書き、あげくのはてに

●自民党のブロガー会見(2)-------やっぱり呼ばれてから行くだけでは駄目だろう。

などとやっていた手前、今度は弁当だけ食べに行ったと言われては名がすたる。いや、名など最初からないか。

民主党・前原代表に対しては

●前原新代表-----ようやく民主党のメッセージが聞こえてきた。

で、政治学徒の末席を汚す者としての立場から稚拙なコメントをさせていただいた。

今回泉さんが決めた残りの7名の方々の顔ぶれとブログを拝見しながら、こうした状況の中で自分に何ができるだろうかと、つらつら考える。新聞やテレビが容易に行えるようなアプローチであれば、自分が行く意味もあるまい。個々の政策について、目配りの聞いた議論をする力が自分にあるとも思えないし、何しろ会合は明後日である。となれば高坂門下生としての前原代表の政治哲学や決心を少しでも具体的に聞き出して来ることが、自分に適した役割ではないか、と今は思っている。で、具体的に何を話せるのか、話してこれるのか。それは熟慮中である。
この場に立つことをあのソウルのホテルで反射的に決めた自分の意志は何か。
板門店に出かける前の少々興奮気味の夜に、そのことを決めた自分の意志は何か。
それを忘れないようにして、民主党に行ってこようと思う

そしてもう一つ。

民主党に用意されているのは、BigBanの席であってBigBanの席ではないのだから、GripBlogに寄せられる皆さんのコメントは僕もしっかり目を通してから行こうと思っている。おそらくその全てを泉さんに委ねてしまうことは、相当な重荷だと思うので及ばずながら。限られた時間の中でどこまでできるかは未知数だけれどね。

試されるのは前原代表と民主党だけではない。つまり僕であり、我々であり、あなた方である。と言いながら、いっちょ明日は予習でもするか。(はは・・)


あ、それからなにやら宿題も出ているようだが、ごめんなさい。BigBanは夏休みの予定表作りと宿題はやらない。ぺこり(爆)

2005 10 30 [民主党ブロガー懇談会] | 固定リンク | コメント (9) | トラックバック