February 15, 2008
更新 セカンドライフ関連です。
インタビューを交えたセカンドライフ関連記事です。
SecondLifeで世界規模のDJネットワークを作り上げたClub Vital Staff(1)(Cnet Japan)
SecondLifeで世界規模のDJネットワークを作り上げたClub Vital Staff(2)(Cnet Japan)
2008 02 15 [パソコン・インターネット] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
November 11, 2007
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更新です。
VOCALOIDは電通の夢を見たのか----初音ミクと電通の噂に感じたこと(CNET Japan IT'sBig Bang!)
2007 11 11 [パソコン・インターネット] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
November 05, 2007
CNETブログの、いささか半端な「フラット革命」
11月になったら、CNET読者ブログが、「CNETブログ」という名になり、「プロブロガー」と混然一体化されていて驚いた。最初は一体何が起きたのか、さっぱりわからなかったのだが、何でも両者を均一に読者評価の「フラット地獄」の中に、放り込み、それで掲載順位を変えるのが狙いだとか。
これで、CNETのプロブロガーである佐々木俊尚さんと読者ブロガーであった私も、フラットの地平に並び立ったことになる。うへへ・・と言いたい所だが、従来の「プロブロガー」にはαという頭文字がついている。つまり「αブロガー」・・・・・・・・。さすがにそこだけはフラットではないらしい。
まーしょうがないか。
エンジニアリング的にちょっと知ってることを書くと、従来はCNETの本体はMovavbleTypeの自社システム(たぶん)で運用されていたんだけれど、読者ブログだけは、TypePadのASPサービスだったんですね。それが本体に吸収されて、MT上で運用されるようになった。その結果の「フラット革命」だったというのが実体かと。
ちゃんちゃん、ですが。
【追記 11/5】
●何か、finalventさんに関心を持っていただいたみたいだけど、「アルファブロガー」という言葉は同じでも、FPNの使い方とは全然比較にならないでしょうね。だから佐々木さんのことを「FPNとのグリュー(のりしろ)」なんて言ってはいけませんよ。全然、いけません。
にしても名称として「アルファブロガー」(あ、αってのは写真の横にちらっと入っているんですね。)なんて使うのはいまさらどうよみたいなことはある。いっそのこと全部同じ名前にしちゃえばいいのに、と素人ブロガー?は言いたいところなんですが。
っつうか、最後は原稿料が出るか出ないかみたいな話になるのか。CNETの場合。とりあえず欲しくて言ってるわけではないことはないことはないことはないみたいな。
●で、CNETさんから来たお知らせの原文はこれ。まあ、公開しちゃってもいいでしょ。
■ CNET Japan ブログ のリニューアルについて
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CNET Japan 読者ブログは、「CNET Japan ブログネットワーク」として、リニューアルオープンいたしました。これまでCNET Japanでは、審査を経て一読者からブロガーとなられた皆様による「CNET Japan 読者ブログ」と、編集部からの依頼により執筆されている
「CNET Japan ブログ」を並行して運営してまいりましたが、今回のリニューアルにより、これらの2つを統合いたします。
この統合により、ブロガーの皆さまがどのようにしてCNET Japanでブログを書きはじめたにか関わらず、『より評価が高いブログがより多く読まれるチャンスを得られる』場を実現いたします。また、今回のリニューアルは、ブロガーの皆さま同士のコミュニケーションにより生まれるブログソサエティの実現基盤にしたいと考えています。
なんか、GOODマークとか、はてなスターみたいで好きくない。ちゃんちゃん。(くどい)
2007 11 05 [パソコン・インターネット] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
October 29, 2007
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ミャンマー(ビルマ)とNOVA問題におけるFacebookの力(CNET Japan IT'sBig Bang!)
2007 10 29 [パソコン・インターネット] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
October 12, 2007
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仮想世界が一気に地球規模で出現!?---Google Earthの地形を取り込むMultiverse Networkの新ツールは衝撃的だ(CNET Japan IT'sBig Bang!)
2007 10 12 [パソコン・インターネット] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
September 13, 2007
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セカンドライフ推進派に回った「檄文」とアメリカンアパレル撤退の意味(CNET Japan IT'sBig Bang!)
2007 09 13 [パソコン・インターネット] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
August 26, 2007
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GMOの苦境に見るIT企業と消費者金融事業の危険な関係(CNET Japan IT'sBig Bang!)
2007 08 26 [パソコン・インターネット] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
August 06, 2007
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セカンドライフの億万長者は、武漢で暮らすドイツ国籍の中国人、アイリン・グラエフ。(CNET Japan IT'sBig Bang!)
2007 08 06 [パソコン・インターネット] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
July 29, 2007
「セカンドライフ創世記」を読んだ---仮想世界の結婚式が示していること
セカンドライフについて書かれた本は、ここ数カ月で「爆発的に」増えた。長く気を持たせていた日本語版のクライアントも、β版ながら今月リリースされた。にも関わらず、まだ日本人ユーザーは全体の2%しかいない。(これは日本語版リリース前の数字である。)また、パソコンに対してかなりのパフォーマンスを求めること、必ずしもわかりやすいソフト操作ではないこと、ゲームにありがちなストーリーもないことなどから、前途の苦戦を予測する声もある。SL内カジノに関しての徹底的規制を宣言する発表も最近行われ、これはSL内のマネーサプライに大きな影響を与えることになるかもしれない。
しかしながら、依然としてセカンドライフは、ユーザー数800万人以上でありながら、毎月100万人の割合でユーザーを増やし続けており、山手線の内側に匹敵する「土地」が毎月15%の勢いで拡張を続けており、実に週当たり150台のサーバを新たに増やし続けている、2007年における弩級のキラーサービスであることに間違いはない。
本書は、セカンドライフにゲーム的な感覚で夢中で参入してきた人が、あるいはこの広大な世界で自己発見をすることに疲れた頃に読んでみるといいかもしれない。セカンドライフについてあなたがどのような評価を下すかについての、貴重な情報を与えてくれる。特に、セカンドライフ内に50を超える島を所有するに到ったMagSL(ジップサービス)の代表の談話、harajukuのダンスクラブであるVitalを巡るエピソード、さらに日本人で初めてセカンドライフで結婚式をあげたカップルの話、さらにはリンデンラボを創業したフィリップ・ロズデールの幼少時代からの構想の経緯をたどる逸話は興味深い。MagSLの展開してきた数々の泥臭い、それでいてハイパーなイベントの数々についても詳しく触れられている。
以前
「Second Lifeのビジネスモデル----CPUの作り出す「もう一つの地球」はハッピーか。」
でも書いたが、セカンドライフのビジネスモデルは他のインターネット関連のビジネスモデルの多くが広告モデルであるのに対して、不動産を中心にしてRMT(リアルマネートレーディング)を仲介に価値付与していくモデルであるところに新しさがある。それは従来のIT関連のモデルのいずれもがとらなかった道である。。さらに、それはあのNetscapeの踏んだ蹉跌を乗り越えて登場してきたモデルであることも忘れてはならない。彼らの歩んだ道を歩まないであろう並々ならぬ覚悟がこのサービスにはある。
インターネットがはじめて発信し始めたころに浴びせかけられたあらゆる批判や懸念は、セカンドライフにおいてもまた形を変え、表現を変えて投げかけられているし、賛否両論がそれだけでも沸騰するのも、我々が容易なことではこのモデルを理解することの難しさを象徴しているだろう。
先にあげた日本人カップルが結婚式をあげたセカンドライフ内の島である、Cocololo islandにある教会は、今でも尚ライトアップされ、夜間には(つまり時制を夜間にすれば)美しくも幻想的な雰囲気がたちこめており、カップルたちの語らいの場所として、「この世のどこにもない場所」のオーラを醸し出し続けている。セカンドライフの将来を過度に悲観するのも、楽観するのも、おそらくは事実と違うのであろうが、このCocololoの闇の中で身を浸すならば、あなたに見えるものがあれば見えるだろう。見えないものがあれば、あるいはこれから見えてくるかもしれないし、永遠に見えないかもしれない。
ともすると企業の金銭的な欲望にのみフォーカスが当たり、一種のバブル的騒動として語られるセカンドライフであるが、この「不思議な世界」に身を浸し、その仮想の世界が自分の人生にどのようにtouchしてくるのか、おそらく「まだ残されている離陸の時間」の間に考えてみるのも悪くはないだろう。この本はそれに寄与するし、一般的には「創世記」にこそ、あらゆことが凝縮して起こるのだということを思い出させてくれる。
他の三次元仮想世界の動向もコンパクトにまとめられていて、これも興味深い。セカンドライフがもたらした最大の功績はおそらくサービスとしてのセカンドライフそれ自体の議論ではなく、メタバースであり、三次元の仮想空間の可能性であり、さらにこれら仮想空間に対峙する我々人類の意識と想像力を飛躍的に高めたことであるだろう。時にはビジネスのフィールドで、時には恋愛の領域で。先はもちろんまだ霧の中にあるのだが、我々がネット進化の歴史の上で、のっぴきならない大変革の時に直面していることだけは、おそらく120%確かであると私は思う。
2007 07 29 [パソコン・インターネット] | 固定リンク | コメント (1) | トラックバック
July 22, 2007
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「はてなスター」を巡るコトの顛末に思うブログとブロガーの疲弊(CNET Japan IT'sBig Bang!)
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July 09, 2007
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そこには絶対にやってはいけない接続がある。-----携帯電話でSecondLifeに接続した男のスリラー(CNET Japan IT'sBig Bang!)
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June 29, 2007
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リアルとバーチャルの薄れゆく境界----やはり今、人生は複雑化しているのかもしれない(CNET Japan IT'sBig Bang!)
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June 13, 2007
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日払派遣の労働力を利用する側について考える(CNET Japan IT'sBig Bang!)
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June 02, 2007
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「セカンドライフナイト in BarTube」で考えたRMTの現実(CNET Japan IT'sBig Bang!)
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May 28, 2007
第13回WebSig会議 「Second Lifeのポテンシャルを探る 企業から個人まで」---レポート
SLネタが続いているが、昨日秋葉原のデジタルハリウッドで開催された「第13回WebSig会議 「Second Lifeのポテンシャルを探る 企業から個人まで」に参加してきた。その模様をちょっとレポート。
会場は、リアル会場のほか、SL内のイベン島、雷神、Minatomiraiの計4ケ所を使って行われた。リアル会場では、SL内会場の模様がモニタに映し出され、さらにリアル会場からスタッフが、「スタッフアバター」となって、各SL会場に散った。
リアル会場に出かける前に、イベン島を覗いてみた。
まだ、観客は集まっていなかったが、本番時には各バーチャル会場は、様々な体裁のアバター観客で一杯になった。リアル会場も定員の100名をおそらく上回ったであろう人の入り。熱気がすごい。通路にまで椅子が並べられ、トイレに行くのも苦労したほどである。
まず三淵啓自氏(デジタルハリウッド大学大学院教授)。SLは右脳思考であり、それまでのセマンテックWeb(いわゆるWeb)の左脳思考とは根本 的に違う。究極のWeb2.0である。クリエイターにとって未曾有の3D制作環境として画期的であり、かつてない良質の環境が整備されていること、著作権 がすべてクリエイターに属しているほか、制作されたデータはすべて3Dネィティブのデータとして世界中に配布できること、リンデンラボがオープンソースで SLクライアントを含め開放したことが、世界に与える効果について講演した。
次は、先行して企業に対するSL内でのプロモーションコンサルに参入した、株式会社メルティングドッツの岡績氏。氏は、具体的事例で企業が実際に取り組んでいるSL内のマーケティング戦略について解説。
最後は、SL内のカリスマの1人。ASUKAグループオーナーのLINZOO Ring氏。氏はtokyo AGEHA Japanese Girls Collectionの主宰で、この上なく美しい日本人シェイプの制作者としても知られている。個人の立場からのプレゼンテーション。SL草創期の苦労や、住民の気質について語られる。
それぞれのSL内会場には、リアル会場の音声と映像がストリーミングされたが、かなり遅れて配信されていた。まさに実験的試みであると主催者の方が言われていたように、演出としてはリアル会場の質問に、SL会場のアバター達が赤白の旗を上げて回答するなどの、非常にシンプル、ある種稚拙なものであったが、(その上、リアル会場のマイクの調子は最悪だった!)私が遠く感慨を持って思い出していたのは、初期のテレビ会議システムが初めてイベントに持ち込まれた頃の記憶である。あのときも、音声はブツブツであったが、遠く海外の人々との質疑応答が、テレビ局の力を借りずに実現した瞬間として、感動を持って受け止めたものだった。
時は移り、今モニターの向こうにいるのは、バーチャル世界のメタバースに集った、形態も様々なアバター達である。時代の変化を思い知らされた。実際、各SL会場はアバター参加者で一杯になっていた。
SLに関しては、もちろん3名の講師はポジティブなのだが、ネトゲとの違いについて、より参加者が自分の時間を主体的に使うことができると説いた三淵氏、そして企業参入がいよいよ見え始めた時代にあって、先行して入った個人を「傷つけないで」もらいたいと説いたLINZOO氏のプレゼンが印象的だった。
実際、各SIMではクリエイターの奪い合いのようなことも始まっているという。先行して参入した企業がかなりアグレッシブな動きをメタバースで繰り広げているらしい。事実、驚いたのだが、この日のリアル会場参加者の9割が企業関係者だった。
LINZOO氏は、「ネットにいる人たちは、なぜだかわからないが企業によって傷つけられている。その傷を理解してほしい」と語った。
その「先天的なトラウマ」は、あるいは自分が実際に受けたものではなく、ネットの先駆者から受け継いだものかもしれない。実際、今のSL内の日本人コミュニティは、LINZOO氏の感覚では、せいぜいアクティブな200名程度が担っているという。(実際、友人の友人あたりで、概ねSL人間関係はつながるというのは、私の実感でもある)住民はまだ新参者に対して親切であり、無償のオブジェクトも気前よく分ち合う。いわばパソコン通信やインターネットの初期の牧歌的な雰囲気が、まだSLにはあるのだ。それが企業の「暴力的な」参入によって破壊されることを、LINZOO氏は恐れている。
驚くべきは、おそらくリアル、SL両会場のほとんどすべての参加者が、SL内に企業が近く本格的侵攻を始めることを確信していると見えることだった。SLの盛り上がりを心配する者はおそらく殆ど皆無であり、むしろ加熱の行きすぎを心配している。
それはセッション終了後の、懇親会でも感じられた。幾人かの大企業の担当者と名刺交換したが、彼らの大半は、SLへの企業参入ピークをおよそ1-2年後と感じている。要は時期の問題だけであり、法的規制の問題やRMT(リアルマネートレーディング)における問題点の将来をそれほど悲観視していないこことが感じられた。
実際、野村総研は「複数世界が並存する「マルチバース」時代へ--2012年までの3D仮想世界をNRIが予測 」でみられるように
2009年から2010年にかけては、三次元仮想世界を活用したビジネスが本格化する見込み。グラフィックス性能が向上したPCが普及し、消費者による三次元仮想世界の利用が進むからだ。具体的には、電子商取引の基盤構築とマーケティング手法が確立が期待されるという。またNRIは、仮想世界に対する法整備の検討が必要になる時期でもあると予測している。
と予測している。「複数の世界の併存」とは。一人SLが孤立する世界ではないことを示唆しているのだが、風穴をあけるのがSLであることはおそらく間違いないだろう。
リアルで、SL内のクリエイターの方々と話をすることができたことも収穫だったが、私にとってラッキーだったのは、
社内にはビリヤード場、「週に1度はセカンドライフ」が社則
の記事を書いた遠竹智寿子さんと会場でお会いできたことだろう。そして「あの記事にあのタイトルはないでしょう。むしろリンデンの構想がたった一つのSF小説、『スノウ・クラッシュ』(ニール・スティーヴンスン著)に凝縮されていることを聞き出した彼女の記事には、もっとふさわしいタイトルがあったはず」という、私の戯言に共感していただいたこと。
#あの見出しは、編集部で勝手につけたんですって。何だよ、ビリヤード台って。そんなのきっとグーグルにも、MSにもあるだろさ。などと、遠竹さんに紹介された、アスキー関係者に絡む。
それはともかく。
「Second Life」をめぐる昨年から今年にかけての状況は、インターネットが日本に上陸した草創期、一気にブレークしていく前夜、1994年頃の状況に極めて類似していると思っている。
あの頃、日本のインターネットコミュニティはまだ小さく、皆がまだ情報に飢えていた。どこに行っても同じような会社と似たような人々が、極めてアグレッシブに未来を模索していたのである。
それから約10数余年。いま見ているような世界になってしまったわけだが、その間にNCSAモザイクであったり(!)、ネットスケープであったり、IEだったりのブラウザの変移があった。SLのクライアントが、次期ブラウザの地位をそのまま占めるかどうかはわからないが、これほどの3Dシステムが、オープンソースで、しかもRMTを保証して数百万人のユーザーを獲得したことは極めて意味が大きい。
よく、mixiの会員が既に800万人とか、あるいはネトゲのハンゲームのユーザー数がどうとか、あるいはクライアントソフトの使用感の悪さ、日本人のアクティブユーザーがまだほとんどいないこと、あるいは日本語版の「遅れ」などから、この世界の先行きを危惧する声もあるのだが、考えてみればインターネットの草創期にも同じような危惧は繰り返し語られたのである。
日本語版については、三淵教授はいったんリセットされたという見方だったが、先の遠竹さんにも会ったリンデン広報担当は、未だ遅くとも今年いっぱいにはリリースするという表明を捨てていない。外資系企業に日本総代理店をいったんはまかせようとしたが、見送ったとの説もあり、また彼らの言う「日本語版」の解釈について、当日様々な方たちにお話を伺ったが、十人十色であったところが興味深かった。このあたりはいろいろ深そうだ。
いずれにしてもこのエントリーは3年後にもう一度読み返してみたいところである。そう思える自分のエントリーは、実はほとんどないのであるし。
2007 05 28 [パソコン・インターネット] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック
May 23, 2007
電通も最大規模都市建設----Second Lifeの「東京タワー」見学記
4月予定だった日本語版が延期され、少々盛り上がりに冷水をかけられた格好の「Second Life」だが、最新号の日経ビジネスの記事が、ちょっとしたセンセーションになっている。
セカンドライフ、日本も乱舞 東京タワー開業、電通は最大級都市建設へ(日経ビジネス)
デジタルマーケットは現実の東京タワーを運営する日本電波塔の依頼を受けて仮想の東京タワーを作り、その周辺に娯楽関連施設を併設する形で、都市の完成を急いでいる。外観や内部構造はほぼ完成しており、5月21日に都市を一般公開する。
東京タワーで集客し、周辺施設で企業のプロモーション活動をする新手の戦略。アイドルグループの「AKB48」と提携した施設では、セカンドライフ限定のビデオ映像や写真を展示して、ファンサービスを展開するという。
東京タワーは早速今夜見学してきたので、詳細は後で。これにも増して驚いたのは電通の動向。
娯楽だけではなく消費財メーカーから金融まで幅広い企業から成る巨大都市を建設しようとしているのは、広告最大手の電通だ。4月下旬、電通はセカンドライフで13の島を購入した。
13島分の初期投資は約260万円、固定資産税代わりの維持費は月に約46万円。土地は30島程度まで拡張できるような形で押さえてあり、完成すればセカンドライフ内で最大と言われる米IBMの島の規模に匹敵する。東京ドームが40個以上も収まる広さだ。
ここで電通は、土地や土地の上に建てた建造物を企業に提供する都市開発事業に乗り出す。まるで東京の六本木ヒルズを運営する森ビルや、東京ミッドタウンを運営する三井不動産さながらのデベロッパー事業である。
これで一気にSecond Life上に最大規模の仮想タウンがオープンすることになった。上記にあるようにとんでもない広さである。日経ビジネスでの扱いはそう大きくないが、かな りのニュースだと言えよう。実際、Second Lifeを知らない数人のビジネスマンにこのことを教えたところ、みんな食い入るように記事を見ていた。投下する金額に比して、ニュースのインパクトは大きい。巨大な「バーチャル東京」を作る予定というが、先行して東京23区を開発しようとしているMagSLとの関係はどうなるのか、気にかかる。
さて、「東京タワー」は21日から一般公開ということで、さっそく見学してきた。その模様を以下に報告しよう。場所はSecond Life上の都市「dejima」である。
※写真はクリックすると大きくなります。
●外から全景を。めちゃでかい。少し雲がかかっている。
●エレベーターが運行停止だったが、スタッフのEmiさんがたまたまいて、聞いてみたところ、見学を許可、案内してくれた。
●一緒にエレベーターに乗って、上昇する。
●展望台に着いた。まだ都市はダミー写真であるが、ここが開発される。
●カフェが見える。
●本物の東京タワーと同じパネル。
●ここはShop。まだ商品はほとんどない。
●下りはteleportで降りたが、このように景色が楽しめる。
●どんどん降りる。
●Emiさん、ありがとう。さようなら。
●タワーの下には、遊園地もある。
親切に、無理を聞いて、案内してくれたEmiさんに感謝。(Emiさんについてはここを)
(この記事はCNET Japan「IT's BigBang!」にも投稿します)
2007 05 23 [パソコン・インターネット] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
May 17, 2007
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「そろそろ書いてもいいですか」---DoCoMo2.0のプロモーションに思うこと(CNET Japan IT's Big Bang!)
2007 05 17 [パソコン・インターネット] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
May 10, 2007
私に世界は変えられるのか。変えるべき世界を想っているのか。
「世界を変える」と、あなたが言うとき、その言葉の裏には「世界など変わらない」「変わるはずなどない」という意味が込められているはずだ。少なくとも日本では。
ところが
――日本語のブログが世界で最も多いというような調査があった。その一方、ブログ内容はテレビや新聞の受け売りである場合も多い。
調査のブログの定義はかなり広く、SNSなども含めているようだ。
そもそも、日本人は日記文化を持っていた。インターネットのホームページが流行った当初も、坂本龍一などの著名人を含めて、自分の日記を公開していた。米紙でも多くの日本人が、日記を公開していると報道された。
米国のブログの傾向と違うのは、米のブロガーは本当に世の中を変えてやろうと思って、ブログに意見を書いている。ところが日本人は自分のブログで書いたことでは大して変わらないという意識がある。
(「ウェブ2.0はバブルの兆候」・デジタルガレージの伊藤穣一取締役に聞く)
「米のブロガーは、本当に世の中を変えてやろうと思って、ブログに意見を書いている」とJoyは言う。少なくとも、「Web上の日記です」とブログが紹介されてきた日本において、それは変革の道具ではなかったろう。なぜって、「世界を変える」ことが日記に可能だと思うか?あるいは、「世界を変えるために」日記など書く奴がいるか?
むしろ日記は、世界と自分とを区切るために、世界から隔絶された自分を見つめ、遮蔽された時間や空間の中で、内心を見つめるためのものであったのではないか。「ネットで日記を書く奴の気が知れない。」などと、ここにいる当の私も5年ほど前には嘯いていたわけであるが、現在はこうしてブログを書いている。しかし、これで世界が変わる(笑)などとは思っていないし、変えるべき世界が仮にここにあるとしても、本気で世界を変えるなら別の手段を選ぶだろう。
もちろん、私のこっぱなブログが、日本人が最大数を占めるに到ったブログの一滴であることに変わりはなく、その累積の中で何かになることはあるかもしれない。が、その累積が世界を変えていくと言ったところで、それはそれだけのことである。
そもそも思うのだ。あなたは、あるいは私は、「変えたい世界」を心に持っているのか。仮に持っているとすれば、「変えていきたい世界」への方向性を持っていることになる。当然持っていると答える善男善女の前で何を誇れるか、何を語れるか。
JOYはその穏やかなたたずまいの中で、「世界を変える」ブログの力をずっと説いてきた。声高に声を張り上げるのではなく、彼はその小柄な体でそっとあなたの横に立ち、世界が変わること、そしておそらく変えなければならないことを説いてきた。そういう存在としてJOYが心の大半を米国に沿わせているのは、よくわかる。彼には、日本に立つべき場所はずっとなかったのだ。そのまばゆい名声にも関わらず。僕はそれを感じてきた。ずっと昔から。
ところが、何しろ米国のブロガーは、「世界が変えられると」信じて今日もブログを書いているのだ。
もちろん、そんな大きな「夢」を語ったところで、大部分のあなたや私に世界など激変させる力はない。日々は凡々と過ぎていき、あなたの主戦場はせいぜい「はてな」や「2ちゃんねる」であったろう。この国にあっては。
それでも一部の、より賢明な米国のブロガー達は、考えたのかもしれないのだ。「我々の思い込みにも関わらず、もしもブログが世界を変えられないとすれば、それはなぜだ?」と。あのとてつもない力を持つに到ったGoogleなど、何の言論も持っていないではないか。ただ日々鬱々とインデックスを作り続けている奴らが、人の作ったサービスをタダ同然に取り込んで、得意然としている奴らにできて、自分たちにできないことが、あるというのか?Googleでもない、しかも武器を持たない米国人に何ができるのだ?と。
あるいはその誰かは気がついたのかもしれない。ブログには本当の金の流れがないことを。日本の善男善女は気がついたのかもしれない。2ちゃんねるには憎しみと唾液と精液しか流れていないことを。あなたのブログには、車と住宅ローンの支払記録しか書かれていないことを。
世界を変えるとはどういうことなのか。
あるいは米国のブロガーも、薄く気がついていながら、沈黙していたのかもしれない。圧倒的なリアル世界にあって、我々の桃源郷にないものは何か。それは、息遣いでも恋愛でも博愛でもなく、ただ一つ。大動脈と大静脈が、あなたの心臓で真っ赤に交わるように、現実世界と、ネット世界の経済とを隔てる、壁を壊しさえすれば良かったのではないか。
それで世界は、変わると誰かが気がついたのかもしれない。
ブログが言論である限り、ブログが人の生きた営みである限り、それはどんなに血を沸き立たせたとしても、誰かの血でしかないのだ。21世紀にあっては、血では世界は変えられない。変えられるとすれば、この世界の隔壁を破壊することだ。それは経済であり、言論ではない。。。
と思ったかもしれない。
人生において、大変革の目撃者になる機会はそう多くない。ましてや、世界を揺るがす地を震わせる大変革を目の当たりにする機会は、普通の人間の人生にはめったに訪れない。
しかし、それは言葉を変えれば、こうも言えるのではないだろうか。
つまりあなたは「革命」に出会わなかったのではなく、革命があなたの足元で起きつつあることに気がついたか、そうでなかったのか、ということだ。
つまりだ。「世界を変える」人間とは、実際に世界を変える人間ではなく、一番最初に世界が変わり始めたことに気がついた人間のことではないのだろうか。
もちろん、あなたに、そして私に「変えるべき世界」があったとしての話だ。
2007 05 10 [パソコン・インターネット] | 固定リンク | コメント (5) | トラックバック
April 21, 2007
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楽天vsTBSバトルの再燃に思う---誰が退屈なのか、何が新しいということなのか(CNET Japan IT's Big Bang!)
2007 04 21 [パソコン・インターネット] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
April 01, 2007
「2ちゃんねる」ついに閉鎖、「Second Life」へ移転が決定。
昨年来、閉鎖騒ぎが何度も噂されていた世界最大の掲示板、「2ちゃんねる」に関する大ニュースが飛び込んできて、ご存知の通りネットでは大騒ぎになっている。
4月1日、「ニコニコ動画」γ版のプロモーションのための会見場に現れた、西村ひろゆき氏が語ったところによれば、現在の2ちゃんねるは4月いっぱいで閉鎖さ れ、その後は、4月中にも日本語版がスタートされると言われ、ここのところ急速に注目が集まっている、あの「Second Life」に全面移転されることが決まったという。
報道によれば、ひろゆき氏が敗訴決定した法廷訴訟の、賠償総額は既に3千万円以上とも言われており、一部ではドメインの差し押さえが試みられているという ことは何度も報道されてきた。これまでメディアに対して強気の姿勢を崩さなかったひろゆき氏であるが、その一方で相当追い詰められていたことも確かなよう だ。
一方で、未だにひろゆき氏の年収は1億円以上あるとも言われており、その豊富な資金を原資として、「Second Life」上に既に広大な土地の購入を 決めているという。2ちゃんねるの掲示板としての先行きに見切りをつけたという、彼の天才的な先見性として評価する声も出ているが、未だ将来の見えない 「Second Life」で2ちゃんねるが現在の勢いを保てるかどうかは、疑問視する声もある。
ひろゆき周辺によれば、「SecondLife」上に置かれる新2ちゃんねるは、通称「2nd ちゃんねる(セカンドちゃんねる)」。中央には巨大な
「壷」を型どった建物が建設され、その中に「板」ごとの部屋が設置されるという。この「新2ちゃんねる」に書き込むためには、当然
「SedondLife」のアカウントが必要になる。悪質な匿名の書き込みや誹謗中傷に悩まされた旧2ちゃんねるの教訓から、「セカンドちゃんねる」で
は、入場の際にアバターに名刺代わりのIDカードの提示を義務づけるという。このIDカードには、個人情報が暗号化されて収納されており、緊急時にはID
カードから本人を割り出すことが可能。
また、削除人は、骸骨状のアバターを使い、全身黒のユニフォームをまとって、常時100人が待機するので、その場で削除を求めることもできるなどスピーディな対応が可能になる。
「Second Life」を運営するリンデンラボの広報では
「2ちゃんねるは、日本発の世界に例を見ない強力なコンテンツ。彼らがSecond Lifeの住人になることは我々の日本語版Second Lifeを成功させるための、強力な力となるだろう。大歓迎したい。」
と述べている。
尚、懸念されるのは、旧2ちゃんねる時代の負の遺産とも言うべき、数々の訴訟や賠償金についてだが、ひろゆき氏への内容証明が到着しているのかどうかが はっきりしなかった前時代の教訓を踏まえ、「セカンドちゃんねる」内にひろゆき氏のアバターが居住し、内容証明などはIMで受け付ける。また、既に敗訴し ている賠償金の支払いについてだが、ひろゆき氏はこれに関して、
「全ての財産はリンデンドルに交換してしまったので、もう日本円では支払えない」
と述べている。このため、東京地裁ではリンデンドルの差し押さえ、もしくは「セカンドちゃんねる」のSIM全体を差し押さえの対象とすることができるかどうかについて法的な検討を始めたらしいが、果たしてリンデンドルやバーチャルな土地に、担保価値があるのか、ドメイン以上に厄介な法的解釈が必要になると思われ、難航しそうである。
もっとも、全国の裁判所に出頭するのは物理的に不可能と言っていたひろゆき氏の事情を考え、法務省では「セカンドちゃんねる」の建物の横に、地方裁判所のSecond Life支部を設置して、2ちゃんねる関連の全ての訴訟を扱う予定。ひろゆき氏のアバターの出廷があれば、審議を行うとしている。これで物理的な制約を理由に出廷を拒むことは難しくなりそう。裁判所のSecond Lifeへの設置は他に例が無く、これも注目を集めそうである。
ともあれ、ようやく見えてきた2ちゃんねるの未来。新2ちゃんねるは、想像を絶する新しいモデルとなって、我々の前に姿を見せることになったことだけは間違いない。
※なお、この記事の情報は全て、自称著名ブログジャーナリストであるBigBang氏の独自の取材に基づいて4月1日付で掲載されたものであり、ニュース ソースも、「セカンドちゃんねる」の場所も、Second Life上での混乱を防ぐためという理由で、一切明らかにされていない。
2007 04 01 [パソコン・インターネット] | 固定リンク | コメント (6) | トラックバック
March 22, 2007
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更新しました。
「粘菌コンピュータ」は心を持つのだろうか-------キューブリックも予想していなかったこと。(CNET Japan IT's Big Bang!)
2007 03 22 [パソコン・インターネット] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
March 02, 2007
Photoshopのウェブアプリが無料で登場ということだが
結構大騒ぎになっているわけだが。
Photoshopのウェブアプリ版、無料で半年以内にリリース予定(Gigazine)
Photoshopも大事に大事にアップグレードしてきたのは、もう遥か昔。最近はPremier Elementsとか、Piccasoとか、FireFoxとかちゃらちゃら使っていて、重量級のPhotoshopを使うこともついぞなくなってきていた。で、今頃無償化といわれただけなら驚かない。
このニュースが本当に衝撃的なのは、実はそれ以外の部分にあるのではないかと思ったので、ちょっと書いてみた。どうも最近IT関係はあっちに書いちゃうんだけれど。まあお読みください。
Photoshop無償Webアプリ化がもたらす衝撃の焦点はどこだろう(CNET Japan --IT's Big Bang!)
2007 03 02 [パソコン・インターネット] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
February 18, 2007
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更新しました。何かと話題のWikipediaの広告/寄付金モデルについて。(諸問題とは無関係です。w)
広告モデルにNOを言い続けるWikipediaの将来。----広告モデルは、本当に記事の中立性を侵すのだろうか。(CNET Japan IT's Big Bang !!)
2007 02 18 [パソコン・インターネット] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
February 11, 2007
更新
更新しました。
「スター・ウォーズ」を超えて---グーグル政府の罪無き楽観性を考える(IT's Big Bang! CNET japan)
2007 02 11 [パソコン・インターネット] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
February 03, 2007
ブログ世界はフラットではない---「アルファブロガー」の孤独なセクトが生まれるわけ。
ブログの登場により、言論世界が「フラット」になりつつあるという意見を良く見かけるけれど、ちょっと違うことを私は思っている。
これまでメディアが、プロフェッショナルが独占する高価なツールであり、そのメディアにアクセスできる特権的地位を持った人々=特にマスコミが、言論リソースの流れを自在にしていた頃に比べれば、確かにブログのようなツールが、ただ同然になり、プロアマ問わず多くの人々が自由に言論を交わすことが出来るようになった。この現象だけ見れば、確かに「フラットな言論世界」が登場したように見える。
しかし。
それではなぜ、しょこたんは、私の、あるいはあなたのブログにやってこないのか、コメント欄にコメントを残さないのか。藤原新也は、なぜ粘着するあなた(誰とは言わない)のブログを訪れて、一発「がつん」とはめったに言ってこないのか。なぜR30氏は一言コメントを残しては消して去るのか。(いや失礼。これはちょっと別の話だ)
そんなことは当たり前だと、あなたはいうかもしれない。彼らは有名人であり、多忙である。近づく全ての人の言うことに、いちいち反応する時間も気力も湧かない。それはその通りである。だが、この当たり前のことのように思える中に、「フラットになったはずの」言論世界に、一層微細な断片化、階層化が進行する構造が隠れているのではないか、と夢想してみた。
モデルを単純にするために、アクセス数で考えてみる。
ここに、AB2つのブログがある。Aブログのブロガーは少子さん。アクセス数は、日に100ビュー程度。Bブログのブロガーは多佳子さん。アクセス数は日に1万ビューである。さて、この両ブログの間に交流が生じ、やがて議論が起きたとする。アクセス数の少ない少子さんは、多佳子さんを手ひどい言葉で批判していて、多佳子さんもそれを知っているとする。さて、ひどい批判を受けた多佳子さんは、果たして少子ブログに乗り込んで反論をすべきだろうか?あるいは自サイトで少子ブログへの批判エントリーをあげるべきだろうか?
答は、否であろう。
多佳子さんの取るべき正しい道は、完全に少子さんをスルーすることである。なぜか。両者の立場がフラットではないからである。およそ少子さんブログに比べて100倍の読者のいる多佳子ブログに、少子ブログから流れ込む新たな読者は僅かしかいない。つまり少子ブログを読んで、その批判に共感し、多佳子ブログにやってくる読者は、非常に少ないはずであるから、心配するほどの話ではない。したがって、少々腹立たしい光景が少子ブログで繰り広げられていても、多佳子さんは無視しているのがもっとも「賢い」対処方法である。
ところがこの挑発に負けて、スルーできず、多佳子さんが自ブログで反論を書いてしまったとする。そうなると、元来多くの読者を抱える多佳子ブログである。エントリーを読んで、少子さんのブログを初めて知った多くの読者が、リンクや検索を辿って、少子ブログに流入する。そして、多佳子さんを批判する少子さんの記事にもそこで初めて触れることになってしまう。これは多佳子さんにとっては面白いことではない。一方少子さんは大量のアクセスを獲得でき、自分の意見も広めることが出来た。
つまり、多佳子さんが自記事で少子さんを取り上げるだけで、多佳子さんが不利になるという事態が起きるのである。これでは反論するだけ馬鹿馬鹿しい。相手への人の流入しか起こしえないのであれば、沈黙したほうが良い。
#このモデルの中では、どちらの言論が正しいかとか、説得力があるかということはひとまず考慮しない。
もちろん、この劇的な自サイトへのアクセス増にかまけていると、少子さんが炎上する可能性も出てくるのであるが、ともあれ、有名ブロガーの多佳子さんに絡んだおかげで、少子さんは自ブログを世間に知らしめることに成功したのである。
一方、有名ブロガーの多佳子さんにとっては、このことから得られるものはほとんど何もない。何の得もないから、少子さんのブログが弱小ブログであると知った段階で無視することになる。構っても得がないからだ。
つまり、本来フラットであるはずの言論環境は、この両者にとっては、最初から歪な構造を持っていたということになる。両者は、たとえ最初はこれを意識しないで触れ合ったとしても、この宿命的な構造をいつか知り、それぞれなりに相反する行動をとるようになる。
つまり「強者」が先に沈黙するケースが多いのであるが、「弱者」はそれに苛立ち、一層「強者」への怨嗟をエスカレートさせるかもしれない。
ブログはコメントやトラックバックなどの「触手」を互いに貼りながら、他への読者の流入を互いに助ける。この「触手」を通って、移動する読者の量が最初から均等でない者同士には、真のフラットな環境は出現しないのではないだろうか。あるいは均等であっても、やがて必ずどちらか一方に「力」が生まれ、公平ではない構造を生み出すのではないだろうか。
多佳子さんは、最初から少子さんの批判に対して「答えない」ことがもっとも有効な対応手段であるから、2人の議論への姿勢は最初からイーブンではない。このことに気がつかないと、少子さんは多佳子さんの、冷然とした態度にいらだつばかりだろう。
少子さんと多佳子さんの関係はモデル化したものであるしが、ブログ世界において陽子と中性子のように、自立した相互関係を至るところで築き上げることが予想される。そこにあるのは、大きなメディア=マスメディアの前で「均等な」無名の市民として佇立していた私たちではなく、なまじ個々が言論の表現手段を持ったがために、互いの間に立ち込めた関係性のエーテルによって作られた差異の孤独に、それぞれが陥って立ち尽くす姿である。
人は元々公平ではないなどと、ここでは言ってはならない。なぜなら、言論のフィールドにおいて、1万通りも、10万通りも明確なレイヤーがプレゼンテーションされている、ブロゴスフィアのような世界はこれまでになかったし、その「不公平」は、これまで人間が体験した「不公平」とは異質のものであるからだ。
つまり、ブログのような自由な表現手段は、均等な発言機会を、いっときは私たちに与えはしたが、次の瞬間には、かえって個々人を細分化し、絶え間ない「セクト」化へと追い込んでいく。それぞれの表現言語でのみしか交流しない、小宇宙が無限につくられ、その中でそれぞれが孤独に住まうところ。決して均等な舞台に立つことが出来なくなっているsolitudeに身悶えする----それが私たちの未来の立ち姿となるのである。
一方で、同じ程度のアクセス数や注目度を持ったブロガーたちは、比較的公平な意見の交換がしやすいので、近づきやすいといった傾向を持つ。両者は何も与えないし奪わない。あるいはこのコミュニティに異端者が侵入して災禍をもたらしたなら、コミュニティは閉じた平和なSNSへと移行するかもしれない。
多佳子さんの立場が、多くの「アルファブロガー」の立場である。と置き換えると、よりわかりやすいだろうか。
(一部の、と言わねばならないが)「アルファブロガー」が何かにつけて徒党を組み、あるいはSNSに自分たちだけのコミュニティを築き、ついにはセクト化しやすい原因を解明する何かのヒントが、この構造の中に隠れていないだろうか、などと考えた。つまりそれは特権意識だけでは説明しきれない、何かである。
それがどうしたって? うーん、どうしたんだろう。
2007 02 03 [パソコン・インターネット] | 固定リンク | コメント (21) | トラックバック
January 27, 2007
IT's Big Bang! 更新
「IT's Big Bang!!」を更新しました。
●Second Lifeのビジネスモデル----CPUの作り出す「もう一つの地球」はハッピーか。(CNET Japan)
2007 01 27 [パソコン・インターネット] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
January 19, 2007
IT's BigBang! 更新
「IT's Big Bang!!(CNET Japan)」を更新しました。
●光と影は入れ替わるのか---Apple10億ドル利益の衝撃(CNET Japan)
2007 01 19 [パソコン・インターネット] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
January 12, 2007
「IT's Big Bang! (CNET Japan読者ブログ)」開始のお知らせ
今日から「CNET Japan」に、読者ブロガーとして参加することになりました。
新しいブログのタイトルは
IT's Big Bang! ---ITビジネスの宇宙的観察誌
読者ブログとはいえ、ここで書いているような「頭の痛い」記事ばかりCNETさんで書いていると迷惑をかけますので、少し気を引き締めて書こうかと思っていますが、BigBangトーン(苦笑)はなくしたくないので、こういう名称にしました。テーマはサブタイトルにある通りであり、一応「経営一般」のジャンルでの採用ですが、実際にはITの幅広い側面をなるべく「変な切り口から」(笑)書いていこうかなと思っているところです。(クビにならないように書かなければならない。)どうぞよろしくです。
早速次の2本の記事がアップされていますので、ご案内しておきます。
●君臨すれども管理せず----「2ちゃんねる」はどこに行くのか(IT's Big Bang !)
●バーチャルな地球と蜜蜂の巣(同上)
2007 01 12 [パソコン・インターネット] | 固定リンク | コメント (3) | トラックバック
January 11, 2007
アップルのiPhone発表は「見切り発車」のようだが(2)----シスコシステムズ、アップルを提訴
昨日
アップルのiPhone発表は「見切り発車」のようだが----Apple Corps.とApple.Incの微妙な関係
のエントリーで、AppleがMacWorldの前夜まで行っていた、iPhoneの商標権使用に関するシスコとの調整を完遂できないままに発表に踏み切った件を書いたが、ついに、シスコシステムズが、Appleを提訴した。
シスコシステムズ、iPhoneの商標権侵害でアップルを提訴(CNET)
Cisco Systemsが、「iPhone」で商標を侵害されたとしてAppleを提訴したことを米国時間1月10日に明らかにした。Ciscoは、Appleが窓口会社を使ってiPhoneという名称の使用権を取得しようとしたことも、訴訟の対象としている。Ciscoはカリフォルニア州北部連邦地方裁判所に訴状を提出し、Macworld Conference & Expo 2007でiPhoneという名称の新商品を発表したAppleが、意図的にCiscoの商標を侵害したと主張している。
訴状によると、AppleはiPhoneという名称の使用権の取得を幾度か試みたが、Ciscoに拒否されたため窓口会社を設立し、別の方法を使って権利を取得しようとしたという。「
「窓口会社」はOcean Telecom Servicesというデラウェア州の会社。いわゆるダミーと考えていいだろうか。ダミーによる権利取得の試みがシスコの逆鱗に触れたらしい。
ま
たこの記事では、Ciscoのシニアバイスプレジデント兼ゼネラルカウンセルMark
Chandler氏はNews.comの取材に応じ、8日の夜まで両者が歩み寄りのための交渉を続けていたことを明らかにし、その中でCisco傘下の
Linksysが提供するインターネットテレフォニー製品とApple製携帯電話の技術的な相互運用性を確保するというものがあったことを明らかにしてい
る。
Chandler氏によると両社は検討事項を2、3点だけ残し、8日の20時に打ち合わせを終えたという。そして翌9日、Appleの最高経営責任者(CEO)Steve Jobs氏はMacworldで講演し、「iPhone」を発表した。
Chandler氏は「製品発表前に条件に合意してもらわなければならないことを示してきた」と述べ、「許可なく名称が使用されることはないと信じていた。大企業が、自分に権利のない名称を使って新製品を発表するなんて、驚くよりほかない」と続けた。
Ciscoは新製品の発表後のAppleに対し、ただちに合意に応じるよう連絡したが、Appleからの回答は得られていないと、Chandler氏は述べる
もっ とも、「Appleの広報担当Natalie Kerris氏は「Ciscoの商標権侵害訴訟はばかげている・・・Ciscoの商標は根拠に乏しいと考えている」と述べ」ているという。その根拠として は、既に複数の会社がVoIP製品でiPhoneという名称を使っていること、携帯電話でiPhoneという名称を使うのは、Appleが初めてであると いうことを根拠としてあげているという。
全世界的にこれほどインパクトのあった製品である。両者はいずれかの形で歩み寄りをせざるを得ないと思うが、これほどのキラープロダクトの発表にあ たって、商標権交渉が発表前夜まで続き、しかも決裂してしまったなどというスキャンダラスな展開は、Jobsの「昔の悪い癖」が出てしまったかと、 Appleの業績が今絶好調なだけに、非常に残念に思う。
Endpoint Technologies Associatesのアナリストで、長年Appleの動向を追ってきたRoger Kay氏は、歯に衣着せぬ物言いで今回の状況を次のように評価している。
「Steve(Jobs氏)がずぶといだけだ。彼はライセンスも支払わなければ、交渉もせず、商標を手に入れようとしている。ごう慢の極みだ。彼は基本的にうまく切り抜けられると考えている」(Kay氏)
2007 01 11 [パソコン・インターネット] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
アップルのiPhone発表は「見切り発車」のようだが----Apple Corps.とApple.Incの微妙な関係
アップルのiPhone発表が大きな話題になっているが、気になったことを少し。
Macworld開幕--S・ジョブズがついに「iPhone」「Apple TV」を披露(CNET)
10:32 a.m.
「iPhone」という語の使用について、CNET News.com記者にCiscoから電話が入る。
Ciscoの担当者は次のように述べる。「Ciscoが所有するiPhoneの商標を向こう何年間か使わせて欲しいと、Appleからたびたび相談された。何度も話し合いを行ってきたが、本日のAppleの発表を見る限り、同社は、われわれがAppleに昨夜配信した最終ドキュメントに合意したようだ。もっとも、合意にいたっていない事項もいくつか残っている。それについても今日サインしてもらえるものと期待している」
昨夜? 今日サイン?
何とCisco所有のiPhoneの商標を使用する交渉は、Macworld前夜も続いていた模様。しかも「見切り発車」でJobsが発表にこぎつけてしまった可能性あり。久しぶりにJobsの強引プレーか。Ciscoの幹部の苦りきった顔が目に浮かぶ。
それよりも気になっているのは、レコード会社の「アップル」(Apple Corps.)との関係。「アップルコンピュータ」は「アップル」に対して、昨年の3月に形の上では勝訴を勝ち取っているが、さらに昨年11月にはこのような記事が出て雪解けが噂されていた。
アップルとビートルズが「雪解け」?--iTunesでの楽曲独占販売に向け、関係者が交渉か(CNET)
米国時間11月27日に雑誌Fortune(オンライン版)が報じたところによると、iTunes Storeを運営するApple ComputerとBeatlesの楽曲を管理するApple Corps.とが、同グループの楽曲のオンライン販売をめぐって話し合いを進めているという。この協議が成立した場合、Beatlesの楽曲が iTunes Storeにおいて期間限定で販売されるほか、iPodのコマーシャルへのBeatles曲の利用や、U2の前例にならってiPodのBeatlesモデルが発売される可能性もあると上記記事は伝えている。
(中略)
Apple ComputerとApple Corps.とは、リンゴのロゴやBeatlesの楽曲利用をめぐり、過去20年以上にわたって何度か法廷での争いを繰り返してきた間柄。そのため、上記のFortune誌記事は、両社の協議がまとまれば「ニクソン(元米大統領)-ブレジネフ(旧ソ連首相)による雪解け」に相当する出来事とのたとえを用いている。もっとも、両社の間では、楽曲の販売期間の長さや、Apple ComputerからApple Corps.へ支払うアドバンス(前払い金)の金額などについて、いまなお協議がつづいており、確実に結実すると決まったわけではないようだ。
なお、この話し合いにはApple ComputerのCEO、Steve Jobs氏も自ら関わっているということで、Apple Computer側も相当本気で交渉に望んでいるようだ。
今回のMacWorldでJobsはアップルコンピュータの社名を変更(Apple Inc.)することも発表している。Apple Corps.とApple Inc.。紛らわしい社名、同じ音楽業界への本格進出と来れば、今までの流れから、両者の間に社名についても、何らかの協議が事前になされていたと考えるのが自然だろうが、Ciscoの例を見ると、ここでも「見切り発車」の可能性もあるか。
いっそ合併したりして。
JobsはApple Corps.を買う気はないのだろうか。
マイケルじゃあるまいしって?
いやわからないよ。
2007 01 11 [パソコン・インターネット] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック
July 09, 2006
ココログ48時間メンテナンス
システム屋さんに甘い私も、さすがに最近のココログにはどーよ?という感じでいる。実質的に記事の投稿が困難な状態になっている






