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February 20, 2016

新宿で「スティーブ•ジョブズ」




新宿で映画「スティーブ•ジョブズ」 見なくてもよかったかなあ。「ジョブズとリサ」てタイトルにしたほうが良かったのではと。

Appleの歴史とジョブズのライフストーリーの概要を知らない人はわけわからんだろうし、知ってる人にはまあ。。どっちでもな感じ。映画全体がサイドストーリーみたいな。

「こんなクズだったのか!」と知らなかった人には新鮮かな。でもきっともっとクズだったと。

とにかく大半が発表会の楽屋でこんな時こんなこと言ってくるかよみたいな話をどっと登場人物が詰め込んでくるし、場面転換があまりなくてセリフが膨大。ウディアレンみたい。スラムドッグミリオネアは素晴らしい映画だったけどなあ。同じ監督だそうです。

ジョブズのクズっぷりも中途半端でリサのエピソードとかへーてところもなくはないが、しかしスカリーはお気の毒な描き方。

2013年のバージョンを見てみたくなったけど、まあどうだろうか。

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December 26, 2015

ディズニーとスターウォーズ


https://www.facebook.com/sakacharn/posts/1184839091544025

という投稿を見たのでちょっと。

新作はまだ観ていないのですが、ディズニーの好戦的体質については耳にしたことがありますが、あの戦争では日米ともに多くの作家が戦争宣伝に加担しました。もちろんディズニーだけではありません。

みんなに愛されて僕も大好きだった「のらくろ」は今の価値観ではただの軍隊礼賛モノですし、日本軍をこぞって慰問した有名作家の群れには今更触れるまでもないでしょう。

ウォルトディズニーは戦いも煽ったかもしれないし西部開拓を偏った視点で描いているかもしれないけれど、それでも現実とかけ離れた夢の世界も作りました。ピーターパンも戦っているし、ミッキーだって時に戦いますけどね。ウェンディも時には戦う女の子でありました。

男の子にとって。いやおそらく女の子にとっても、ファンタジーやアドベンチャーと背中合わせに血なまぐさい戦いがあります。それを夢で包んだことで罪があるならあるのでしょうが、ものごとはもう少し複雑であり、多面的に見る必要があるでしょう。

スターウォーズに関しては、きっと多くの人から同じような擁護の論が出るでしょうが、あれは戦いの物語でもありますが、父子の話でもあり、人間の善悪は何なのか、深い世界への構えも同時に用意してきました。

暗黒面に堕ちるなという警鐘のキーワードは常に現実の世界で自分に染み付いていると言わざるをえません。自分として、これが暗黒面だと実際の生活で思うことは確実にあるのです。

さらにスターウォーズは元来ディズニーが生み出したものでもありません。もちろん今後に注目ですがウォルトディズニーの「好戦的な」姿勢をスターウォーズの銀河戦争に繋げるのは些か牽強付会でありましょう。

ピクサーを立ち上げたスティーブジョブズはディズニーの重要な役員でもありましたが、かくいうアップルもファンタジーとカニバリズムの両面を持つ会社となりました。

詰まる所、我々は米国文化とその世界戦略についてどう理解するのかということであり、それはそんなに単純ではないだろうということです。

もっとも、日本は他のどの国よりもその飴の甘さと恐ろしさをわかっている国だと思うのですが、現状進行している様々な事態はつくづく残念なことです。

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October 05, 2015

『ドキュメント72時間 夏の終わり 国会前の路上で』

ちょうど帰ってきた娘がちらっと画面に目をやって

「これNHKでしょ。こんなのやってるの。すごいじゃん」

とつぶやいて足を止めた。しばらく画面を見つめている。すぐ気がついたんだな。
スタッフとすれ違いざまに「NHKはちゃんと報道しろよ!」というデモ参加者の声が入っていたのをカットしないできっちり流していた。この番組はこういう番組。単に局単位で見ていると見えないものもある。


以前NYロケでは、いきなり

「日本ではいま福島について話すことはタブーだって聞いたけど本当?」

と唐突に話しかけてきたアメリカ人女性の発言をノーカットで流していた。この番組はNHKの牙を隠した偽装の羊なんだ。


新宿二丁目の、その筋の定食屋に真夜中に取材に行った時は、客からいきなり

「取材してどうするんだ。NHKが何しに来た。結局動物園に来るような目であんたたちは取材するだけだろう」

と強烈に言われる。スタッフは朝まで議論して最後は仲良くなるんだが、そんな場面なんて普通は丸ごとカットですよね。全部ではないがスタッフのため息までオンエアした。

明け方の街に最後は笑顔で手を振って消えていったゲイのおじさんに涙が出た。


よく見ていればわかることがある。想像できないような制約の中で針の孔ほどのメッセージを通すことに文字通り命を削っている人たちもいる。

中国共産党と中国人を一緒にしてはならないように、組織と人とを同一視してはならない。そこに生きる現場のメッセージを見逃してはならない。

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May 24, 2015

戦場ぬ止み -月並みな予想を裏切られるドキュメンタリー映画





「戦場ぬ止み」
※いくさばぬとぅどぅみ と読みます

単なる辺野古反対の運動映画だと思って見に行くといい意味で期待は裏切られます。ご自分の立場に関わりなく本当にみんなに見に行って欲しい映画。

僕はこれを見てちょっと辺野古の問題に対する意識が変わりました。僕たちはひとつの現象を理解するのはそんなに簡単なことではないのだと思い、同時に福島のこともずっと考えていました。何が違うのかと何が同じなのかとか、いろんなことを。浜通りの人たちにも見てもらいたい。どう感じるかな。

沖縄のおばあ、文子さんの語る沖縄戦のすさまじさ、翁長さんの出てくる高揚感。海保とのやり取り、ゲンさんという人間のこと。見るべきところがたくさんあります。

東中野のポレポレで。昨日から始まったばかりです。

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May 03, 2014

『ラストデイズ 忌野清志郎×太田光』


『ラストデイズ 忌野清志郎×太田光』

夕べ録画を見ていて、彼について知らないことがたくさんあったことに気がついた。そして少し驚いた。

思ったことは他にも色々あるが、その一つは、人が何かに拘ることにはきっと理由があるということだ。誰でも。そしてキヨシローでも。

本当は何の理由もなくても、この星に生きているものとして、呼吸をしているものとして、特殊な理由がなくてもいま起きていることに、今の生活を崩すこともなく生活者の1人として息をするように平然と立ち向かうべきなのだと思っている。それがきっと理想であり自然だ。

だが現実はそうはできていない。こだわる人にはこだわるだけの理由がある。それが現実であってそこで理想を振りかざしても仕方がないのかもしれない。

降りてくるものには降りてくる理由がある。物理の法則のように。

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June 22, 2013

Oblivion ドローンの恐怖とロマン

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映画 「Oblivion」を見た。Oblivionとは「忘却」という意味。ネタバレになるからストーリーは書けないけれど、ただのSFではなく、人が人として何であるかまで想像を刺激する。

それにしても最近のハリウッド映画の描く人類の未来はそのエンターティメント強調路線にも関わらず、どこまでも暗い。

SFにでてくる武器や恐怖はその時代のトレンド最先端を反映する。思えば「マトリックス」や「アバター」で人類が武器としたのはガンダムのような巨大ロボット兵器だった。人類が人類の考えるもっとも恐ろしいものを世界最高水準で造影化するのがハリウッドだからだ。この映画では放射能汚染、核、クローン、さらにどうみてもオスプレイの進化形としか思えない戦闘機。

そして何と言ってもこの映画で恐ろしさを発揮するのは凄まじい戦闘能力を持つ「ドローン」である。

すでに世界中で毎日何十人、何百人もがドローンで殺されていると言われるがその数ははっきりしない。最近はFBIが自国内でも監視用のドローンを飛ばしていることが暴露された。ヒズボラがすでにドローンを飛ばしているという説すらある。

パイロットはアメリカの砂漠のただなかに隔離されたシェルターでゲームのように画面に映る遠い国の街角の敵対者を殺害する。普通の神経ではいられないために、たちまちPTSDに陥り長くは続かないというその「仕事」。そんな人間の弱さを救うのは、あるいはドローンをさらに操作する「人以外のもの」なのだろうか。


敵が誰であるのか最後まで一向に明らかにされないところも、現代の世界の地獄を描写してふさわしい映画だ。そんな地獄だけでなくロマンもある。オルガ・キュリレンコが本当に美しくトムクルーズは同世代とは思えない。お薦め。


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October 29, 2012

この国でいま起きていることの凄まじさと「希望の国」が最後に描いた希望

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震災関連の一連のドキュメンタリーや映画はできるだけ見ておこうということで、「311」「相馬看花」「フタバから遠く離れて」をこれまで観てきた。

一連のこれら作品の中で初めてのフィクションなのだけれど、これまでの園監督の作品群に即して言えばきわめて特異な作品。正直なところその作風が好きかと言われればそうではなく、「恋の扉」にしろ「ヒミズ」にしろ、その個性的というか揚げ物をしこたま食わされてからエロですかみたいな作風の人が果たして311をテーマにどう映画を作るかも興味と不安があった。

それでも当世かなりの動員を誇る監督とあって、今日の作品も新宿ピカデリーという「大劇場」である。が、これまで監督の実績から次回作をつくるならかならず声をかけてくださいと言っていたスポンサーが軒並み「原発テーマの作品」と聞いただけで手を引いたそうだ。この国ではもはやエロや暴力はタブーでもなんでもなく、「最大の暴力」とも言える原発事故がタブーなのだな。にも関わらず、どうせ空席だらけだろうと思っていたのに、ピカデリーは満員とは言わないが半数ほどの入り。それでも午前中1回だけの、しかも数人の観客が当たり前という環境で見てきた過去の僕の観覧歴から言えば「大入り満員」もいいところである。驚いて一人一人の観客の顔を見回したほどだ。

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May 14, 2011

映画「100,000年後の安全」-- 「忘れ去られるべきこと」を忘れないこと。放射性廃棄物最終処分場「オンカロ」の挑むもの。

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「ロケットに乗せて太陽に打ち込んでしまう事も考えた。しかし打ち上げに失敗するかもしれない。海底深くに埋める事も考えたが、地形が変わらないとは限らない」(映画より)

原発に賛成の立場を取ろうと、反対の立場を取ろうと、我々が忘れてはならないことがある。それはすでに人類が生み出した、世界中で25万トンとも言われる放射性廃棄物の存在である。この先。我々がどんなエネルギーを選択して生きていくにしても、既に生み出されたこのデーモンは容易には消え去る事はない。それらが完全に無害になるのは、気の遠くなるような未来。およそ10万年先であるということをあなたは知っているだろうか。

果たしてこのデーモンを我々はどうしたらいいのか。フィンランドは、この問題に真っ向から向き合っている極めて特異な国家である。この国は、海外からのエネルギー依存に頼る事なく、自前で確保するためにあえて「過渡的な形態として」原発を選択した。しかし、その思索のフレームは、我々日本人とは全く異なっている。

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January 27, 2011

「ソーシャル・ネットワーク」-「真実に酷似しているが真実ではない物語」の意味と「プライド」について

CNETブログを更新しました。

「ソーシャル・ネットワーク」-「真実に酷似しているが真実ではない物語」の意味と「プライド」について:IT's Big Bang! -- ITビジネスの宇宙的観察誌 - CNET Japan

January 21, 2011

映画「ノルウェーの森」ー キャンパスとセックス

※映画を観たのはちょっと前なのだけれど、ブログを書き始めて中途になっていた。どうしようかとも思ったけれど、気になるのでアップする。

映画「ノルウェーの森」は、絶対に観に行くのはやめようと思っていた。原作のイメージを損なう云々ということとはちょっと違う。一つにはあの物語世界はあそこで完結しているのだから(つまり自分にとっても終わっているのだから)それを誰ぞが映像化したところで、そこから先に何かあるようにも思えなかったからという、言わば自分にとっての無価値だぞやめておけの問題。

もう一つには、あの「閉じた」物語を映像化する意味が感じられない。つまり、映画としての新たな先の世界が開けてくるようには思えない。平たく言えばあの作品は、村上作品の中で映像化するに向いている部類とはとても思えなかったことによる。彼のほとんどの小説を読んでいる自分ではあるけれど、(例えばAppleに対するように)長い間距離を持って見つめている部分もある。嫌いなら見続けたり、読み続けたりしないから好きは好きなのだろうが、じゃあ熱愛してるかというとちょっと違う。好きな子であったらなおのこと、その子の悪口ならいくらでも誰よりも言えるというのと似ている。これ自体ユニークネスか。それは失礼した。

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