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November 10, 2018

俺が何者なのかは俺が決める




I decide who I am.
俺が何者なのかは俺が決める。
-フレディマーキュリー

公開2日目。IMAXで見て良かった。

自分達は多くの人の死をルーズにスルーし続けて来てここに立っているけれど、この人のこともその例外ではなかったと思う。ゲイもエイズもゾロアスター教も、まだ魔物の屋敷のように恐ろしかった時代のスターだ。自分は、何を彼が歌っているのかも、ルーズに聞き流してきたのだとわかった。そんなことばかりまだまだ多く、亡くなってもまだ追いかけないと人のメッセージはわからない。

この映画を娘の世代と共に見ることができたことは幸福だと思う。

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October 22, 2018

異様な映像

プリンセス駅伝。本人がやりたいと言えば、あれほどのことになってもこの国のスポーツ関係者は止めないのか。タスキを繋ぐという集団的価値の実現の前には、個人の安全や健康は犠牲になってもやむを得ないという日の丸主義の片鱗があるのではないか。

何よりも映像が異様である。これを讃えることが、いまスポーツ界で起きているあらゆる問題の下支えになっていないか。

やりたいって言ってるんならやらせてやればいい。の裏にやらざるをえない不可視の拘束があって、それが解き放たれないと自由意志とは言えない。本人すら気がついていない。

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October 18, 2018

「常識」を疑う

医学部で問題になっている男女合格率格差問題だけど、他学部や文系ではどうなんだろう。

自分の学部では当時クラス45人くらいに対して女子は3人だった。今では女子は半数を超える勢いだとか。それを自分たちは大学から「女子が優秀になった」とか「女子も政治経済を目指すようになった」とか説明を受けてきた。実は、そんなものかなあと深く疑問を覚えることもなかった。今回のことで本当はどうだったんだろうと疑念を持っている。

もう一つ。受験者の男女比率があまり公開されていないように思う。(医学部含め)その辺りの数字も見てみたいところだが。。

社会が「常識」としてきたことに対して、日常的に疑問を持ち続けるのは難しい。他ならぬ自分への洗脳や既成概念を解く段階から入らなければならないからだ。

性差ではなく縁故採用に至っては余計に感じる。私立の縁故重視などある意味「常識」ではなかったか。国家試験のある医学部だから問題なのか。なら法学部はどう?公正?事前に公式発表すべきなのか。

就職差別はどうか。性差はダメで(現実は違う。みんな知ってるでしょ)学歴や家庭差別、縁故採用はありなのか?

とめどない。女子の問題だけではない。

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September 28, 2018

7年が経って

今週の「半分、青い」を見ていたら2011年のことを色々思い出した。

暗い東京。

生きていることを確かめ合った異様な1日。

歩いて帰った道と月。

泥と遠くにある海とランドセルとスニーカー。

いなくなった人たち。

怒り。怒り。

悲しみよりも怒り。誰に対してではなく、多分自分に対しても。

何か色々なことを決心したはずだったのだが、人の記憶は危うい。

7年が経った地点にいて。


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【今日の悟り】人の世についてのこと

歳を重ねるとある程度人間界の近未来の展開が予想できるようになる。それをやるとトラブるぞとか、ほら思ってた通りだとか。昔から言われてきた年寄りの言うことは聞くもんだというのは、人間界のおよそ8割くらいには当てはまるかもしれない。

ところが話はここで終わらない。

年寄りが予想できない残りの2割だか1割だかが厳然として存在していて、実は年寄りが予想する8割よりも人間進化のキーはこの2割の方にきっと存在している。

2割だか1割だかのこの領域は誰にとっても辛く厳しくしかしときめく領域だ。8割の人生訓がたとえ正しくても、若い人はあえて2割に賭けていくことで人の世は前に進む。いや若くなくても生を実感できるのはそっちだ。そっち。断然そっちだと思うのだ。

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September 20, 2018

67億円の無衝撃

‪ザイフが67億円抜かれたって聞いても大して衝撃がないのだから慣れとは恐ろしい。その昔、ニセ白バイ警官にたった3億円盗まれただけで日本全国がこの世も終わりかのように大騒ぎになった時代があったなんてウソのようだ。‬

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September 19, 2018

「痛い人」への祝福-樹木希林さん逝く

カーテンコールをしたいくらいのカッコいい人生だったように讃えられつつ逝った樹木希林さんだけれど、そう言えば最初は悠木千帆と名乗っていたのだと思い出した。

あの頃の樹木希林さんのイメージはムー一族の林檎殺人事件を踊るおかしなおばさん。フジカラーの「それなりに」のおばさん。そして蹴られても払いのけられても長年夫と頑として別れようとしない、どちらかというと「痛い女」だったと思う。メデイアもそんな風に取り上げていた。「痛い女」は、いつのまにか芸歴を重ね、歳を重ね、凄みさえ感じられる「ありがたい人」に変わっていった。

今でこそ最初からみんな樹木希林はああいう人だったような錯覚を持っているかもしれないが、そんなことはない。結構わけわからん人だったのである。

樹木希林さんを思うと僕は瀬戸内寂聴さんのことを思い出す。あの人も男女の修羅場の只中にある「痛い女」瀬戸内晴美から、仏のような(いやもう生き仏であろう)瀬戸内寂聴さんに変身を遂げた。

こうして考えると思う。「ありがたいと思われる人」になるための条件は、一時期「痛い人」になることなのではないか。ヤンキーの方が人生に成功するというあれだろうか。これは違うか。

人間が人間のことを考えるにあたり、そもそもそんなに大きな差は無いように思うのだが、樹木希林さんの変貌の歴史を思うと、「痛い人」と世間から思われることも、長い生の歴史の中では、マイナスだけどマイナスではないのかもしれない。あ、これはご本人も言っていた。

我々の人生はそもそも、いつもカッコいいものではない。時折痛くなってしまう誰もの人生に祝福を与えていった人でもあったのかもしれない。心から冥福をお祈りします。

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August 09, 2018

みんなアホだ

「詳しく書いてあるいい記事見つけました。うちのサービスも載ってます!」

社内一斉メールで得意げにリンク回してきた奴がいる。どっかで見たタイトルだと思ったら。。。

なんで気がつかないんだよ。書いたの俺だよ。うちのサービス載ってるに決まってるだろ。俺が書いたんだから。画像見てみろよ。いつも使ってる奴だろ。

確かに本名じゃないけど署名もプロフィールもあるだろ。記事最後まで読んでないのか。完全に俺じゃん。文末に顔写真まで出てるじゃん。そっちの名前だって知ってるでしょうが。何でわかんないかね。アホだ。いつも何も見ていないからそういうの気がつかないんだよ。アホだ。

しかしメール回っても誰も何も言ってこない。誰も気がつかないのか。みんなアホか。何も見てないのか。みんなアホだ。どこに目をつけてんだ。

名乗るのが面倒だからもう誰か気がつくまでほっとくことにした。でもずっと誰も気がつかないかも。そんなもんか。そんなもんだよ。

まあ褒めてくれたんだろうからいいことにするか。

でもみんなアホだ。

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「40歳になったら死のうと思っている」

村野ミロ再読シリーズ。ようやく、ようやくDARKに辿り着いた。思えば光州事件の映画「タクシードライバー」を見た時、DARKに光州事件が登場していることを知ったというか知らされて、かつて読んだこの全身が朽ちて滅びていくようなこの小説の内容をほとんど忘れてしまっていたことに驚いて、それがミロシリーズ再読のきっかけになったのだ。だから僕は「タクシードライバー」のおかげで、村野ミロに再会したのだとも言える。

それにしてもクールな書き出しだ。40という年齢が沁みる。これが「60歳になったら死のうと思っている」などと書いても何もクールではない。クールではない時点で長く生きすぎたのかもしれない。必死に生きようとする人たちが数多くいる中で不謹慎だと言わないでほしい。死にたいのは村野ミロであり桐野夏生ではない。村野ミロはそういう女だ。

もちろん、もはや死んだところでクールになれない自分でもない。



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July 08, 2018

死刑囚にバラの花を貼ってはならない

死刑囚写真に次々「執行」シール TV演出に疑問の声も


こういうことをしてはいけないのだという人としての基本の違和感、危機感がない。おそらく選挙の投票結果とか、街角アンケートとかと同じ発想で悪意なくやったのだろう。人の死とか死刑とか、そしてサリン事件の重さ、深刻さに対する厳粛の意識を説く人がメディアにいなくなってきているのではないかと思う。あるいは若いスタッフの浅慮であるなら、こういう時こそリアルを知っている世代が頑張るべきだと思う。きっとさらに前にはあさま山荘とか、戦争体験とか、沖縄戦だとかに繋がるリアリティの劣化なのだろうなと思う。

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