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June 23, 2017

死は圧倒的だ

この世の大抵のことはなんとかなる。何ともならないと思っていても大抵のことは何とかなる。それでも、どうやっても何ともならないこともある。人の死だ。死は圧倒的だ。合掌。

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April 30, 2017

底が知れない

2011年のことをぼんやりと思い出すと日常に降ってきた突然のそれも激烈な災禍であるということがある。それも3月11日の午後の時点では東京にあって、ことの大事には気がついていなかった。テレビの映像は遠い世界のようで、たくさんの人が死ぬとは思ったがその夜のメルトダウンには夜中過ぎまで気がつかなかった。

GWに閣僚がこぞって外遊に行き、平和そのものの渋谷の雑踏にまみれて、通常の連休とただ違うのはミサイル発射の報でメトロが緊急停止になったこと。東京にミサイルの標準を合わせている国が確実に存在し、場合によっては迎撃しなければならないこと。その際には頑丈な建物に避難しろと政府が人ごとのようにどこか遠いところで言っていること。

これは何なのだろう。圧倒的な非日常が圧倒的な日常の隣にある。

あの311を思い出すのは、災禍の凄まじさに反比例した正常化バイアスの凄まじさ。もちろん自分も含めて。

現代の戦争というのは、きっと過去のあらゆる戦争とは異なる。それがどのように始まるのか。開戦後にも109で買い物を続ける若者がいるのかいないのか。メトロが何度もJアラートで停止し、それにも慣れてサラリーマンは会社に急ぐのか。そんなプロセスを飛び越えてある時に閃光が走るのか。。何もわからない。経験したことがない。

1930年代から敗戦まで15年以上にもわたって進行したことが、現代の戦争では一瞬にして、たとえば10日間ほどで進行するのかも知れない。


予測不能(いや予測はしようと思えばできた。しようとしなかった)であった福島の大惨事すら、「あっちでよかった。こっちでなくて」と流そうとする者がいる。あれは皆の本音だとうそぶく者がいる。

自分の頭上の1発の閃光などたぶん、ない。ないはずだ。あるとしても考えてもどうしようもない。ならば今日のこの時を、楽しいことだけ考えて暮らす方がいい。終わるなら終わるでみな一緒だろう。仕方がない。

底の知れない刹那というかデカダンというのだろうか。自分たちがたどり着いたのはこういう世界だ。ここまではそう。これからはわからない。どんな世界になるのか。わかったところで抗しきれるのか。

GWの戯言である。

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April 27, 2017

鳥の逆襲

202x年。ツイッターはもはや完全に失速し、マストドン人口は5億人に達しようとしていた。自由を謳歌したマストドンにも当局の監視が入るようになった。

各インスタンスを巡回して問題トゥートを見張るのがマストドン警察。通称マスポリ。ロゴは制服姿のマストドンのイラストである。

マスポリの勧告を受けた各インスタンス主は問題のトゥートの削除と当該アカウントの締め出しを強いられた。従わない場合には当該インスタンスのドメイン使用停止、強制的なDNSレコードの書き換えなど強硬措置が取られる。

これに反発した自由を求めるマストドン住民は、ツイッター社が国家権力との狭間で機能していた鳥の時代を懐かしみ新たなSNSである「鳥の逆襲」(通称ネオツイッター)に集まるようになった。

#以下続 #かないかも

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April 21, 2017

マストドン-破壊できない世界

いつの頃からか鳥では普段着でジャージとかでごろっとできないようになった。ていうかそのことにすら気がついてなかった。自覚していなかった。マストドンに来てからようやくそれに気がついた。

おまけに鍵を人に預けている部屋に住む居心地悪さがない。確かに今は人のインスタンスに住んでるが、その気があれば家も建てられるし引越しもできる。それでいてご近所とその後もおつきあいできる。

あまり言う人を見ないけど、これで国家が場を破壊できなくなったなてのも感じる。ツイッターは米政府に干渉されて噛みついていたけど、いつまで抗しきれるか不安を感じていた。

マストドンはそう簡単に壊せない。外圧で壊すのは限りなく不可能。インターネットの最もインターネットな世界。分散していて破壊できない世界だ。

それを破壊する者があるとすればそれは俺ら住民だ。内部から瓦解するのはある。過疎るも含めてね。けれど外からは壊せない。

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April 14, 2017

最後には空を仰いで

現実に世界がおかしくなってしまい、真綿で首を絞めるように理由と正義と怒りが手を組んで包囲して戦いを迫ってきた時。

自分は好戦的でもなんでもないのに、どうすることもできないままに必然と必然が手を絡ませて動けなくなり戦いに巻き込まれ、そしてとうとう空から火の玉が降ってきた時。

そうなってしまったら、自分にできることなんてほとんど何もないのだと言うことを思い知らされる。そうした局面の事態になる前に、日常の中で小さなパズルを右から左にせめて動かしたり、無気力というあなたのところにも時々訪れるそいつと戦ったり。

そして結局は最後には空を仰いで祈るしかない。父祖もきっとそうだったのだろうと思う。しかし今ではこの国には祈るべき神すらもほとんど存在しないのだった。

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April 08, 2017

プーちゃん?オレオレ。

「もしもし?プーチン?プーちゃん?オレオレ。トランプ。あのさちょっとさ。ほんのすこーしだけシリアにドカンとトマホーク撃つからさ。危ないから逃げてて。

え?ちょっと話聞けって。オレもさ。いろいろ辛いのよいま。オバマケア潰せないしさ、大統領令通んないしさ。支持者もうるさくてさ。その上プーちゃんとつるんでるって言われてさ。

え?だから話聞けって。

ドカンと撃ってすぐ終わるから。ほとんど砂漠よ砂漠。砂漠に50発くらい撃つからさ。あとちょこちょこっと空港に撃ってすぐ終わるから、あぶねーから逃げてて。いま言うよ?空港の名前。

それとさ、アサドにちょっとガツンと言っといてよ。やりすぎんなって。習近平と違ってさプーちゃん話わかるから好きよ。北朝鮮もこんな感じで行けばいいんだけどな。

じゃあね。これからもまあ大変だけどお互いガンバろうね。じゃあねー。トランプでしたっ」

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April 02, 2017

幼稚化

軟式なんとかとか言っていた人間が言うのもなんなのだけれど、企業の遊びがますます、幼稚化しているような気がする。エイプリルフール遊びへのあなたの苛立ちもその辺りにあるのではないか。

社会と企業、金儲けと理念、利益と最大多数の幸福の狭間。肩肘張って大声で張り上げなくても響くような絶妙なギリギリのところに技とセンスを込めたメッセージの球を投げて欲しいと思う。無い物ねだりか。いや難しいだろ。お前できたかと言われればそれはそうなのだけれど。

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March 22, 2017

寛容



#philippines #mactancebu 海外で宗教を聞かれて、いつからか日本人は「無宗教」と答えることのハードルの高さとリスクを知って「Buddhist」と言って切り抜けるようになったと思う。いや別に違ってはいないですよ。多くの場合ね。でもその何だかな感は日本に住んでいればわかっている。神仏習合だの葬式仏教だのクリスマスだの正月だの「日本人は寛容で何でもアリなんでしょ。いい国」とガイドさんが言う。いやあ。知ってるよ。同胞は心の中で頭を掻いている。臆面もなく寛容に生きてきました。父祖の代から。もっともっとずっと前から。

じっと手を見る。寛容な手を。

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March 21, 2017

フィリピンの地域犬




#mactancebu #philippines ホテル近くのスパニッシュ。美味しかった。フィリピンは色濃く今でもスペインなんだけれど、車に乗せられて路地とか走るとわかってはいても今でも凄い。暗がりにいる犬たちは地域犬みたいな感じで人と共存していて、ああいう犬とのつきあい方を日本人は忘れてしまって久しい。日本にいる犬たちとフィリピンにいる犬たちとの距離は幾光年。でも鶏と犬が幸福そうに見える。人は。。わからない。安易には言わない。

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February 26, 2017

騎士団長殺し




「ジャズ喫茶をやりながらなんか小説書いてる村上なんとかというのが、売れてるらしいよ。風の歌をなんとかってやつ」
「へー面白いの?」
から幾年月。作家はみるみる売れて日本はおろか世界中で有名になった。

なんというのかな。地下アイドルを応援してたらいつの間にかAKBの1000倍くらいになったみたいなそんな感じか。その間ずっと彼の作品を読んできた。ただそれだけのことなのだけれど、最近は買うのも妙に面映ゆい。

時間とか歳月とか。不思議なものだと益々思う。

#なるべくAmazonを使いたくないが本当に近所に本屋がなくなった。

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