やっぱり「キングアーサーは7人の侍」
渋谷で鑑賞。ほとんど人は入っていなかった。
これって絶対そうだよな、と思って
「キングアーサー 黒澤」
で検索してみたら
だとのこと。
神話に近い物語をリアルに表現するときに、やはり黒澤へのオマージュで
表現するしかない、と思えば改めて黒澤の偉大さがわかる。
騎士道を今にリアルに伝えているのは黒澤映画と、日本の武士道か。
円卓の騎士が7人の時点で、あるいは燃える民家、どことなく三船に近い
主演のクライブ・オーウェン。泥まみれの合戦シーン。で気がつく。
あえて黒澤映画になかったものはグウィネヴィアのセクシーな
肢体。でももう少し「伝説の王妃」の魅力を描くことはできなかったかなあ。
アーサー王の物語自体、復習してから見に行ったほうがいいと思う。
物語複雑で、前半乗り切れるまでに時間がかかる。
スプラッターが凄くて、子供にはどうかな。
氷の上の戦いは秀逸か。
ローマの支配形態。もしかしたらこうであったかと
思わせる要素あり。現代の米帝国のあり方に結び付けて
観るのは私だけか。
でも「冬ソナ」を見て感動するくらいなら、むしろこの映画を見て
心奮わせる男の子でありたい。
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トラックバックありがとうございます。
あんな、勢いと酔狂で書いた駄文にw
キングアーサーって諸説ある物語ですから
これも一つの御伽噺なんですよねぇ。
イギリスの桃太郎か。
>ローマの支配形態。もしかしたらこうであったかと
思わせる要素あり。現代の米帝国のあり方に結び付けて
観るのは私だけか。
こう書かれて、あっと思いました。たしかに効率的であると思いますが、最終的に滅びたのですから穴があったのでしょうね。
キリスト教を盾に領土拡大ですから、思惑が一致したってことでしょうね。
>でも「冬ソナ」を見て感動するくらいなら、むしろこの映画を見て心奮わせる男の子でありたい。
激しく同意いたしますw
ではでは。
Posted by: Gacan | August 09, 2004 03:13 AM
おはようございます~、
はじめまして、トラバありがとうございます(^_^)
ふむふむ、キングアーサーは黒澤作品、「七人の侍」を
踏襲していた・・・情報ありがとうございます。
最後にアーサーの父親の墓に行って剣を抜くところで
「あらー、子どもの頃そう言えば読んだことあるわ!!」と
思い出しました。
アーサーの「人は生まれながらにして、自由で平等だ」
との考えから、あの円卓が出来ていた・・・と言うのは感激
でした。そういう考えを持った人もいたのだなあと(^_^)
>でも「冬ソナ」を見て感動するくらいなら、むしろこの映画を見て心奮わせる男の子でありたい。
あは!男の子でも「冬ソナ」に感動する子がいることはいるの
かな?と、今まで考えてもみなかったことを考えました。
Posted by: メイリ | August 09, 2004 09:31 AM
はじめまして、takiです。
トラックバック有難うございます。
アーサー王伝説は日本でもその昔、テレビアニメでになって
いて、『円卓の騎士物語 燃えろアーサー』というタイトル
で放映していました。
私はそのアニメを見てアーサー王伝説を知りました。(^^;
これも原作とは、かけ離れていたのですがファンタジックな
内容には子供心に大変心躍らされました。
この映画でアーサー王伝説が見直されるのなら、いい映画
だったと思います。
でも、やっぱり話をはしょりすぎていると思うのは
僕だけじゃ無かったんですね。
よかった。(^^;
Posted by: taki | August 09, 2004 10:19 AM
はじめまして!トラバありがとうございます!
いまだに使い方がわからにので、コメントにきました(^-^;
大絶賛!とまではいかなかったんですが、なかなか面白いと思いました。
試写会だったので、オマケがついてたからかもしれません(笑)
世界の黒澤に倣う作品が結構ありますけど、やはりソレはソレですよね・・・。
個人的にはイイオトコが出ていたのでヨシとしていまいました(笑)
にしても、中途半端な作品なのかもしれないと、みなさんのコメ読んで思いました。
Posted by: reine | August 09, 2004 10:57 AM
はじめまして。
TBありがとうございます。
アーサー王伝説もゲームや本など色々なものに反映されてると聞きましたが、この映画も『七人の侍』をお手本にしていたとは!何だか・・・面白いです。
記事等読ませて頂いて、お勉強になりました!
あ、私も都内で観たんですが、やっぱりガラガラでした~。
私の方からもTBさせていただきますね。
Posted by: aju | August 09, 2004 08:14 PM
はじめまして、TBありがとうございます。
私は試写会で観たので、知らないのですが
映画館、ガラガラなんですか〜?
ううむ、悪いクチコミって本当に広がりが早いですね。
かくいう私も記事で結構ボロクソですけど。
特にアーサー王伝説にこだわらなければよかったのかなと思います。
Posted by: FLUFFY | August 09, 2004 08:35 PM
こんばんは(^O^)。トラックバックありがとうございます。
キングアーサーは七人の侍だったんですね!
やっぱり黒澤明はすごかったと。
私はアーサー王伝説ほとんど知らないので今度本屋で関連本
を買ってみようかなと思っています。
「冬ソナ」って感動するんでしょうか?見たことないので(笑)。
Posted by: まさみみ | August 09, 2004 11:59 PM
TBありがとうございます。
僕はブログにも書いたように『最強の戦士』ランスロットがあっけなく死んでしまったところが,この作品の評価の分かれ目になっていると思ってます。どう考えても,ランスロット大活躍で生き残った方が感動できたのではないでしょうか。などとグチりながらも,メタルコップとかネックレスとかグッズを買ってしまってます。アーサー王伝説にハマリつつあるのかも…。
Posted by: たつし | August 10, 2004 12:43 AM
はじめまして、だにいと申します。
「七人の侍」何故気付かなかったぁ・・地団駄ふむ思いです(笑)
>これも一つの御伽噺なんですよねぇ
そうですよね。(桃太郎というよりは水戸黄門系?)
こういう御伽噺が現代になっても語り継がれるのは良いこと、
Posted by: だにい | August 10, 2004 09:44 AM
確かに本映画は登場人物の名前だけがアーサー王伝説で筋は7人の侍であるが、従来のキリスト経くさい伝説よりは史実に近いとも言える。 5賢帝の一人マルクスアウレウスの時代ローマーの勢力が今のウクライナからコーカサス近くまでおよびそこの騎馬民族(サルマテイア人)5000人ほどを傭兵として雇い、ブリテンに派遣した。 その傭兵の現地妻との子孫が騎士になったという学説が10年ほど前に現れた。確かに欧州中世の騎士は重武装でローマやゲルマンの軽装騎兵とは異なり、兵士も馬のうろこ状の鎧を纏ったサルマテイア族(塩野七生「ローマ人の物語 12」やペルシャ文化圏の重装騎兵に近い。 映画では傭兵の子孫ではなく傭兵本人になっているがこのくらいは許そう。また古代ブリテン人は全身を青に染めてローマ軍に戦いを挑んだと「シーザーのガリア戦記」にある。シーザーとアーサーでは500年ほど違うがこれも許そう。しかしパクリだ。いくら7人の侍が1954年の公開で著作権の50年は切れているとは言っても一言断るべきだ「許せん!」
しかしこの映画では7人の侍にあった「農民と本来それを保護するべき存在であるはずの武士のコンプレックス」が「傭兵と原住民」に置き換えられて描かれている点は評価できる。 40年ほどまえに英訳された西部劇「荒野の7人」(ちゃんと著作権は払った。)にある「農民とガンマンの関係」ではいくら名優ユル.ブリナーでもそのcomplexを表現するのは無理だ。
Posted by: aトンビ(A.トインビーではない) | November 29, 2004 07:41 PM
こんにちは。love-movieのTOMOです。
この機会に7人の侍をみてみようと思いました。
TBありがとうございました☆
Posted by: TOMO | February 01, 2005 02:01 PM
はじめまして。だいぶ前に書いた記事なので、7人の侍に関する記事へのリンクは生きていませんでしたね。
ぜひご覧ください。見ておいて損のない素晴らしい映画です。
Posted by: BigBan(>TOMOさん) | February 02, 2005 01:14 AM
国家試験が終わり次第みてみます☆
楽しみです。
Posted by: TOMO | February 02, 2005 01:16 AM