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« 夜のピクニック---鮮やかな夜の不思議 | Main | 堀江貴文の病理2----商法上の支配株主 »

February 18, 2005

堀江貴文の病理------カネが全てではない理由の考察

この人物を「ホリエモン」などと「愛らしい」称号で呼ぶのはふさわしくない。
この人物の一挙手一頭足に漂っている病理は、このようなソフトな言葉では形容しがたい。
思えば私たちの社会は、「金で支配して何が悪いんですか?問題あるんですか?」という彼のような「子供たち」の稚拙な問いに何一つ明確に答えられずにここまでやってきた。

有名大学を卒業し、優位企業に就職するのは生涯にわたっての「有利」を確保するためである。最近は「有名企業」が「有名起業」に置き換わりつつあるが、根本の目的は変わらない。
安定した生活をおくるための「金儲け」に長けた子供を育て上げることである。

「世の中は金だけではない」と申す諸氏多くあれど、金以外に何があるのか。金で支配できないとはどういうことなのかを子供たちに身をもって教えられる教師は稀である。
自由と民主主義を掲げて行われたイラク戦争ですら、影にオイルを支配して巨万の利を得ようとする米国の意図が透けて見える中にあって、生命を賭して自衛隊は貧相な装備で砂漠に派遣された。

大きな声で「カネが大事で何が悪い」と叫ぶ者への批判を、私たちの社会は忘れた。

ではカネで支配できないものとは何か。

代表格は「芸術」であろうし「思想」であろう。あるいは「平和」であり「愛」であり、「健康」かもしれない。
だがそれさえもおそらく彼は言うであろう。「カネで支配できる」と。

しかし、逆説的な真実がある。
それは堀江の執着している「マーケット」こそカネでは支配できないということである。

そもそもスケールの並外れた怪物を「金で支配」することなど究極的にはできないのである。
なぜならば、これを金の力のみで支配するのは、それこそ桁外れの「金力」が必要であり、自己資金では到底不可能である。
勢いマーケットは「気配」や「風評」といった、ある種の「価値嗜好性」によって、あるいは時に思惑的に動いている。
金で勝負する以外の何者かを意識しないと、ここでの勝負に勝つことはできない。

一番金がモノをいうはずの世界で、実はカネ以外の「何者か」を甘く見ると手痛い洗礼を受ける。

堀江は、この「何者か」に決定的に欠けている。

ジャーナリスト江川昭子氏の
「江川昭子ジャーナル-「新聞・テレビを殺します」 ~ライブドアのメディア戦略」
では、2005/02/10に堀江貴文に彼の「新聞観」についてインタビューしているが、その一説を引用する。

(ここから)
-----------------------------------------------------------------
ライブドアは、「市民記者」を募集し、自らのサイトのニュースに自前の記事を載せ始めている。
その規模を拡大し、既存メディアの情報も取り込みつつ、ニュースサイトを充実させていくつもりだという。
そして、新聞を発行し、そこでアクセス数が多い記事を紙面に載せていく。
人気のある記事は大きく扱い、そうでないものは載らない。
その扱いは、もっぱらサイトの読者の人気ランキングにより、新聞社の価値判断は一切入れない。

(堀江氏)
「(新聞は)人気がなければ消えていく、人気が上がれば大きく扱われる。完全に市場原理。
我々は、操作をせずに、読み手と書き手をマッチングさせるだけ。」

そうなれば、確かに新聞社の意図的な情報操作はできなくなる。
その一方で、埋もれていた記事の発掘、少数者の声などは表に出てこない。

が、堀江氏は

「いいじゃないですか、それで。そういうもんじゃないですか、情報って」
「読者の関心が低いゴミみたいな記事を無理矢理載せたってしょうがない」と頓着しない。

※また江川氏の質問に対してこのように答えている。

――みんなが注目すると大きく扱われるが、埋もれている話を発掘できないのでは?

 埋もれていることを発掘しようなんて、これっぽっちも思ってないんですってば。
そういうのは情報の受け手、興味を示す人が少ないわけですから。
ニッチな情報なわけですから、いいじゃないですか。
一応ネットには載せておきますから、(興味のある人が)勝手にアクセスして下さい、と。

――例えば、イラクのこととか、新聞ではもうあまり載らない。でも……

 いいんですよ、(そういうことは)みんな興味ないんですから。
興味ないことをわざわざ大きく扱おうとすること自体が思い上がりだと思うんです。

――でも、提供されなければ興味もわかないのでは?

 そうじゃないと思う。興味がないことを無理矢理教えてもらってどうするんですか? 
何の価値があるんですか、そこに。
気づかせたら、何かいいことあるんですか、ユーザーの人たちに。
気づかせることによって、新聞をとっている人に、何かメリットあります?
-----------------------------------------------------------------

(ここまで)

江川氏は、この彼のジャーナリズムの基本的価値(といわれているもの)をすべて市場原理に置き換えて切って捨てる彼に対して、強い警戒感を隠さない。
元来、この種のことには無防備で弱い男である。化け物のように一元的に資本のマキャベリズムで生き抜いてきたという自負は、報道やメディアに対して、貧相な見方しか吐露しないし、また世界情勢におそらく関心もない。

若しくも、彼を支持する多くの若者たちもいるが、彼らは軒並み同じ穴の狢である。算数はできても数学はできない。
揃いもそろって世間知らずであるが故に、えせの改革者の勇姿に拍手を送る。

貧相で表層的な人間像は、同じような人間にはかまわず支持されるが、それらを嫌う人々はこの世界に意外に多いのである。

江川氏のインタビューでは、堀江は情報産業として成功しているロイターをメディアの理想像のひとつであるかのように語っているが、ロイターの蓄積されたジャーナリズムとしてのプライオリティがあればこそ、そのファイナンシャルな情報サービスが信頼され支持され結果的にビジネスとして成功したのだということに、堀江は気づかない。

また彼は「支配」という言葉を頻繁に使う。まるでスターウォーズのように、「帝国を支配する」「メディアを支配する」「フジテレビを支配する」・・・彼の頭脳はそうしたコンテクストで、世界を捉えているようだが、テレビのインタビューでその言葉を突っ込まれると、すぐに「支配とは経済用語ですよ(何が悪いんですか)」などと嘯いている。

ちょっと待ってほしい。商法のどこに「支配」という用語があるのだろうか。経済用語の「支配」とは何か?
「独占」や「寡占」などの用語と勝手に混同したのであろうか?

※加筆修正 この部分ここを参照されたし。

彼の手法は敵対的買収の典型例であるが、敵対的買収をフジテレビに対して仕掛けられる力を持っているのは、当然ライブドアだけではなかった。ソフトバンクであれ、ソニーであれ、トヨタであれ、彼のマイクロソフトであれ然りである。では、これら「金力」に優れた企業群が、なぜそうした挙に出ないか。それは堀江の言うように

「思いつかないからですよ」

でも

「勇気がないからですよ」

でもない。敵対的買収をかけることの困難さを学んでいるからである。敵対的買収の成功例は、かくも少ないのである。
まして、メディア系企業の価値は世論によって決まる。世論を味方につける能力が乏しい堀江は、不用意に「支配」などという馬脚を現す言葉を使った時点ですでに失敗している。六本木ヒルズの奥座敷で部下を相手に、「支配だよ、支配」などと気炎をあげることは結構だが、メディアに登場した自分の姿がどう見えるかを計算できないで、不用意で幼稚な言葉を連発する人物が「メディア支配」をすることはできない。

人や企業を本当に支配したいなら、逆説的だが「支配的」であってはならないのである。

彼に戦略的にふさわしかったのは「支配者」ではなく、プロ野球新規参入の折に際立った評価を受けたように「改革者」として振舞うことである。「改革者」であるかもしれない堀江に一時世間は圧倒的な支持を寄せ、結果としてライブドアの業績も大きく伸びた。しかし、これで脇の甘くなった彼は、リーマンブラザーズの策にまんまと乗り、ノンバンクからの借り入れまで起こして、身の丈何倍もの「暴挙」とも言える買収に打って出た。
境界線ぎりぎりの時間外取引で、自己資産でもない無謀なカネを浴びせて。

むしろ彼はここでも、「メディアの改革者」として、例えばNHKの体制を批判し、記者クラブの閉鎖性を攻撃し、既存メディアの「電波独占」を批判するなどの「基本」からはじめるべきだったのだ。であればここでも彼は「改革者」としてそのポジションを優位に運ぶことができたと思う。

今、メディアに報じられている彼の姿は、もはや「改革者」のそれではない。金の力のみを信じ、乾いた単純な世界観しか持たず人心をつかめないが故に、「なりふりかまわず財布で人を支配しようとする小太りの浅ましい青年」でしかない。

この姿ゆえに、彼は、彼のもっとも愛しているマーケットにすら見放され始めているのである。

金儲け集団の代表格とさえ思われる日枝会長や、金権政治自民党の森元首相ですら、
「金さえあれば良いってもんじゃないでしょう」とコメントしているのは、ある種笑えないアイロニーである。

ライブドアの株価は今日も続落の一途をたどっている。

【2006年強制捜査・堀江氏逮捕関連記事リンク追記 2006/1/23】
ライブドア強制捜査に思う---投資事業組合とか「ごめんね」とか
堀江氏逮捕---今再び「堀江貴文の病理」について

その他のライブドア関連の記事はこちら

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Comments

 「支配」は商法では普通に使われる用語ですよ。簡単に言うと「持株比率」のことです。投下資本額に「支配力」が比例する。商法理論においての常識です。

 にもかかわらず、それを「軍事力による征服」のようなレッテルを貼り付けて批判するのは問題を感じますね。堀江氏が「私がいつ金で全てが買えるなんていいましたか?」と叫ぶ報道を見たことがあります。

 会社というのはその全てをお金に換算する仕組みのことを言います。精神的なものであろうが、芸術であろうが、一度会社とかかわれば、会社に関する法律関係に関しては、あくまで会社法の範囲の中では、それは「お金で買えるもの」となるのですよ。彼が言っているのはその範囲のことでしかありません。


 彼が「それしか言えない人間」であるという批判はおそらく正しいです。僕は彼と友達にはなりたくないし、彼の会社に入りたいとは絶対に思いません。僕のような無能はその前に向こうが断るでしょう。

 「正論」を吐くために無理をしているのも明らかです。資金の面でも、人間関係の面でも。一人の力で集められる金の多さなど高が知れています。いずれ破綻するでしょう。この点は管理人さんをはじめ、皆が言っているとおりだと思います。


 しかし、彼に対して与えられる批判は筋が通っていますか?ヒステリックな暴論が多くありませんか?既得権者たちの「支配」を守るための口実に利用されていませんか?

ブログへのコメントどうも。

ま、色々と評論されていますが、堀江君が幼稚でも失敗でもいいじゃないですか。

時代が大きく変わりつつあるのにその変化に気づかず既存常識にすがって批判的論評する人が多い。堀江君はそれこそが快感なんだとおもう。

身の丈って誰が決めるの?ビジネスに世論は必要?
会社って株主のものだし利益を上げることが会社の責務でしょ。彼は彼なりに当たり前のことをしているだけだと僕は思いますが。

当然若いから不器用だったり攻撃的だったりするけど、若くても今回のようなことが可能になった時代になったことをまづ認識しないといけないのでは?

時代の変化は誰にも止められません。たとえ堀江君の行動が吉であっても凶であっても。

僕は彼のファンでも信者でもないけど、ストレートに自己表現する姿に共感します。彼のような経営者が日本にいることは素晴らしいとおもいますが。

「商法は財産法だ」、当然の「正論」が言えない日本
「人格と財布は別問題」がごっちゃにされる国、日本
人間の好き嫌いを「市場が反発」と表現する国、日本
周囲を傷つけながらしか「正論」が言えない国、日本
単細胞で頭が空っぽでないと「正論」が言えない日本

出る杭は打たれる日本

憲法9条だってそう。在日差別だってそう。

この国の「病理」の方が重たいですよ。

別に僕はホリえもんが好きではありません。
しかし、彼を叩いて、彼の「敵」を喜ばすのも嫌です。

すいません、長くしてしまいました。
もう一度、要旨だけ繰り返させてください。


「支配」は会社法で普通に使われる用語です。


本当にごめんなさい。
もう一つだけ付け加え。

彼は「市場を支配する」とは考えていないはずです。

市場というのは、ボクシングで言えばリングです。
実際に目の前にいる敵は倒せますが、
およそリングに上がる全ボクサーを倒せません。
リング上のパフォーマンスで一応の優劣はつけますが、
別に「リングを支配」しているわけではないです。
ボクサーは「試合を支配」することができるだけ。

今彼は目の前の試合に勝利しようとするだけです。
しかし敵がやっていることは、それに加えて、
ラウンドのインターバルに周囲の観客を煽って、
彼に野次を飛ばさせているのです。
「もしお前が勝ったら次の試合を見に来ない」
そういうプレッシャーを与えているんですね。
「リングを支配」しようとしているのはどっちか?

彼が主張している権利は会社法(商法)上のものです。
商法は、会社の「支配権」と財産の分配を定めます。
いわば試合の勝敗を決めるジャッジの役割です。
彼は基本的には自らの試合の勝利を訴えるだけです。
ジムやファンや仲間ボクサーにいくら横柄であっても、
試合の勝敗には関係がないはずでしょう。

それに対し「市場」に関するルールは証券取引法です。
ここで定めるのは「支配権」ではありません。
「市場の公正さ」です。
「市場」は支配したりするものではないのです。
リングの形状、ロープやコーナー、を利用して、
試合を有利に進めることはできますが、
それはリングの形状を良く理解しているだけです。
リングに命令し攻撃させているわけではありません。
リングの形状を決めるのはルールブックです。
ジャッジはルールブックを前提に行われますが、
ルールブックには「支配者」が誰か載っていません。

周囲の野次でジャッジが決まることを、
「地元判定」といいます。


市場は「支配」するものではありません。

トラックバックありがとうございます。
ほりえほんはやはりちょっと痛いです。
その先どうなるか心配。

トラックバックありがとうございます。

ところで、私の記事に何かお感じになってのTBでしたら、その感想をお聞かせいただけたらありがたいです。

無言のTBは無しですよ(^^)


ボクシングファンさん。
いつもありがとうございます。

※で、できればコメントはなるべくまとめて投稿していただけると
助かります。コメント返すときも大変なので・・


>「支配」は商法では普通に使われる用語ですよ。簡単に言うと「持株比率」のことです。投下資本額に「支配力」が比例する。商法理論においての常識です。

> にもかかわらず、それを「軍事力による征服」のようなレッテルを貼り付けて批判するのは問題を感じますね。堀江氏が「私がいつ金で全てが買えるなんていいましたか?」と叫ぶ報道を見たことがあります。

「支配」に関する商法上の表記につきましては、該当項目を補足して別記事に乗せました。いささか、この部分は不十分でしたので修正しました。
ただし、私も実は小さな会社の経営者ですので、「支配」の商法的な慣用は知っています。ですが、この言葉を不用意にメディアの前で連発する不用意さを批判しているのです。
いくら持株における商法上の概念だなどといっても、堀江氏の使い方は微妙です。
現在の経営陣や、社員を「支配します」というニュアンスで受け取られがちだし、実際そこは突っ込まれています。彼自身にも正直「商法以外の」使い方がイメージとしてあると思いますよ。そこが見えるから、突っ込まれるのです。

>会社というのはその全てをお金に換算する仕組みのことを言います。精神的なものであろうが、芸術であろうが、一度会社とかかわれば、会社に関する法律関係に関しては、あくまで会社法の範囲の中では、それは「お金で買えるもの」となるのですよ。彼が言っているのはその範囲のことでしかありません。

賛同できません。彼が言っている「おカネで買える」世界は、ボクシングファンさんが言うような限定的な意味ではありませんよ。もっと広い世界観だと判断します。そのために一つの例として新聞や報道に対する考え方を引きました。これが「堀江なるものの考え方」に僕が過剰にとも言えるほど反応する事由です。

また「私がいつ金で全てが買えるなんていいましたか?」ということですが、たくさん彼は発言していますよ。そういう趣旨の発言を。馬鹿馬鹿しいのでいちいち引用しませんけれども。そもそも著書のタイトルはなんですか?あれを称して「言っていません」などと主張してもそれは駄目です。
一事が万事。全般的に言えることですが、私は彼のプレゼンテーションの甘さを言っているのです。揚げ足を取られやすい言動が多すぎる。


>彼が「それしか言えない人間」であるという批判はおそらく正しいです。僕は彼と友達にはなりたくないし、彼の会社に入りたいとは絶対に思いません。僕のような無能はその前に向こうが断るでしょう。

ちょっと待ってください。今度は僕が突っ込みますよ。ボクシングファンさんのような優秀な方が、そう思ってしまう。彼の会社に入りたくないと思ってしまう。それはなぜですか?ある種の不快感があるからでしょう?冷静なあなたはそれでも、彼のような「姿勢」をつぶすのは良くないとおっしゃる。でもご自分は不快感を禁じえない。そうではありませんか?では、その不快感はどこからくるのか。それを私はテーマにしているのです。

彼の行為を資本主義世界の原理や商法で裁こうというのではない。彼が多くの才能がありながらあなたに「不快感」をもたらしてしまう。これは彼にとって極めて不利で残念なことです。同時に、ITに携わる(私もそうです)全ての人間にとって残念なことです。
その一例として私は彼のパフォーマンスの悪さを批判しているのです。

>「正論」を吐くために無理をしているのも明らかです。資金の面でも、人間関係の面でも。一人の力で集められる金の多さなど高が知れています。いずれ破綻するでしょう。この点は管理人さんをはじめ、皆が言っているとおりだと思います。

これもまずいでしょう。破綻してしまっては。彼は優秀です。そういう部分も沢山持っていないとあそこあそこまでにはなれません。ところが、やはり限界がある。
いろんなところの綻びが原因で「破綻したね。でも残念なところもあった」では、すまない重責は、資産価値数千億といわれるライブドアには生じていると見ます。
後に続く者のためにも。


> しかし、彼に対して与えられる批判は筋が通っていますか?ヒステリックな暴論が多くありませんか?既得権者たちの「支配」を守るための口実に利用されていませんか?

ヒステリックで的を得ない批判も沢山あります。自民党側から聞こえてくる批判も多くはヒステリックで、かつて久米宏を批判したようなおじさんが、またやっていますね。糸山栄太郎も自分のサイトで、意味不明な(笑)批判をしている。
ですが、だからといって私は堀江氏を批判しないわけにはいかない。それはまた別です。もちろん、こうしたブログ記事一つでも馬鹿にできませんから、ボクシングファンさんのように私の記事を熟読し、批判してくれる方はありがたく思います。私はそれに答える形で、自分の方向を修正、加筆することができる。


>別に僕はホリえもんが好きではありません。
>しかし、彼を叩いて、彼の「敵」を喜ばすのも嫌です。

これも突っ込みます。それであってもあなたは「精緻に」批判したほうがいいと思いますよ。敵を利することを恐れて、かばうわけにも、またいきますまい。あなたの彼への「不快感」がどこからくるのか考えてみてください。


>彼は「市場を支配する」とは考えていないはずです。

私も「彼が市場を支配したいと考えている」とは書いていないと思います。市場を例に挙げたのは、市場は得てして「ムード」で動くことは、ご存知の通り。
情報社会では、パフォーマンスや、コメントの優劣で大きく株価が動くことは、雪印の例でもコクドの例でもご存知の通り。
そうした面で彼は脇が甘い。甘いだけではなく、実際にそうした浅薄な人間ではないかという印象を受ける。著書やメディアのコメント、雑誌の記事。そうした総合的な判断の結果です。いくら現在の経営が順調(これも疑問ですが)だったとしても、人はその会社の将来に疑問符をつけます。それが後付で売り込まれる原因にもなる。
そこを言っているのです。もっと慎重になれと。

応援団の連中は、例え彼がここで負けても「でもホリエモン好きだったなあ・・」ですむかもしれない。でも彼はそうはいかないでしょう?

>彼が主張している権利は会社法(商法)上のものです。
>商法は、会社の「支配権」と財産の分配を定めます。
>いわば試合の勝敗を決めるジャッジの役割です。
>彼は基本的には自らの試合の勝利を訴えるだけです。
>ジムやファンや仲間ボクサーにいくら横柄であっても、
>試合の勝敗には関係がないはずでしょう。


それは違うと思います。まず彼は「支配性向が強い」人間です。人にも会社にも世間にも。それが見えるから、あなたにも不快感を起こしている。この不快感はかならずバッシングとなって襲い掛かる。リングと違うのは、バッシングという形で観客が参戦するところです。いくらバッシングを受けても経営さえ良ければいいという風に私達の社会はなっていますか?そうはなっていないはずです。

FKKさん。はじめまして。
時代が大きく変わろうとしている。それはその通りです。また堀江のような経営者もあっていいと思うとFKKさんはおっしゃる。
たとえ「吉であっても凶であっても。」

FKKさんの表現は、あえて挑戦的に言わせていただければ、「遠景的」だと思います。
時代が変わりつつあるということと、彼の戦略や彼的なものの見方への批判とはわけなければならない。
いろんな人が出てくることはいいことだ。といううのはその時点まではその通りです。
それだけでアレルギーを起こしているのが、老害の政治家達です。それとは一線を引きます。

ですが、それは前提とした上でどんな人が出てきてもいいということではない。新しければ何でもいいわけではないのはご賛同いただけると思います。

はじめまして。
サイトで拝見しましたが

>最近になってようやく日経や週刊誌でライブドアが発行したMSCBの危険性を叫んでいます。

MSCBの危険性というのは、当初私もあまり意識しませんでしたが、あらためて外資系証券の怖さを思い知らされる結果となりました。放送に関する外資の間接的参入障壁の話が急浮上しているのは、堀江氏の「功」かもしれない。逆説的ですが。

報道機関と資本原理がどう馴染むか。
別に論じたい問題ではあります。

はじめまして。

>ところで、私の記事に何かお感じになってのTBでしたら、その感想をお聞かせいただけたらありがたいです。
無言のTBは無しですよ(^^)

ということですが、確かにその通りだと思うのですが、TBは自明にその記事に対する、何がしかの「感想」なり「意見」なりを含んでいると思うのですが。でも、おっしゃることの意味はわかります。無言のTBがお嫌いであれば、ちょっとサイトに書いておいていただけると助かるかな。
全てに対して、コメントを残すというのはなかなかできないというか、私のサイトでは無言TBも歓迎しますが。
(たまーに聞きにいきますけれどね。あまりにも意味不明なものは)

コメントはそちらに残すべきかどうか迷いましたが、とりあえずここで。

で、本題。
kitsさんは(言い換えますが)放送というものの「不可侵神聖性」のようなもの=公共性などが、今後こうしたIT系の躍進によって、脅かされるのは歴史的な必然であるという趣旨をおっしゃられているのだと理解します。

>『”電波”様を懲らしめるヤツぁー許せん!』ってなコメントばっかじゃ、「あーやっぱりね、、”電波”にゃ公共性無いわ…」ってな感想を余計にいだくんだけどな。。。

これはいずれ変わっていくはずですよね。おそらく将来は今の電波系(笑)よりもネット系企業の動向に社会や政治が敏感に反応する時代がくる。認識としてはいまは、IT系「ごときに」、「神聖なる」電波がという受け止められ方ですね。
これは私も、堀江問題とは別にして考えなければいけないとことろだと思う。別に堀江氏を批判したからといって、自民党系政治家の言い分にそのまま乗っているわけではないですからね。

ですが、別のコメントでも書きましたが、外資系の電波支配には、抵抗を感じることも事実。国家安全管理の観点から注意すべきことだとは思います。

最悪の事態まで想像すれば、です。
特定国の名前は書きませんが。


ご指摘ありがとうございました。さっそくブログのタイトル下に『TBの時はコメント願う』旨、追記しました。

さて、私は読解力があまりないのでBigBanさんにTB頂いたときは、BigBanさんの記事と自分の記事がどう関連しているのか、つかみかねてしまったのですが、あらためてコメントいただいて納得しました。

コメントいただいた通り、私は”電波”にだけ特別に「不可侵神聖性」を求めるのには疑問を感じています。

”電波”だろうが”通信”だろうが”紙”だろうが、受け手にとっては同じ”情報源”だと思います。

しかも”通信”はブロードバンドの普及で今やテレビ並みに各家庭に浸透し、利用頻度が”電波”>”通信”だったのが、”電波”=”通信”になりつつあるのではないかと個人的に思っています。

でも”電波”<”通信”にはならない。つまり、ユーザーがそれぞれをツールの一つとして利用するだけであって、どれか一つに偏向することは無いだろうと思います。

昨日のニュースで総務省が放送局の外資規制強化を検討しているというのがありましたが、今現在”電波”の影響力は大きいですから、当然の政策だと思います。

私は”電波”のあり方自体がどんどん変化していく予感を持っています。
たった20年前に”通信”が限定的な使われ方しかされていなかった事を考えれば、同様の大きな変化が”電波”にもあっていいのではないか、もっともっとユーザーにとって便利なツールに変貌する可能性があるのでは無いかと思います。

そういう変化を期待する意見も、もっとあっていいのではないかと、TVのコメントを見ながら歯がゆく思い、自分のブログで記事を書いた次第です。

長々と失礼いたしました。

トラックバックありがとうございます。
多くの情報をココで読ませてもらって、今後のblogが充実させられると思っています。
また、このblogをトラックバックして他の方にも見てもらいたいと思っていますのでよろしく!

TBありがとうございます。

他のみなさんと、貴殿とのやりとりとは別にて。
TBいただいた投稿に対するコメントとさせていただきます。

堀江氏が、江川氏との会談時点の考えを今も保持継続しているなら、マーケティングの何たるかは全般的には堀江氏は理解できていないということ。だから現時点での少数派に将来差し押さえられる危険性はある。少数派である考え方の人物である今現在のうちは、注目をあびている自身が「ニッチ」だと言うことを理解できているかどうかが不明。

堅い長文が嫌いなので、上記くらいにて失礼します。おそらく貴殿と私の観点は近いと思います。お互い今後ともよろしくです。

基本的に、堀江氏の人間的行動は賛成しています。ただし各ターゲット市場の中長期推移の予測力は弱い。事前の分析と下準備、そして開始当初の瞬発力は強い。

えらそうに言っておりますが、人は成長できるものと思っておりますので、堀江氏もさらなる発展を願います。

 一応、僕の基本姿勢としては、彼の言い分は「商法の建前」においてのみ妥当するものであって、それ以上のことを言っているかのように聞こえても、「批判」は必要なく、単に「無視」すればよい、というものでした。口で何を言っても、商法以上の権利は彼には与えられないのですから。にもかかわらず、繰り返される世間の批判に、むしろ別の「病理」を感じたというのが僕の動機だったと思われます。

 僕は、彼は「金が全てだ」と言っているのではなく、「金が全てとなる世界」の価値しか有していない人間であるに「過ぎない」と評価しました。「過ぎないなら放っておけば良い」と。フジテレビだかの経営者が困ろうとも知るか、と。今時地上波テレビ局をそれほど重視するのもピンと来ないというのもあるかもしれません。

 
 ただ、管理人さんの趣旨は、おそらく、彼に対しちゃんとした批判ができない「社会」が、いかに問題を抱えているかという意味での「病理」の指摘なんですね。単に彼が嫌いだとか、彼に損をさせられるから噛み付くわけでない。で、実は、その背景には、彼をして「過ぎない」よりも積極的な評価をしようという気持ちがあると。


 ある意味、「アンチ巨人も巨人ファン」に近い状況なのかなと思いました。そんなたいそうなことなのかと思ってしまうんですね、僕は。あんなの昔からいたんであって、今までと少し違うのは、尊重すべきとも思われないローカルルールを無視することくらい。不公平な既得権を確保するためのローカルルールですね。

 彼と、彼に対立する人間・嫌う人間との間に、本質的な差を感じていないともいえるでしょう。違いがあっても、その違いをちっとも大事だと思えない。例えば、秀和といなげ屋・忠実屋との問題のときに、いなげ屋・忠実屋の方が多く批判されたこととの差もよくわからない。

 僕は世間知らず(という歳でもないので、世間を知りたくない)なだけなのかもしれませんが。

トラックバックはできないようでしたので、固定リンクを張りつけてみましたが、これでいかがでしょうか?
問題がありましたらご返信下さい。

ご指摘どうも、トラックバックの専用BOXに入れて何度も試したのですができないので諦めてリンクにしたのです。

今の所、アメブロ同士のトラックバックができるとしか確認できていません。


ライブドアの堀江氏の見ている方向の一つに、当然放送や新聞が今後大激変するであろうと読みがあると思います。
新聞についての見方は、すでに江川ブログで見たようにお粗末極まりなく、割愛しますが、放送に関して言えば、全ての放送がディスクレコーディングされて、ユーザーの取捨選択の後に提供されるようになるだろうというのは、一般的に一致している未来像です。
そうなると、リアルタイムの視聴とは異なり、CMはどんどんスキップアウトされるようになり、現在の放送事業のありかたは根本から変わるでしょう。
堀江氏は、これについて、ネットコンテンツの提供方法に準じたペイパービューの仕組みが主流になると考え、放送事業とネット事業との融合→フジテレビとの提携と発想しているのがおおまかな道筋でしょう。

しかしながら、これはライブドアにとってはメリットがあっても、既にリッチなコンテンツを保持しているフジサンケイグループにとってはあまりメリットはない。
ライブドア程度のネット配信の仕組みなど、その気になればフジテレビはいくらでも作れると思っているからです。

相手がソニーであったり、せめてソフトバンク規模の企業であれば、ネット参入のスピードアップと対投資効果からまだ検討に値するのだと思いますが、ライブドア程度の企業ではフジにとっては役不足極まりないでしょう。


>私は”電波”のあり方自体がどんどん変化していく予感を持っています。
たった20年前に”通信”が限定的な使われ方しかされていなかった事を考えれば、同様の大きな変化が”電波”にもあっていいのではないか、もっともっとユーザーにとって便利なツールに変貌する可能性があるのでは無いかと思います。

>そういう変化を期待する意見も、もっとあっていいのではないかと、TVのコメントを見ながら歯がゆく思い、自分のブログで記事を書いた次第です。


今晩は。ボクシングファンさん。

>一応、僕の基本姿勢としては、彼の言い分は「商法の建前」においてのみ妥当するものであって、それ以上のことを言っているかのように聞こえても、「批判」は必要なく、単に「無視」すればよい、というものでした。口で何を言っても、商法以上の権利は彼には与えられないのですから。にもかかわらず、繰り返される世間の批判に、むしろ別の「病理」を感じたというのが僕の動機だったと思われます。


なるほど・・


>僕は、彼は「金が全てだ」と言っているのではなく、「金が全てとなる世界」の価値しか有していない人間であるに「過ぎない」と評価しました。「過ぎないなら放っておけば良い」と。フジテレビだかの経営者が困ろうとも知るか、と。今時地上波テレビ局をそれほど重視するのもピンと来ないというのもあるかもしれません。

おっしゃいますが、地上波テレビ局の持つ威力は、決して今でも侮れないと思います。
情報を取捨選択する能力=情報リテラシーを心がけている人(ブログで発信・受信しているような人はこれに含まれましょう)はまだごく一部だと思います。
まして、フジテレビは、フジサンケイグループという日本の大情報発信集団です。自民党の過激とも思える反応もその一つでありましょうし、同じような事態が再びテレビ朝日に起きないとも限りません。

※予断ですがテレビ東京あたりは、「乗っ取り手頃」なサイズだと思いますが持ち株はどうなっているんでしょうね?笑

してみればやはり大きな事態ではあります。

 
>ただ、管理人さんの趣旨は、おそらく、彼に対しちゃんとした批判ができない「社会」が、いかに問題を抱えているかという意味での「病理」の指摘なんですね。単に彼が嫌いだとか、彼に損をさせられるから噛み付くわけでない。で、実は、その背景には、彼をして「過ぎない」よりも積極的な評価をしようという気持ちがあると。

うーん。というよりも、ああいう考えの人間が情報産業に平然と参入してくることへの警戒感のほうが強いですね。その上で、社会に対して、カネ程度の価値観を振りかざすようなことしかできない人間(しかもそれですら緻密ではないのは最近の報道を見るとおり)に易々とつけこまれるなと警鐘を鳴らしたいのだと思います。
もちろん堀江氏の「進化」が今後あるとすれば、それは認めますし何度でもこちらの態度も修正します。


> ある意味、「アンチ巨人も巨人ファン」に近い状況なのかなと思いました。そんなたいそうなことなのかと思ってしまうんですね、僕は。あんなの昔からいたんであって、今までと少し違うのは、尊重すべきとも思われないローカルルールを無視することくらい。不公平な既得権を確保するためのローカルルールですね。

「あんなの昔からいた」とシニカルに一般化していては、危険だと、やはり僕は思ってしまいますね。堀江氏の評価ではなく、IT関連の事業の力は、やはり見くびらないほうがいいと。


>彼と、彼に対立する人間・嫌う人間との間に、本質的な差を感じていないともいえるでしょう。違いがあっても、その違いをちっとも大事だと思えない。例えば、秀和といなげ屋・忠実屋との問題のときに、いなげ屋・忠実屋の方が多く批判されたこととの差もよくわからない。

>僕は世間知らず(という歳でもないので、世間を知りたくない)なだけなのかもしれませんが。

これほど懇切に(笑)反論してくださるボクシングファンさんが、「世間知らず」だとはとても思えません。

こんばんは!TBありがとうございました。
こちらからはTBできないんですね。私もホリエモン関連記事をもう一つ書いたので、できたらTBしたかったんですが…よかったら読みにきてください。(うちはTB受け付けてますし、通常はコメントなしでOKですので☆)

堀江氏の人間的な面の欠陥については、先の記事およびコメント欄で述べました。何らかの劣等感が先んじているんだろうな、というのが正直なところです。憐れみすら感じます。彼にないものを私はたくさん持ってますし、彼の持っているものを私は一つも欲しいと思いませんから。

株取引の面においては「さすが投資家よく研究したなあ抜け道を」というのが正直なところです。ただ、メディアによる叩きには彼をスケープゴートにしたようなところがあり(証券取引の見直し・規制も同様)もともと制度に穴があったのを彼が見逃さなかっただけなのに、あたかも悪いかのように報道するのはいかがかと思います。
ただ、ライブドア自体の株価は下がっており、株主に対してどう責任を取るのかが見ものだと思います。恐らくそんなものは感じてないんじゃないかと思いますが。でなければあんなリスキーな資金調達はしないと思いますし…


そして問題は、BigBanさんとたぶん同意見なのですが、「メディアもってそれでどうするの?」ってところが全然私にはわからないことですね。インタビューを見たり読んだりしましたが、強がってばかりでわからない。結局彼は社会科学的見識が(商法を除いて)ないんじゃないか、と思います。

>ボクシングファンさん
横入り失礼します。堀江氏が言ってた「私がいつ金で全てが買えるなんていいましたか?」は私も報道で読みましたが、私の記事に載せましたが、朝日のインタビューで言ってます。
「世の中、おカネで買えないものはないし」
まあ、朝日が捏造してなければの話ですが(笑)

どうもたびたびお邪魔します。

トラックバックしてみましたが、朝から何度か試してもはじかれてしまいますね。

現状報告まで。

TBちゃんと張られていますよ。こちらのサイトの右下「最近のトラックバック」をご覧ください。


ぶんだばさん。
お誕生日おめでとうございます!(笑)


>こちらからはTBできないんですね。私もホリエモン関連記事をもう一つ書いたので、できたらTBしたかったんですが…よかったら読みにきてください。(うちはTB受け付けてますし、通常はコメントなしでOKですので☆)

その後、できましたよね?どうもこちらの設定も一時おかしくなっていたようですみませんでした。もちろん、TBを避けていたわけではありません。
ぶんだばさんのホリエモン関連記事は、もちろんいつも読ませていただいています。


>堀江氏の人間的な面の欠陥については、先の記事およびコメント欄で述べました。何らかの劣等感が先んじているんだろうな、というのが正直なところです。憐れみすら感じます。彼にないものを私はたくさん持ってますし、彼の持っているものを私は一つも欲しいと思いませんから。

トヨタの奥田さんからは、書いた著書の題名にも文句をつけられてしまったようですね・・どうしてああいう方向にいってしまうかなあ・・おそらくなにがしかの才能はあるのでしょうに。惜しいです。


>株取引の面においては「さすが投資家よく研究したなあ抜け道を」というのが正直なところです。ただ、メディアによる叩きには彼をスケープゴートにしたようなところがあり(証券取引の見直し・規制も同様)もともと制度に穴があったのを彼が見逃さなかっただけなのに、あたかも悪いかのように報道するのはいかがかと思います。

確かに違法性まではいえないのですが、こうしたやりかたは、フジテレビがTOBをかけていた時に、「きたないやりかた」ととられてもしょうがないところはあります。
どなたかが発言されていましたが、違法でなければ何をしてもいいというわけではない。やはり世論の反発を受けるような経営は結局は自分の得にもならないということですね。

「反動勢力」からもつけこまれる余地をつくってしまった。

>「メディアもってそれでどうするの?」ってところが全然私にはわからないことですね。インタビューを見たり読んだりしましたが、強がってばかりでわからない。結局彼は社会科学的見識が(商法を除いて)ないんじゃないか、と思います。

相手方(フジテレビ側)のメリットがないんですよね。ライブドア側のメリットがたくさんあるのはわかります。これも「メリット」ということで、やはり「それでどうするのよ」という部分は残ります。商法に関しても、リーマンの策略に乗って危機的状況に自分の会社を追い込んでしまいましたから、優れているとはいいがたかったですね・・

つまるところ、やはりこういうやり方での「業務提携」はないと思うんですよ。あまり報道されていませんが、イーバンクと盗聴事件で大揉めしたのも最近のことです。やはり、このグループは・・と思ってしまいます。

こんにちは

>地上波テレビ局の持つ威力は、決して今でも侮れない

 いや、それはそうだと思うんですけどね。その侮れない力を今現在持っている人たちが、どれくらい立派なことをしているのかと。取捨選択をしなければいけないことは、株を誰が持っていようと変わらないと思うのですよ。たとえ巨大マスコミであっても取捨選択の対象になるという意味で、やはり「今時」だと思います。そもそも、「重要だ」と言うのと、「既存の権力者を守れ」と言うのは違うと思いますしね。


 ところで、今回の件でとくに最悪だと思うものの一つが、買占めへの対抗策として、フジテレビが株式の相互持合を進めている点です。ニッポン放送株の議決権をなくすためなわけですが、なぜ相互持合株式の議決権が排除されるかといえば、相互持合が会社制度にとって弊害があるからです。そりゃそうですよね。互いに株式を買い合えば、一円も出さずに資本金だけ大きくすることが可能なんですから。ところが、相互持合を抑制するための法律が、相互持合を促進しちゃってるわけです。

 どういうわけか誰も批判しませんけどね。時間外の株式購入を法規制しようとか言う前に、資本主義を破壊するこの方法がまかり通る状態を何とかしたらどうなんだと思いますよ。ライブドアさえ排除できればそれでいいのかと。とりあえず、そんな形で資本主義の大原則を曲げていいほど、地上波テレビ局が大事だとは思えないと。

>ああいう考えの人間が情報産業に平然と参入してくることへの警戒感

 なるほど。

 彼が高々と掲げる「新しいマスコミ」はどのような形になるんでしょうか。それを人々は支持するんでしょうか。「うまくいく」んでしょうか。僕には何とも言えないです。

 とりあえず、僕は、今現在情報産業に参入している人間への警戒感で一杯だったりします。問題意識が別方向ともいえるんですが。

>IT関連の事業の力は、やはり見くびらないほうがいい

 むしろ僕はそちらを中心にしていけばいいと思っていたりします。光ケーブルの電話線で日本全国がほぼ網羅されているこのご時勢で、「地上波」の役目は相対的に低くならざるを得ないと思うんですね。

 「非常時」における対応はまた考えないといけないと思うのですが、そちらはラジオの方が威力を発揮しそうです。電池で長時間動きますし、最近は文字情報も発信できるわけでしょう。

 うちも光ケーブルを引いていますが、これだけの大容量の情報をやり取りできるようになったんだから、テレビプログラムもネットに移行していけばいいんじゃないかと、素人ながら僕は常々思っています。

 今でもケーブルテレビはあるわけですが、それほど中心になりえないのは、「地上波(あと衛星放送)があればいらない」と、わざわざ既存のシステムを変えるだけの意味が乏しいこともあります。しかし、現行の地上波放送に対する既得権保護も大きいのではないかと思っています。だからホリえもんみたいなアレな人が脚光浴びちゃうんじゃないかと。

>ぶんだば さん

 はじめまして(^^)

 なるほど。確かに言っちゃってますね。まあ、マスコミ向けのリップサービスの面も強いんだろうし、「企業がお金を出すんなら」という多少条件のついたものだというのが本当のところだとは思いますが。

 ここに書き込む前は、多少は彼を弁護しようかなという気持ちもありました。あんまり叩かれてるから、なんだかなぁと。でも、彼を弁護すんのはやめときます(笑)

やっと入りましたね、よかった。

それにしても過去のものも入っているようですね。

ちょっと多くなりすぎましたね、失礼しました。

>ああいう考えの人間が情報産業に平然と参入してくることへの警戒感

彼はメディアとしてはむしろ客観的立場を取ると思いますよ・・
恣意的に情報を曲げることはないと思います。
彼なりの情報の取捨選択に対する考えは

どんな記事が大切かを客観的には評価できない
          ↓
それなら最も求められている記事を掲載すべき。
また 小さな記事も一応掲載するので探そうと思えば探せる。よって問題はない。

という 記事選択に書き手の主観を反映させないという、超客観的態度だと思います。

まぁ ある意味では正しいかと思います。
新聞記事のように ~ではないか といった意見の押し付けはありませんから。

今晩は。

>ああいう考えの人間が情報産業に平然と参入してくることへの警戒感


まさに

こういう考え方に、僕は警戒感を感じているわけです。

>彼はメディアとしてはむしろ客観的立場を取ると思いますよ・・
>恣意的に情報を曲げることはないと思います。
>彼なりの情報の取捨選択に対する考えは

>どんな記事が大切かを客観的には評価できない
          ↓
>それなら最も求められている記事を掲載すべき。
>また 小さな記事も一応掲載するので探そうと思えば探せる。>よって問題はない。

どんな情報を取捨選択するかということは、インターネットがある今日、情報に意識的な人間であれば収集できるわけです。それと、情報の提供者(媒介者)が意識的でないということとは、次元が違います。

新聞記事にしても「意見の押し付け」などはしていない。朝日は朝日なりに、産経は産経なりに意見表明しているだけであって、意見表明しないメディアなら、このジャンルには必要ありません。
かれは何か誤解しているようですけれど、情報ポータルをつくり、そこで情報需給のマッチングをやりたいなら、自力で勝手にやればいいことです。実際ライブドアのポータルやヤフーはそうなっている。それはそれでいい。

ですが、そうした情報ポータルとは別に「報道」というジャンルもある。それは配信手段が光であれ、紙であれ結構なんだけれど、人が欲しい情報だけ提供していればいいという姿勢ではフォローできないジャンルは、厳然としてあるわけです。

彼は「そんなものはいらない」という。それはそうだろう。彼はそんなものに興味がないから。自分がいらないと思うことと、世の中にとって必要かどうかは全く別。
だから堀江君は「情報ポータル」で頑張っていればいいのです。「ジャーナリズムなんかいらない」なんて言う大人の世界にまで首を突っ込む必要はさらさらない。

自分が理解していないものについて意見を言う必要はないんです。何か勘違いをしているとしか思えない。
そのあたりは記事からもリンクしている江川ブログを見てもらえればわかると思うのですが。


残念ながら僕はこの点に関しては彼に対して極めて拒絶反応が強いと思います。


僕はフジサンケイグループというのは好きではないけれど、今回産経新聞

>という 記事選択に書き手の主観を反映させないという、超客観的態度だと思います。


それは情報ポータルサイトを作ってマッチングを行いたいと。ビジネスとしては結構な視点でしょうけれど、そういう考えの人はメディアの中心に座るには20年くらい早いと思います。

私がメディアに期待しているのは、十派一からげな雑多な情報を並べてどれでもいいから持っていってくれなどという「無責任」な役割ではありません。それを「超客観的」とも私は呼べません。


ごめんなさい。みなさんの議論が長すぎて斜め読みしかしてません。

彼が意図しているのは、ジャーナリズムという既得権益を持っているひとたちの偏向を正したいだけだと思います。

ホリエモンが人気のある情報しか登場させないと言っていますが、それは思いつきのレベルであって、現実にはそういうことにはならないのではないかと思っています。

たとえば人気のない情報だとしても、江川紹子は今何を考えているかということでは、イラク問題にも興味がいくのだと思います。
人気のないようなことでも、たとえば司馬遼太郎がフォーカスすれば、みんなが関心を持つ。
つまり、そういう個人がエージェントになって、単なる人気取りだけの情報メディアにはけっしてならないのだと思います。

人気のある情報だけ流していたら、POSシステムが流通業界にやらかした失敗→ダイエーの不振と同じことになります。

そんなことは誰でもわかっていることだと思いますが…。

どちらにしても、これだけの議論が沸くということは現状に対して賛否両論ということなんでしょうね。

雑感です。

> ――みんなが注目すると大きく扱われるが、埋もれている話を発掘できないのでは?
> 埋もれていることを発掘しようなんて、これっぽっちも思ってないんですってば。

このやり取りにはとても納得できます。この一連の論争の中にあって「埋もれている話」
を取り上げているメディアやブログは目にしませんよね。

> 人や企業を本当に支配したいなら、逆説的だが「支配的」であってはならないのである。

支配する側の論理ではそういう物言いもあるでしょう。しかし、はたして「支配的であ
る」というのは誰が決めるのでしょう。「支配する側」でしょうか、それとも「支配される側」
でしょうか。たとえ敵対的買収でなかったとしても、そこには必ず買収された側の人々が居る。
その話が発掘される事は極めて少ない。まさに「埋もれている話」ではないでしょうか。
故に、意見が堀江氏に対しての是非にかかわらず、ブログでの論争も「遠景的」に感じてしまいます。
そのうち「ソフトバンクの様に非敵対的買収であれば皆ハッピー」なんて言い出す人が
出てきたら、それはそれで恐ろしい気がしています。

> ――でも、提供されなければ興味もわかないのでは?
> そうじゃないと思う。興味がないことを無理矢理教えてもらってどうするんですか? 
> 何の価値があるんですか、そこに。

TBありがとうございました。
しばらく、ブログをサボっていて前回いただいたTBにコメントも付けず失礼しました。
私には堀江さんと言う人が本当はどんな人なのか良く判りません。
でも確かに我々の社会は彼の行為が許容されるようにいろいろな選択がなされていると思います。
法により何かを定めても人はそれほど単純では無いので隙間は必ずできるし、それがたとい日本が追従するアメリカであっても、その隙間を何らかの宗教や習慣から来る背景で埋めているのであって、(変な話ですが)その喪失が一方でブッシュ大統領を支持する「保守」的な人々の台頭となって現れてくる側面もあると思うんですよね。
ヨーロッパを含め今の世界は「そう」であっても、そこには、もしかすると今の私達の社会がかえる「問題」以上の問題を孕んでいる可能性も少なからず在るわけで、「我々が捨てようとする物」と「我々が取り入れようとするもの」をしっかりと見つめていく必要があるのでしょうね。
起こりやすい方向に行くのは簡単だけど、そうしなかったから人権の恩恵にも預かり、飢餓の危機からも、疫病の恐怖からも少し距離をおくことができるようになったのですから。

サイトでいつもながら力のこもった記事を拝読しました。また示唆のあるコメントありがとうございます。

コメントを返そうと書き始めましたが長くなってしまったので記事にしました。ご容赦を。

まさに病理。(笑)
こう列挙されてみると、まさに一々その通りだと思います。
中でも、既存のマスメディアについての批判が日ごろから特に引っかかるところです。
ネット上で大勢が求めている記事だけを新聞なりニュースなりにすればいい。
という彼独自の考え方。

日本経済が行き詰って、ある種の国民たちがそろって右傾化・過激化していくときに、そんなことをしていたらどうなりますか。
ってことを思う。
「憲法を改正せよ!」という議論は記事になっても、「憲法を守れ!なぜならば・・・」という議論は記事にならない。
なんてことが当然のように起こってくる。
平凡なことをいえば、あのナチスドイツだって、そういう時代の気分の中で生まれてきたわけで。
堀江さんのマスメディア観で仕事をされたら、そういう時代の気分は昂進されていく一方で、まったく抑制される機会を失ってしまう。

堀江さんが今回の件で取るべきだった態度についての考察も、僕にとってはまったく盲点だったので面白かったですね。
彼は、改革者でなくてはならなかった。というくだり。
時流を捉えてNHK批判の尻馬に乗り、NHKとも既存の民放とも違う、理想のメディアを打ち立てるのだ!・・・というジェスチャーを取れば、たしかにすごい説得力だったかも。
もったいないことをしたものです。堀江さん。(笑)


>日本経済が行き詰って、ある種の国民たちがそろって右傾化・過激化していくときに、そんなことをしていたらどうなりますか。

実は私は、これは、右傾化や過激化という言葉にとどまらない危険を感じています。つまり、この言葉の反対の意味として(あるいはちょっと対立する意味として)「平和な無関心主義」に向かうとすれば、自分としてはそれも納得できないわけです。

1国平和主義というやつです。
(これはちょっと人によって思想が分かれるところでしょうが)
あらゆる情報が、フラットに流れていき、他国で流れた血に付いては誰も関心を払わない・・。
そうしたことが起きるとすれば、これもやはり「右傾化」「過激化」に加えて憂慮すべき事態だと考えています。

>彼は、改革者でなくてはならなかった。というくだり。
時流を捉えてNHK批判の尻馬に乗り、NHKとも既存の民放とも違う、理想のメディアを打ち立てるのだ!・・・というジェスチャーを取れば、たしかにすごい説得力だったかも。
もったいないことをしたものです。堀江さん。(笑)


ほんとです。これはシナリオを書いてあげたかったくらいでした。苦笑。

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