SNS

My Photo

My List

BooksBooks

無料ブログはココログ

« 「意志の勝利」が残した記憶----久しぶりにレニ・リーフェンシュタールを思い出した。 | Main | かつて「テロリスト」だった国にあって思う。-----「対テロ戦争」はシャドーボクシング。 »

July 08, 2005

七夕の夜に-------あなたと私のリアル

七夕の夜に怒れる者が人を傷つけたニュースを聴く。

この世界には怒れる者がいる。
私達にその怒りを届ける術は、こうしたことのほかないのか。
それは確かな現実。
思えば現実に一時の中断もない。
それも確かな現実。

リアルであれば目に見えるというものではない。
目に見えないからといってリアルではないわけではない。

だからこうして、
よりによってこういう夜に限って
その血なまぐさい姿を見せ付ける。

ベガとアルタイルの間の距離は15光年。
怒れる者と、傷つけられた者との間の距離は
何光年あるのだろうか

あなたと私は人が人を殺す惑星に住んでいる。
それがあなたと私のリアルだ。

« 「意志の勝利」が残した記憶----久しぶりにレニ・リーフェンシュタールを思い出した。 | Main | かつて「テロリスト」だった国にあって思う。-----「対テロ戦争」はシャドーボクシング。 »

Comments

TBありがとうございます。ある程度、共感できる世界があるのでしょうか(笑い)。たしかにおっしゃるとおり、リアルな世界で血が流れているのですね。そして、イラクで、パレスチナで……。
 その時代、その星に生きる我々は、何をすべきかを、考えてたいと思っています。
 サイパンのエントリーが面白かったです。

この負の連鎖は終わりがないのでしょう。
少なくとも、私たちがこの世に存在するうちは。
憎しみだけで生きていけるのですね、人は。

こんにちは TBさせていただきました。
「怒れる者」の修羅に向かい合わなければ
新しい地点に歩み出ることは難しいと思います。
「自爆」というコトバに慣れてしまった私たちは
まともなんでしょうか。

まとめてのレスで失礼します。

>YOUさん

>>対テロ戦争という過ちをくり返すことは許されません。

対テロ戦争自体の無力さを感じます。仮にこれがアルカイダの所業だとして、これほどの人的資源的犠牲を払ってもまだ止めることができません。
テロを起こしているある一方の勢力があるという、そうした見方自体を相互に乗り越えていかなければならないのだと思います。

>deep breathさん

お久しぶりです。

>>憎しみだけで生きていけるのですね、人は。

確かにそうかもしれません。ですが、また憎しみだけでは生きていけないのもまた人間でしょう。そして憎しみをいかにマネージメントしていくか。その知恵を出していく能力もまだ残っていると思いたいと考えています。


>主義者Yさん

>>「怒れる者」の修羅に向かい合わなければ
新しい地点に歩み出ることは難しいと思います。

共感します。「怒れる者」の修羅がどれほど私達に伝わっているのか。報道ということの使命が今ほど重い時代もまたないのではないかと思います。
少なくとも暴力を使わなくても伝えることはできるし、できたはずです。

The comments to this entry are closed.

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 七夕の夜に-------あなたと私のリアル:

» 一転 [ぽんつく堂]
今朝のニュースで見た満面の笑顔が遠い昔のようだ... もちろん、英国のブレア首相 [Read More]

» ロンドンの同時テロ [++つぶやき手帳++]
今朝テレビをつけて驚いた。 病院の中では、読書かパソコンかテレビを見るくらいしかすることはないのだが、テレビはだいたいが面白くないのでほとんど見ない。きのうの夜はニュースすら見なかった。 アルカイダ系と目されるテロは、信憑性のある組織名を名乗らない。IRAや「バスク祖国と自由」のような継続的な組織による犯行ではない。系統的な主張をする組織名のもとの活動は、それに反発するにせよ支持するにせよ議論の結集点を形成するが、匿名のテロはその場かぎりの主張である。不安を拡散し、敵意を拡大し、建設に向かわない... [Read More]

» もう暴力はいらない [Passing Strangers]
 フランス革命がおこったとき、貴族たちは民衆が、なぜ自分たちに怒っていたのか知っ [Read More]

» ロンドン爆破テロで考えること [旗旗]
ロンドンの同時爆破テロであります。実は今、私の娘がロンドンに長期滞在中であります... [Read More]

» NY、ロンドン、そして東京 [◆木偶の妄言◆]
ロンドンの多発テロは、米国の多発テロより非常にやっかいだ。地下鉄、バスといった公共機関を狙ったテロは、日本でオウム真理教が証明したように、防ぐのが極めて難しい。そして、テロの目的である「心理的恐怖心を引き起こすことにより、政治的な主張や理想を達成」のうち、後者はともかく、心理的恐怖心というのは十分に引き起こすことができるからだ。 特にロンドン市民には冷水を浴びせかける結果となった。G8が開催中。テロの前日には2012年の五輪開催も決まり、祝賀ムードに包まれていた。そのタイミングでのテロ。五輪の... [Read More]

» とはずかたり [Passing Strangers]
愚か者に動かされる不幸な人々 愚か者が人々に動かされる不幸 正義は信じるものにあ [Read More]

« 「意志の勝利」が残した記憶----久しぶりにレニ・リーフェンシュタールを思い出した。 | Main | かつて「テロリスト」だった国にあって思う。-----「対テロ戦争」はシャドーボクシング。 »

-