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May 18, 2006

GripBlog報道メディア設立企画書について思うこと(2)

民主党ブロガー懇談会で、私は初めて泉さんにお会いした。
この前後の経緯はすでに何度か書いたので割愛する。

ここでは、懇談会の終了後、松永さんのカミングアウトまでに起きた事の経緯を、特に報道機関設立企画の進行に関して、私が知るところを書いていくことにする。


●ことの始まり------報道機関設立の宣言と、協力者への呼びかけ。

私が最初に報道企画書のことを泉さんに尋ねようとメールをしたのは、ブロガー懇談会の終了後、昨年の11月16日である。泉さんによれば、この最初のメールが私のほうからであったことから「アプローチしたのはBigBangの方からである」ということらしい。しかし、GripBlogで、この時期の前後、泉さんはこういう記事を上げている。

「Grip Blog」を今年の1月から運営してきましたが、もうお金がありません。
このまま続けていても収入を得られる基盤は何もなく、精神的な不安も蓄積してきました。
実は、活動費を援助してくださっている方がいますが、その方に対しても、このままお金が入ってくる見込みがない状態で、これ以上援助を受けるのが心苦しいのです。
私のように活動費を出してくださる方がいるのは恵まれています。今後、私のようにインターネット上で取材活動をしていく人がいても、お金になる仕組みが社会になければ続けていくことは難しいでしょう。その受け皿はないものだろうか。
この1ヶ月間、私は、インターネット上で収入を得られる仕組みをずっと考えていますが、既存のものではどこにも見当たりません。そして、ひとつの結論に達しました。
ないのなら、自分で作っちゃえばいい♪私のように学歴やスキルがなくても、修行を積んでジャーナリストになれる仕組みを持った報道機関を作るんだ!

私は今日から取材を止めて、新しい報道機関と記者クラブを作るために走ります。とは言うものの、ご存知の通り、私にはお金も人脈もスキルもない。あるのは情熱だけ。
共感してくださる方がいらっしゃりましたら、何でもいいから力をください。
明日から、草案書を抱えて、いろいろな人に会い、協力してもらえるように説得します。
その模様は、日々ここで可能な限り公開して参りますので、どんなちっちゃなことでもご指導ください。
多分、これをご覧になった方は、のけぞったり笑ったりしていることでしょう。でも、私は本気ですから!「あきらめろ」というご意見は、とりあえず聞き流すことだけは、はじめに言っておきますね。
本気で来年の1月には、立ち上げた報道機関から情報をお届けできるように毎日動きます。
先ずは、編集方針や報道体制を一緒に考えてくれるジャーナリストの方や、取材して記事を書いてくださるプロのジャーナリストの方、寄稿してくださる方と、経営してくださる方を捜し求め、お話をしたいと思っています。
その様な有志が集まってくださったら、出資してくださる方を探して土下座してでもお金を集める覚悟でおります。
共感してくださる方、どんなことでもいいので協力してください。取材をお休みします 2005年10月24日 (月)

●懇談会以後、初めて泉さんに連絡をする

これを見て私は、事業計画を詳しく聞かせてもらえないだろうかと、泉さんにメールで連絡をした。民主党のブロガー懇談会で見せた、泉さんの我武者羅に行動する力をこの当時私は評価していたし、エントリーを見る限り、どうも泉さんは、切羽詰った状況のように思われた。
自分の周りのスポンサーに、この計画をプレゼンしてみようと思ったのである。
もちろんこれはビジネスである。ボランティアではない。報道機関がしっかりとした収益モデルの伴ったものであるか、その判断がGripBlogフォーラムにアップされた草案書では判断がつかなかった。
自分もシステム開発関連に携わっていることから、このモデルをどんなシステムで実現するのか、そのあたりにも関心があった。

すでに泉さんは、

「キーマン」に交渉したエントリーをUPしましたが、私が考えているコアになって動いていただいきたい方は、現時点で4人います。ひとりひとりが、それぞれの分野でどうしても必要な人たち。この方たちは、全員どうしても逃したくない人たちで、藁にもすがる気持ちで日々を過ごしています。
キーマン4人を獲得することが、第一歩だと考えているので、先ずは草案書を完成させること。そしてそれを持って何度もお会いすることしかテはないと思っています。頑張ります。
2005年11月 9日 (水) 逃したくない中枢になってくれるメンバー

という記事もあげていたので、この「4人のキーマン」というのが誰なのかも聞いてみようと思った。自分が考えているスポンサーの方向と、この「4人のキーマン」との間に競合関係や齟齬があってはならないと思ったのである。

※後になって考えてみると、この4人のキーマンの中に、ume氏、R30氏と松永氏のいずれかあるいは全員が入っていたのではないかと推測するが、確証はない。私は、懇談会で会ったR30氏と松永氏はともかく、ume氏に関してはこの当時存在も知らなかった。というより、今日に至るまで、泉さんからは私に対して、ume氏は常に「開発者」という表現で語られ、氏名を泉さんが口にすることは最後までなかった。不可解な話だが、協力者の氏名を彼女は1人もこちらに告げることはなかった。だが書面に関しては別である。これは後に触れる。

つまり、この当時私が泉さんに連絡した理由は

○窮状にある泉さんに力を貸したいと思った。

○報道機関のビジネスモデルに関心があった。

の2点である。

私には当然定まった業務や自分の企業の経営があり、当然ながら新たに仕事を探さなければならない事情はない。泉さんの事業に「アプローチ」したところで、大した見返りもメリットも期待する必要もない。この当時の私の気持ちとしては仕事半分、惻隠の情半分というところだろうか。それ以外の理由はない。

それより、何よりもこの当時GripBlogで「悲惨な調子で」協力の呼びかけを行っていたのは、当の泉さんである。それに応じて連絡をとったことを、あたかも「特別な意図でアプローチした」かのような表現で泉さんが語ったことは、きわめて不適切かつ不愉快な表現であると思っている。実際、多くの人があの記事を読んで彼女を気遣い、連絡してきたはずである。彼女はもう忘れているのだろうか。

話を戻す。

私のメールに対する泉さんの返事は、

「今は人集めをしている段階で、事業計画書がまだないので待ってほしい」

というものだった。

私はそれに対して、

「了解しました。もう少したったところでまた。ご健康に留意されてがんばってください。ではまた。」

というメールを送った。

※余談だが、この後12月になってから、あるジャーナリスト関連の団体の事務局に泉さんのことを告げて、連携できないかと話の合間だが相談した。この団体からは前々から業務を手伝ってもらいたいと声をかけられていたので、GripBlogにとってもいい形で提携ができればと思ったのである。この団体からは泉さんに12月3日に挨拶のメールが行っているが、その後の経過は知らない。

この当時の雰囲気とすれば、民主党のブロガー懇談会のメンバーのAaさんや安曇さんと連絡をとるたびに、泉さんの話が出て、皆で彼女の仕事の行く末を気遣っているという状態だった。

「泉さんは大丈夫だろうか」というのが、口癖になっていたのである。皆が報道機関設立を応援している空気があったのである。

次に泉さんと連絡したのは12/7前後である。このあたりのことは次回書く。

(注)この総括では基本的に、泉さんだけでなく、他の人からいただいたメールに関しては許可なしにそのまま掲載はしない。趣旨を書くにとどめる。
しかし、私が書いたメールに関しては、私の意思で公開できるという解釈に基づき、必要があれば公開する方針である。

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Comments

遅きに失したのかもしれませんね。
女性を理想化してはいけませんよ
最後に素顔をさらけ出して、居直る
このパターン何度見た事かw

辛辣な言い方をすれば、BigBangさんの人を見る目が
なぜか甘過ぎ、あまり正確ではない、ということでしょう。

「参加型ジャーナリズム」の周辺には韓流などと同じ
ドブ臭い空気が元から漂っていましたよね?
知ってて協力しようとしたのか、完全な政治音痴だったのか?
馬鹿な連中と一緒に変な夢を見たがる要因でもあったのか?
下半身が足をひっぱったのか?
なんなのか、知りませんが。

懇談会参加者の中で一人だけ筋を通そうと努力なされたことは
立派で、評価に値すると思います。

しかし、いい加減、人種や所属団体などなどに関係なく、
「過剰な期待をする」のは、「見下す」のと同じで、
その人に対して失礼なのだし、
その人の助けにならない場合も多いというのを
学んではいかがかと思いました。
もちろん、民族やその他の所属に関係なく、
「一人の人間」として生きたい場合の話ですが。

つまらん連中の手助けをしても、日本をもっと駄目にして、
周辺諸国にも悪影響を及ぼすことになるのでは?
無責任なアホをのさばらせて、人々が幸せになるのか、
よーく考えてみてはいかがでしょうか?
どの国、どの民族においても。

この状況でBigBangさんにご講釈なさる方がいるのですね。
きっと明敏神のごとき方なのでしょう。恐れ入ります。

わたしは一介の凡夫ですが、BigBangさんがたいへんすり減る状況にあることは想像がつきます。体こわさんでください。あと明敏な方には明敏がゆえ見えないものもあるだろうからお気になさらぬよう。

2chからの情報なのですが、かつて泉が主催していた掲示板があるのですが、そこに松永英明(河上イチロー)のアングラ掲示板「DerAngriff」の常連doumoto(はてなid同じ)が常連だったそうです。
GripBlog初期に、この堂本らしき人物に泉はインタビューしています。その時点で松永と泉は知り合いだったのではないでしょうか?
つまり最初に泉と松永ありきではないか?ということです。
umeと泉はそれ以前のつきあいですから、泉から見た知り合った順番はume→松永→R30ではないかと。

ちなみに堂本は、以前にBigBangさんのコメント欄を荒らしていた人物と思われます。(口調があまりに特徴的なので)
https://ultrabigban.cocolog-nifty.com/ultra/2006/03/post_4720.html#comments
>じゃあ、一生あなたは嘘をつかないで立派に生きていってください。がんばってね。バブバブ。
>恋してる人ほど、自分が恋してるって言われると烈火のごとく怒るんだよね。
>好きなら好きだって言っちゃえよ。うふふ。

以下2chからのコピーです。
----
泉あい主催のSM掲示板 松永英明(河上イチロー)のアングラ掲示板「Der Angriff」の常連、 中年オカマのdoumoto(はてなid同じ)が出てる。
http://web.archive.org/web/20030118225626/www.chu-site.com/phpbb2/viewtopic.php?t=67
今あめぞう・DerAngriffの連中の巣は「はてな」とここ。
http://www.twelve-girls-band.info/bbs/
■あめぞう・Der Angriffの糞ども
http://d.hatena.ne.jp/Fukui_Toshiki/20060329#p15

BigBangさま

私たちは市民参加型ジャーナリズムの失敗例として、ライブドアやJANJAN、GripBlog、ツカサネットなどを経験してきたはずです。
そういう経験を経ても尚、何故、泉氏? というのが、私の感想です。

泉氏はコメント欄でこまめに対話を繰り返しているようですが、私にはそれがゴシップにしか感じられません。

市民参加型ジャーナリズムがもし、日本の社会にとって必要なものだとするならば、それは、健全な民主主義の重要なリファレンス(参考資料)としての世論を形勢するためのものだと確信しています。

いまのままでは、既存マスコミの言論の希釈作用にさらに加担するだけでしょうね。

スポンタさん。

市民参加型ジャーナリズムの問題の類型として、今のGripBlogを捉えること自体が誤りでしょう。もちろん、そこに普遍的な問題がまるでないとまでは言いませんが、今のGripBlogの問題の多くは、泉さんの個人的パーソナリティに負うところが大半だと思います。もちろんうまくいっていたときには、それが非常に魅力になっていたわけですが、今はこの状態です。

元々彼女自身の言論や問題意識、文章表現等に脆弱な体質のあるところに、能力を超えた大きな問題(オウム問題)を背負い込んでしまったところに、不運があると思います。(不運は自らが呼び込むことが大半であるという言い方もありますが)

GripBlogと比較できる適宜な先行事例が、JanJan等数例しかないことも、残念なことです。GripBlogは個人型ジャーナリズムということで、「市民参加」とはまた別のファクターも持っていますしね。

ともあれ、自分自身、GripBlogの姿勢をここまで曖昧に支えてしまった1人であったのは確実だと思っていますので、「加担者の1人」としては反省しています。


ああ、それからこのコメント欄をざっと見たところでの話ですが

女性を理想化する

というのはないですよ。もうこの年で(笑)
若く見ていただけるのはありがたいですが。


女性に甘くないとまでは言いませんが。多くの男性と同じように。

少なくとも黒崎さんよりは甘いでしょうね。

(いや黒崎さんだってハードボイルドしてるけど、実際にはわからんけどさ)

BigBangさま

インターネットの特色はログが残るってこと。それって、ある意味、過去にこだわってもしょうがないってことを教えてくれてもいると感じています。

過去に戻って訂正するのではなく、未来に行動して、真意を明らかにする。それしかないんじゃないかなぁ…。
私を罵倒した小説家のエントリーは残り続ける。罵倒された私も残っていく。それでいいというか。それが現実なんだと思う。未来に収斂しないものなら、私は動かない。そんな気持ち。同様に、湯川氏が廃墟を残しているのも理解できる。

JANJANは市民参加型ジャーナリズムではありません。一定の国語力がなければ発信できない(市民として認めない)システムです。そして、ジャーナリズムという概念(客観中立を求める)が市民(当事者)という概念と矛盾していることを勘案しない多くの議論に浅薄さを私は感じています。

私は、ニュースなどとひとくくりにする泉氏の言説に知性を感じません。

私は、日本の成功した市民参加型ジャーナリズムとして、2ちゃんねると「みんなの就職活動日記」と、価格コムをあげます。すくなくとも、そこでは言論の希釈作用はみられない。

な、感じ。

>スポンタさん

ここは市民ジャーナリズムを語る場ではありませんよ。今問題にしているのはGripBlogと泉あい氏であり、話を一般化させるのは見当違いもいい所です。

>私を罵倒した小説家のエントリーは残り続ける。罵倒された私も残っていく。それでいいというか。それが現実なんだと思う。未来に収斂しないものなら、私は動かない。そんな気持ち。同様に、湯川氏が廃墟を残しているのも理解できる。

様々な方面から釘を刺されても、一向に理解されていないようですが、自分語りはご自分のところでどうぞ。
現在のBigBang氏の状況が、ある種の正念場である事はご理解されていることと思います。あなたの「お考え」に付き合っているような状況では、明らかにないですね。端的に言うと「空気嫁」ということです。

>な、感じ。

こういう表現も、あまり適当でないと思いますよ。

エレニ氏のコメントを読まずに、
掲示板に、スポンタさんはバカだないよ。
って書いてしまった。空気を読まずにすみません。

>スポンタさん
湯川さんの廃墟
(ゴミ箱とも言う)で、
オープンソース・ジャーナリについて、
語りましょうよ。僕は、あそこが好きだなあ。

>けろやんさん

いや、なんかすいません。って、何がすいませんなのかよく分からないですが(笑)

エレニさま BigBangさま

空気が読めてなかったらようで、ごめんなさい。

私は、GripBlogは市民参加型ジャーナリズム(どのようなかたちであれ)をめざしてたと思ってた。
泉氏がやろうとしているのか、KNNカンダさんのような個人ジャーナリズムだったら、趣意書をつくって協賛者を求めるなんてことはしないと思ったんですが…。

私はGripBlogでのコメント欄のやりとりはゴシップだと思っているから参加しないけど、BogBangさんは、泉氏の現状はともかく、市民が参加するジャーナリズムについて希望も期待ももっていると感じたんだけど。

誤読だったようですね。
もうしわけありませんでした。

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