先輩たちは苦難に満ちた道を
今日は子供の高校の卒業式に出てたりしてたわけだけれど、今の高校の卒業式の送辞も来賓の祝辞も相当に暗いのな。もうこの先日本は大変なことになっていくから絶対君たちは大変だ。でも負けるなみたいなことを言われる。
多かれ少なかれ大人が考えの甘い若者を脅かすてのは自分の時からあったわけだけれど、今はそれとはやはりちょっと違う気がする。後輩からも先輩たちは苦難に満ちた道を歩むでしょうけれど、どうか頑張ってくださいとか言われるのよ。どうなの。
言われる方もそれをリアルに織り込みながら殊勝に聞いている。大変な状況に突入しつつあるということ、苦難の時代なのだということが、大袈裟な世迷い言としてクスリとできる余裕がもはやない。なんだか大げさに言うと特攻隊を送る会みたいなね。
そのまま、ある程度はそういうことなのだろうと思う。
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今の若い人はたまったものではありませんね。
正確に贈る言葉を選ぶのなら、「我々の世代が経験してきたことは既にアテにならないから、自分の足と頭を使って経験してください。」しかないんだろうと思います。
教育の現場や来賓に来る様な一応は成功者がそんな事しか言えない今の日本は深刻ですね・・・
Posted by: vuvantom | March 15, 2013 05:53 PM