首相も憲法も変わる国
昨夜BSで自民党石破幹事長の改憲論を視聴。石破さんは嫌いではないし主張も極端ではない。彼が国民を騙して日本を戦争に導こうとか極端な人権弾圧をしようとしているとは思わない。ただ彼が今後全てを統べるわけではない。安倍首相もそう。怖いのは改憲後の文言が一人歩きすることだ。
憲法は重い。
改憲をしようとする政党に求められるのは「我が党を信じてください」ではない。自分の党が野に下って別の政党がこの国の与党になったとしても、十分な抑制力を発揮できる憲法であるかどうかなのだ。小沢氏は96条を緩和すれば政権が変わるごとに憲法が変わるぞと言っているがそれは同意だ。
日本はころころ首相が変わる国だが、憲法は変わらなかった。戦後ずっとだ。そのことの意味については色々思うことがあるし、僕は改憲絶対反対論者ではない。しかし96条を変えてその後も政争が続けば、首相も憲法も頻繁に変わる国になりかねない。それで信頼が得られるか。それを強く危惧する。
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