「本当に悲惨な独り身の最期」を読んだけど
20〜40代の若い人達に言いたい。独身生活、または結婚しても子供を作らない生活は、健康で人生を楽しめるうちは確かに楽で楽しいかもしれない。だが、あなたたちが老人になり、衰えていく時に、世話をしてくれる家族がいないと本当に惨めで不幸な死に方をすることになる。独り身は老衰スピードも速い。80歳まで元気に生きてある日ぽっくり死ねる自信がないなら、悪いことは言わないから、結婚して子供を作った方がいい。それも1人ではなく、2人3人を大切に育てるんだ。3人も子供がいれば、あなたと配偶者が衰え死んでいく時に、それを見守って支えてくれる人は、結局家族しかいない。
だから家族を作れ。結婚しろ。子供をつくれ。怖くないのか。独り身が。と脅し文句でたたみかけるのは、何か違うんだな。
人類の理想は自由に生きていくことだ。その自由に生きていくことの中には、自由に生き、しかし孤独に死んでいく自由も含まれる。そして、最後のセーフティネットが本人である社会は、決して人間にとっての理想点ではない。それは社会や国であるべきなのだ。
もちろんそうした社会や国家に頼らず「のたれ死ぬ」覚悟すら自由の選択肢としては残るが、選ぶのと他に選択肢がないのとは違う。断じて。
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Comments
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遺体の後片付けがどうなるかの違いがあるだけ。あと、現実に独居老人が、すごい数いること。たぶん、独居老人は投票にもいかなくなるはずなので、政治の目からもこぼれてることじゃないかな。
ただ、基本的には、独居老人は不幸じゃなくて、それなりに人生を自分で枯らしているはず。なんか、三世代が住むといいとかやってるけど、これは老人にとっては不幸。というのは、自分のペースに絶対ならないから。明治時代なら、威張ってもいられたろうけど。人間の力関係って、家族も関係ないよね。娘と同居したら、父がボケて死に、残された母をしかりつづけて、耐えられず、老人ホームに入れて、家を売ってしまったというのに接していたから。
あと、老人は、金がなくなったら、自然にも死ぬし、医者からも相手にされないので死ぬ。うまくできている。ただ、遺体の後片付けについて、政治が責任とってないだけだよなぁ。さんざん、税金をむしりとってきて。
Posted by: | October 10, 2015 04:02 PM