地域の邪悪
あまりおおっぴらに発語できないけれど、この国には、いやおそらくどの国にも「地域の邪悪」というのがある。その地域に育っただけで自然と身につける邪悪だ。その地域の人たちが皆、悪人だと言っているわけではない。
しかし、幼い頃から囲まれた周囲の大人たちのせいで、他の地域とはかけ離れた邪悪に包まれている。その邪悪を無視すればみな人のいい日本の田舎の人たちである。
しかし時としてこの邪悪が決定的な意味を持つことがある。原発だとか戦争だとか、国家の行く末を決めるような決断の時こそ、この邪悪は鎌首をもたげ、国を貪り邪悪の方向に引っ張る。
もちろんその邪悪に気がついて、そこから抜け出そうとする人たちもいる。
みな邪悪という言葉で理解していなくても心当たりがあるはずだ。
もちろん東京も例外ではない。
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