皇室への無責任な尊敬
自分は天皇制には反対である。
それは陛下始め皇族の方々への反感があるからではない。むしろ逆で、この仕組みが他ならぬ皇族方に対して、この上なく非人間的で人権を無視した忍耐を強いるからである。この方たちには国民の持つあらゆる権利がことごとく保証されていない。儀式を執り行うことの見返りは、食べて生活することと尊敬という名の国民の至って無責任な感情でしかない。
それでも、天皇制が日本古来の大切な伝統、文化の礎であり、日本という国家にとってなくてはならぬものと思う人も多かろう。それであれば、なおのこと、陛下始め皇族方の、人間として当たり前の権利を行使する自由を保証するべく、現代的な新しい皇室をつくるべく努力すべきだと思う。それもしないで尊敬などとは笑止極まりない無責任ではないのか。
今回のことはそこが問われていると思う。
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