SNS

My Photo

My List

BooksBooks

無料ブログはココログ

« 寛容 | Main | 幼稚化 »

March 25, 2017

「加害」ということ


常磐道を走る

これが1年前。そして人々は帰り始めようとしている。

何を語っても的を射たことが言えるわけもない。ただこの問題について言えば、自分には(当たり前かもしれないが)被害より加害の意識が強いことに今更のように気がつく。

被害とは何か、加害とは何かという狭間に多くの人がいるのだと思う。圧倒的な両極の人たちを除いて。その痛みや迷いを持たずに正義を語って「加害者」をただ糾弾することは自分にはできない。行動原理というか、思考の原理が晒される時間だったと思う。

これも当たり前の話だが、それぞれが自分の内にあるものと向き合うしかなく、向き合うことすら避ける人たちこそが、本当の「加害者」なのではないかと思う。

が、残念なことに圧倒的な多数はそこに位置する。

人はそういうものだと諦念するのではなく、そこから始めるしかない。あなたが幾つになっても。

-

« 寛容 | Main | 幼稚化 »

Comments

The comments to this entry are closed.

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 「加害」ということ:

« 寛容 | Main | 幼稚化 »

-