16年目の911
自分がWTCの跡地を訪ねた時にはまだ小さな記念ミュージアムしかなかった。壁一面に飾られた犠牲者の写真。熱で曲がった鉄骨。日本から送られた折り鶴。そして、うっかり入ってしまったという風の若いカップルが涙を流して立ち尽くしていた。衝撃はこんなに小さな空間に押し込められてもまだ衝撃のまま自分たちを圧倒した。
日本にいても押し寄せたあの夜の恐怖は忘れない。夜中にテレビ番組が終わってしまうと、2ちゃんねるくらいしか情報網がなかった時代だった。
そう言えばあの日に消防署にたまたまドキュメンタリーを撮りに行って、この世のものとは思えない映像を撮ることになった作品があったな。
あの時から遠くに来たのか、一歩も動けないでいるのか。自分にはわからない。軽々しく繰り返さないようになどとも言いたくない。このままわからないままなのかもしれないとも思う。



-
« 戦勝記念日 | Main | アウンサンスーチー氏の荊棘 »
The comments to this entry are closed.


Comments