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April 21, 2018

完全なる性の不完全

「完全な男性性」というものがあるのかどうかは知らないし、「完全なる女性性」についてはもっとわからない。わからない上でいうと、その「完全なる男性性」(を設定すると)は女性のことなどわからない。理解できない。共感もない。その上こうした「完全なる男性性」は現在の日本社会では、批判されるどころか権力機構のなかで守られ正当化され、むしろ崇められている。男は完全なる男になれと言われ、女性も同様。大相撲もセクハラもその発露の一例。

つまり単一の性に極度に依存することは、「国粋的性主義者」のようなものを、(男の側だけではなく)両性に作り上げる危険がある。これがトランスジェンダーの人達がポジションをとらなければ社会が是正されない根拠の一つだと思っているし、知的であるとかないとかの基準の一つはあらゆるものに対してトランス的な立場を取れるかどうかではないかな。性だけではない。国籍も民族も。貧富もだ。

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