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February 11, 2019

「子供は親のそばで育つのが一番」ではない- 最優先されるのは個人の人権か家族の呪縛か


詰まる所「子供は親の元で育つのが一番」「家族が一緒にいることが何より大切」という宗教に近い日本文化の思い込みが社会からも関係者すべてからも消えないのだと思う。旧民法の家族制度の概念が色濃く残っているので、子供を親から家族から引き離すためにはそれを超えるだけの正当事由を積み重ねなければならないため、親権の制限が容易ではない。そのリスクを負うくらいなら不作為が一番となっても無理はない。児相が格闘している相手は、事なかれ主義に加えてこの日本社会の呪縛ではないだろうか。





西欧では「個人の尊厳、人権が何より優先される」という最優先の価値からの距離感で判断するので親からも引き離せるのだと思うし、圧倒的な個人の人権という価値の前には親権の制限が可能なのではないか。





旧民法の家族制度を復活させようとする試み、そうした勢力のために何が崩れるのか、こう考えてくるとよく見えてくる。





※てかそんな復古主義推進政党に何とかして復帰して潜り込もうとしている御仁がこういう記事を書くとは。何とも表現し難い。










「子どもは親の持ち物ではないはずだ。2016年、わが国の親権停止は、わずかに83件に過ぎない。ドイツでは毎年1万以上、英国では毎年5万以上の親の親権が停止され、ほとんどの子どもは、新しい親と共に生活している。




親とは何か。家族とは血のつながりを言うのか。私は違うと思う。育てられない親、育てる資格のない親が現実にいる。そのようなケースでは、乳児を含めて子どもたちに、それ以外の選択肢を示すのが、社会の責任だと私は思う。多様な家族のかたちを積極的に認めるべきだ」

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