蔵書の大整理-脳内のスキャン
何十年ぶりかの引越しを控え、蔵書の大整理をしている。目標は2/3の処分。古書店にまとめて送ってしまい、買い取ってもらうことにする。
滅多にできない断捨離のチャンス。自分の大量の積ん読も、伯母から引き継いだ大量の本も、今後読む可能性がないもの、読み返すこともないもの、資料としての価値もないものなど、このまたとない機会に大整理することにした。
自分が判定していく基準を見ているとなかなか興味深い。作家によっては全滅の作家と(特定するとナニだから名前は書かないが)、作品によって残す作家、全て残す作家、ほぼ全滅の半端に古いIT関連本、資料として残したいのは古いコンピュータ本やサイバーパンク、宗教テロ関連、風俗関連にサブカル系などなど。思い切り古典になってしまうと意外となかなか捨てられない。初読では大して面白くなかったが、読み返しのために置いておきたい本などなど。もちろん東日本大震災や原発関連は全て残す。
自分がいま何にこだわって生きていて、何についてこだわっていないかよくわかる。脳がスキャンされる。
基本的にコレクターではありたくない。今後買う本は出来うる限り電子書籍として、自分がいなくなると同時に消えて構わない。そう思っている自分にとってそれでも今残したい紙の本とは何なのか。諸々思う。考える。
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