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May 23, 2013

出所後の堀江さんのことを自分はこう話したらしい。-あの激しい時代を思い出す。

少し前だが知人の在英ジャーナリスト、小林恭子さんから、出所してきたホリエモンこと堀江貴文氏についての感想を求められた。元々は彼女が、非営利組織「欧州ジャーナリズム・センター」のための英文原稿を書かれるための参考資料だ。それはそれで立派な英文の原稿となってここに載っている。

しかし自分も、ちょっと答えればいいのに、かつての「ライブドア」「堀江貴文」といえばこのブログではどれだけ論じたかわからないということで、つい喋りすぎた。小林さんも困ってしまったのか(苦笑)ありがたいことに、あらためて日本語のブログ記事にもまとめていただいて、Yahooニュースに掲載された。

それが次の2本の記事。私だけではなく何人かのコメンテーターにより、今改めてそれぞれの「堀江観」が表明されていて興味深い。

堀江貴文氏に期待することは?(1)「速報重視の既存メディアに良い刺激になってほしい」(小林恭子)

堀江貴文氏に期待することは?(2)「ネット社会に国境はない」「海外にも積極展開を」(小林恭子)

私の話したことは(2)でかなり長く引用していただいた。小林さんには感謝に堪えない。あの激しい時代。激動の時代を思い出した。(どのブログも熱かったね)詳細は小林さんの記事を読んでいただければいいのだけれど、一つの記録として、このブログでも小林さんの記事から自分の関係した部分を引用しておきます。

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December 04, 2006

堀江貴文の「サンデープロジェクト」出演について

3日・日曜日の朝、テレビをつけたら「サンデープロジェクト」に堀江が映っている。あれ?事件前の録画かなと思ったら、生だった。この時期のテレビ出演はないと思っていたので驚いた。座りなおす。

発言の主要部分と思われる箇所を少し。

堀江:彼(宮内)は早く終わらせたいから。多分、否認できると思うんですよ。僕は強制捜査されたときから何でこんなんでやられてるのか分からなかったから、こんなの認めたらアホでしょみたいな話だったわけですよ。彼なんかはやられちゃったものはもう仕方ないからさっさと認めて早く終わらせて忘れられようと思ってるんだと思いますよ。頑張ろうと思えば頑張れたと思うんすけど、一番最初に落ちちゃったみたいですからね。

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February 01, 2006

ライブドア訴訟が弁護士事務所のマイブームになるのか?

こういう表現で募集をかけられてしまうと、何だかなあという思いが禁じえないのだけれど、ライブドア株主に損害賠償請求を呼びかけている弁護士事務所がある。

ライブドアが有価証券報告書に虚偽したことにより損害を受けた方の相談が急増し、損害賠償請求することになりました。
損害を受けた方、事務所に相談にいらしてください。
相談は無料です。
集団で訴訟提起する予定ですので、一人一人で訴訟するより効率がよいと思います。
第一陣として先着200名様限定とさせていただきます。(弁護士法人ITJ法律事務所 ライブドア株で損をした人、損害賠償請求しましょう

まるで特価キャンペーンのノリであり、弁護士さんも、今回の22万人という桁外れの株主に対して千載一遇のビジネスチャンスなのかと、夜中にお茶を飲みながらしみじみ考えてしまうわけだけれど、この事務所によれば裁判所費用は2万円、着手金5万円、報酬金回収額の15%のAプランと、着手金は無しでその代わり報酬が回収の20%という2つのプランから選択できるのだそうだ。

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January 28, 2006

凡庸なる者たちへ-----ライブドアニュースの報道など

畢竟、堀江に裏切られたと嘆く者は自らの凡庸さに裏切られたのである。

僕を含めて多くの人の人生は、凡庸だ。そうした意味では、僕に感傷があるとすればそれも僕の凡庸さの一形態として見るべきだろう。

あなたの人生にしても、日々は河のようにとうとうと流れていくが、予定調和を大きくはみ出す流れはめったに起こらない。もちろん凡庸の中にも無数の区分があり、互いの人生に見込み違い「のようなもの」やドラマ「のようなもの」が訪れることはある。あるが、それすらも予想された凡庸さの一断面と見るべきだろう。多くの人々は稼ぐことから解放されることもなく、「良い会社」に就職していい給料をもらいたいという卑俗な欲望から解放されることもなく、手がけているささやかな仕事における賞賛の夢から解放されることもなく、可愛く優しい恋人が欲しいという切実な願いから解放されることもなく、生き、眠り、食べ、生殖を行い死んでいく。凡庸さの奥深さとは、夜の帳のように深く、深く、抱かれたその場所から逃れることは容易ではない。

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January 26, 2006

ネットと放送の融合が----想定外のかたちで成立か

得てして世の中こんな風に動いていくのか。

「支援も選択肢のひとつ」 ライブドアでフジ会長 共同通信 - 1月26日)

嗚呼、諸行無常。合掌。

心の中のライブドアショック----私たちは暴力装置の中で生きている

ライブドア事件が発生して以来、何だか仕事が手につかない。ついニュースサイトを追ってしまったり、株など持ってもいないのにライブドアグループの株価をチェックしてしまったりする。「ありし日の」得意のホリエモン(今このサイトでは初めてこう表記する)を思い、今の落日を思い、世界に満ちている彼への悪意を思い、無意味に気持ちが沈む。

一貫して僕は彼を批判してきたが、彼をこの世から抹殺したいとか、引きずり落としてやろうとか思ったことは一度もなかった。どこかでやはりこの稀代の「大風呂敷男」に注目し、どこかは評価してきたのだろう。だからこそしつこく、その危うさにこだわり続けた。

それが、昨日まで彼をもてはやしていた世間が、くるりと手のひらを返す様子を見ると、やはり心が暗くなるし、もしも自分がそういう立場になったら(いやあれほどの大転落はしたくてもできんけどさ)きっとそうした冷たい世間の悪意に晒されるのかと思い、彼の落胆いかばかりかと思い、やはりここは心のOSを根本から組み替えて再起してもらいたいと思う。いつもの悪い癖で彼の何かが自分に憑依してしまっているのかもしれない。僕にはそういうところがあるのだ。

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January 24, 2006

堀江氏逮捕---今再び「堀江貴文の病理」について

既に逮捕は秒読みに入っていたが、それでも早くて今週中かと思っていた。それが今日の午後、事情聴取から逮捕へと一気に進んだ情勢に驚いている。敏速に事件を一定の段階へと収拾することで市場を早く平静な状態に戻そうという思惑が、捜査当局筋にもあるのだろうか。

本人や宮内取締役が今回の事態を予想できていたとは思えないが、ネットではだいぶ前からライブドアに対する立ち入り捜査が始まるのではないかという噂はあった。特に耐震偽装事件の前後からは、不動産関連の関連会社とからめて、古くからある、この企業と暴力団との関係に言及したエントリーが急速に目立つようになっていた。予想できた事態とまでは言う気はないが、「何ともいえないおかしなムード」が感じられていたとは思う。もっともこの結果から逆にそう思えるだけかもしれないが。ライブドア側では何の動きも察知していなかったのであろうか。

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January 19, 2006

死んではいけない

死んではだめだ。
死んではだめだ。

January 18, 2006

ライブドア強制捜査に思う---投資事業組合とか「ごめんね」とか

hills

報道番組はいい加減に、こういうとき、何にも考えてなさそうなディレクターがやっつけに、何にも考えてなさそうな通行人とか、新聞読んでないようなギャルとか、證券会社前で1日掲示板にしがみついている、なぜかハットかぶったじーさん達とか、つかまえて「街の声」とかやるのやめてくれないだろうか。そしてもっとやめて欲しいのは、自分がマネーゲームやってるくせに「マネーゲームが行きすぎだよ」とか「カネカネいい過ぎたんだよ」とか、株価暴落の腹いせに兜町でコメントしている路上のあんた!そこのあんただ!(失礼しました。)

それにしても、東京地検特捜部の向かう先にある六本木ヒルズは、天に高くそびえていてその向こうに青空が広がり・・じゃなかった夕暮の空が広がり、何か夢かドラマか、映画のワンシーンのようだった。貧困から身を起こした主人公がいつかIT企業のトップに座るが、幼い頃の純真さをなくしていつしか冷酷になっていく・・その頂点で東京地検の特捜部が動き、彼の本社が囲まれる・・って、草薙君のドラマか。これは。そういえばあれはフジテレビのドラマで、確かモデルは堀江その人。舞台も確か六本木ヒルズじゃなかったかな。違ったかな。東京地検は出てこなかった?ま、いいや。

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April 20, 2005

ライブドア、フジ傘下へ---カメは遠くなりにけり

という表題は、皮肉に過ぎるだろうか。
でも、1473億円もらって、投資金額に比せば440億円プラス。第三者割当もして、フジは堀江についで第二位のライブドア大株主。事業提携の話はまあ、当たるも八卦、当たらぬも八卦として、この図式では、要はお金をもらってフジサンケイグループの一翼に加えてもらって喜んでいると、そういう風にしか見えない。

普通ならたとえ5%でもいいから、ライブドアにフジの株式を持たせるでしょう。それが対等の企業の資本提携というもの。それが全く持たせてもらえない。
最近は改心したように見せているけど、お前のような奴はとても信用できないから、いかほどの株式も持たせるわけにはいかない、飴をあげるから当分静かにしていなさいと、フジからすればそういうことでしょうか。あるいはライブドア、相当資金的・市場的危機感を強めていたか。

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