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February 11, 2019

Youtubeプレミアム「ORIGIN」が凄い——こんなクリエイターたちの時代に添いたかった。

YoutubeプレミアムのSFホラー「ORIGIN」
最初はエイリアンとブレードランナー足して2で割る的な程度の印象だったのだけれど、ストーリーもしっかりしていて人間描写も丁寧でかなり深い。何より同時代進行ののサイバークリエイターがどんな未来を考えているかがリアルにわかる。VRやAIの絡ませ方も上手いなあ。いいなあと感心。

こんなものが作られる時代のクリエイターにもっと添いたかった。



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August 30, 2017

屍を乗り越える--VALUというモデル

ヒカル問題で埋め尽くされてしまったVALUだが。ビットコインもマウントゴックス事件の時には、日本ではもう終わりだ扱いされたから、これ1つでどうとは言えない。しかしとにかく前例や基準、視座を設けるのが難しいモデルなので、そうだな。古くはリキッドオーディオとかいたかな。あれはいい結末にはならなかったけれど他の音楽配信モデルの参入のきっかけにはなった。ネットは残酷だからあるいは屍を誰かが乗り越えるのかもしれない。

ITpro - 記者の眼 - 「VALU」という問題児は革命児に変貌できるのか?:ITpro

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August 26, 2017

ツイッターとマストドン---有限と終焉と分散

ツイッターが始まった時に描いた衰退と終焉のイメージは地球上の人間の数と個人の時間が無限ではないこと。凄まじい勢いでフォローを重ねるといつかフォローすべき人がいなくなる。また投稿を読む時間もなくなる。誰も互いをフォローをしなくなればそこでツイッターの成長は止まる。そういうものだった。

現実はほぼその通りに動いている。国家の管理も露骨に見えてきて、アドには深くまで踏み込まれている。それでも「成長しない数億のコミュニティ」であっても健在だから、直ちに滅びては行かない。

だが終わったものは終わったものであり、「最近ツイッターがつまらない」という日常感覚はこの背景があると思っている。

本体に比べてまだ芥子粒のような規模だけれど分散SNSであるマストドンが出てきたのはこの流れにも関係している。小さなコミュニティだけれど、どのインスタンスも(品性はともかく)活気に満ちている。数億の管理された成長の止まった大海よりも数百人のアクティブなコミュニティがあれば、実はそれでいいのではないか。そんな試行錯誤の1つの枝だと思う。

これらがさらに分散を重ねるのか、いつかツイッターのように集積されていくのか、単に衰えるのか。まだ全くわからないけれど、自分のインスタンス1つさえあれば制限を受けることなくそこから世界のインスタンスに対して窓を開いておける。

5月のあの日本のマストドンの熱狂の中で衝動的にインスタンスをつくって以来、費用というより自分のメンテ負荷は半端ないが代え難い自由の快感があることだけは確かである。

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May 18, 2017

多元宇宙マストドンにツイッターは飲み込まれる

以前立てたツイッター没落の仮説はやはりフォローの仕組みだったのだよな。皆がすごい勢いで当時はフォロー、フォロワーを競っていた。人間の数は有限であるしこれが続けばいつか読みきれないほどの数をフォローすることになり、それより前にフォローを止めると思った。フォローが止まればそこでツイッターの成長は止まる。言わば1つの宇宙の成熟と老化の歴史だ。管理の強化以前に物理だと思った。


マストドンはこれに多元宇宙の構造を持ち込んだ。それぞれの宇宙内ではツイッターに類似した構造を持つが、他の宇宙にも繋がっているので、それが全体を老化させることはない。

時々は爆発する宇宙も消え失せる宇宙もあるだろうが、世界が全て終わることはない気がする。

ツイッターは巨大だが所詮は1つの宇宙に過ぎないので多元宇宙に飲み込まれていくのではないか。

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April 27, 2017

鳥の逆襲

202x年。ツイッターはもはや完全に失速し、マストドン人口は5億人に達しようとしていた。自由を謳歌したマストドンにも当局の監視が入るようになった。

各インスタンスを巡回して問題トゥートを見張るのがマストドン警察。通称マスポリ。ロゴは制服姿のマストドンのイラストである。

マスポリの勧告を受けた各インスタンス主は問題のトゥートの削除と当該アカウントの締め出しを強いられた。従わない場合には当該インスタンスのドメイン使用停止、強制的なDNSレコードの書き換えなど強硬措置が取られる。

これに反発した自由を求めるマストドン住民は、ツイッター社が国家権力との狭間で機能していた鳥の時代を懐かしみ新たなSNSである「鳥の逆襲」(通称ネオツイッター)に集まるようになった。

#以下続 #かないかも

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October 08, 2016

エンドレスボアリング

久しぶりにノートパソコンを買おうかと思ってあれこれ見てるんだけど、見事なまでに欲しいものがない。

MacであれWindowsであれ、自分の中でのコモディティ化がハンパなく、かつてのワクワク感がこれほどまでに色褪せてしまうとは想像すらしなかった。気のせいかパソコン売場も今では何だか安い既製服の安売り会場みたいだ。参るなと思うのはそれがスマホにも忍び寄っていること。そんなもんさと割り切るには、この世を生きるのに、ときめくことのできるギアが皆無で良いよと言い切れるキャラではない。

いつかあの箱型の機械たちが総退場してロボットがサイボーグがこの空気を変えてくれるだろうか。AIすらコモディティ化されていつか安い既製服売場のような空間がまた生まれるだけなのだろうか。

エンドレスボアリング。

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June 10, 2016

身体なき頭脳-「彼ら」の狙い

アプリジャパンの会場に昨日一日中いたわけだけれど、自分にとってスマホ以後の世界でやはり面白いと思うのはロボットだなあ。ロボットの稼働ハードウェアの進歩は遅い。20年スパンでしか進化しない。ソフトウエアやクラウドのほうはCPU含め途轍もなく早いので、いまはロボットの知能に身体の発達が追いついていない状態。それで「身体なきロボット」であるディープラーニング(人工知能)が先に突っ走っているという話をされた演者があり、久しぶりにガツンときました。身体がないディープラーニングは既存の車などの稼働系に潜り込もうとしている。つまり既に「彼ら」の活動は始まっているわけですね。

技術は原発もそうだったんだけど、困ったことに人を滅ぼしかねないような領域が面白い。困ったことにね。これも「彼ら」の想定の範囲かもしれない。

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October 10, 2015

電子メールは絶滅するのか

娘に聞くと今の大学生の多くは友人のメールアドレスも携帯の電話番号も知らないそうだ。

LINEでらちがあかないと、LINE電話をしてしまう。結果優先順位は、LINE→(LINE)電話→メールなのだそうで、いやはや。事実は予想を凌駕する。友人の電話番号もメールアドレスも知らない世界が来てるわけね。

この世代のプライベート空間での電子メールは通常音声電話と同等に絶滅寸前なのでは。

年寄りが「今の子はなんでも電話じゃなくてメールよねえ」なんて言ってるうちに、もしもし?メールも終わってますけど状態。


電子メールと言う中途半端な?メディアがプライベート空間では意外と早く終焉を迎え、LINE電話とはいえ音声電話は残るのか?

というあたりは興味深いと思って見ている。

伝達手段のアナクロさによっていわゆる旧来の音声電話が消えるにしても、それは声によるコミュニケーションを否定しているわけじゃないんだよね。

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May 07, 2015

女性向け恋愛ゲーム100億円グローバル

まあテレビネタなんだけど、「天下統一恋の乱 Love Ballad」という、いわゆる乙ゲーを出しているVoltageという企業がほとんど女性ばかり600人の陣容で年商100億円。1ゲームあたりのユーザーは3000万人ほどにも達しているという事実を知った。世界22ヶ国だかに配信。

恋愛相手の理想キャラ設定はいまだに日本は俺様男子(けれど裏ではナイーブ)が人気でHシーンはソフトだが必須。アメリカになると当然ながらまったく違う。自己主張の強いヒロインがスパイものなど非日常の激しい(いろんな意味で)設定で活躍する恋愛が受けると。

絵のタッチなどが米ではリアルなもの、胸毛ムキムキのマッチョ男子が受け、日本のようなソフトなイケメンは理解されないというのはまあ、予想の範囲内として注目したのは恋愛の相手。

米国においては乙ゲーの恋愛相手は異性とは限らない。同性との恋愛設定を必ず入れておくのがデフォになりつつあるそうだ。(あくまでもVoltageの言う話)

へーとしか言えないが、女性向け恋愛ゲーム100億円グローバルで決め手は同性との恋愛とか言葉を拾っていくと現代てこれかとか思ってしまうのも確か。


#ステマではない。

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May 04, 2014

gの文字の方向

IEの脆弱性を修正する緊急アップデート公開、XPにも「特例」で提供

今回のIEの騒ぎは一体何だったのか。おそらく裏事情があるだろうしいつか明らかになることがあるのだろう。明確に過去のMSには起こらないことが起きていた。

大規模なセキュリティホールは過去にも何度もあったのに、米日の政府関係筋が使用そのものを禁止するなどといったことは過去になかった。

ではそれほどの危険だったのかというと、どうもそうとは思えない。陰謀論に組みしたくないが水面下で何か攻撃的なことが起きているのだろう。gの文字の方向を横目で睨みながらそう思う。

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